きのう書いた、フルートリサイタル会場でお見かけした女性のこと。
チェンバロの先生とよく似た人が、もし本当に先生だったとして。
すぐそばにいたあたしに気づかないってことは、他人の空似かと思ったんだけどさ。
今ブログを見返して、最後に先生に会ったのは2年近く前のことだとわかった。
それだけ経てば、お互いちょっと変化があるよね。
日曜に出た発表会でもね、久しぶりに会った人がみんなあたしのこと覚えてないみたいだったよ。
日曜室内楽で、とてもすてきなピアノを弾くN川さんて人がいたけど、会の方針が彼女の信条と合わないみたいで来なくなっちゃった。
あたしとも1曲、半年間練習を重ねて、話が弾んだんだよな。
N川さんとと会うのも、3年ぶり。
目が合ったので「あっ」と手を振り「ごぶさたしてます」と挨拶したのに、彼女ほとんど表情も変えず「おはようございます」と頭を下げられただけ。
ま、会を辞めるときちょっとゴタゴタがあったと言えばあった。
いい思い出じゃなかったんだろうな、と少しさみしい気持ち。
4年前に一度だけ、四重奏で遊んだ女性もいた。
ウクライナの作曲家が送ってくれたという特別な曲を、すごく有名な先生がレッスンしてくれるという特別な機会だったのであたしは強い印象がある。
長時間のレッスンだったから、世間話もしたよ。
彼女M岡さんは当時40歳ぐらい。ダンナ様が在宅勤務が多くなったので、料理や食器洗いなどやってくれるようになってとても感謝している、なんて言ってたんだよね。
そこで、あたしったら余計なこと言っちゃった。
家事を家族で分担するのは当たり前で、感謝することではない、みたいなことを何故言っちゃったんだろう。
M岡さんは「それでもウチはそれで円満になった」とか、うまく逃げてくれた。
それ以来、イベントでたまーに顔を合わせることもあるんだけど、なんとなくあたしが気後れしちゃって。
お互い、「あ、こんにちは」ぐらいしか言えない。
日曜に、混雑する女性楽屋で着替えなどしてたら、皆さん久しぶりに会う人同士で挨拶してる。
初対面の人たちも入れて音楽の話をしてて、「M岡さんなら弾けるでしょう」とか話しかけたんだけど、「いえー」ぐらいで反応が薄い。
あたしの目の前で、二人の女性が自己紹介してたんだけどね、「○曜会の××です」て言ってるの。
え!あたしも○曜会のよはねすと申します、このごろご無沙汰しちゃってすみません。
あたしも、彼女も、お互いほとんど面識がないの。
同じ○曜会に属しているのに、一緒に組んだことがたぶん一度もないんだよね。
お互いに「すみません人のお顔と名前がなかなか一致しなくて」って、謝り合った。
そしたらその場にいたM岡さんが急に「またウチの会にもどうぞ遊びに来てください」とニコニコしてくれたの。
あ。あなたも、あたしの顔を忘れて、誰だかわからなかったのね。
ピアニストのN川さんも、楽屋の外で話しかけてきた。
「よはねすさんだったんですね、さっきはよはねすさんと気づかなくてごめんなさい、最近目が悪くて」って。
ああ、そういえば譜めくりを彼女にお願いしたとき、「見えなくて失敗しそうだから」ってかなり困ってらしたなあ。
いえいえ、あたしも最近年齢が顔に出るようになっちゃってー、と両手を頬に当てて。
N川さんも、あたしって気づかなかったのかー。
ここで、ハタと思い当たった。
顔の経年劣化ももちろんあるけど。
三年前は、ちょっと目立つメガネかけてたんだよね。
髪型も常にハーフアップだった。
日曜の発表会では、メガネは目立たないものだし、髪も下ろしてた。
あたしのトレードマークが消えちゃってたんだな。
もしかしたら、あたしが元のメガネと髪型だったら、あれがチェンバロ先生だったとしたら、気づいてくれたかもしれないな。
もともとあたし、顔のつくりが特徴がないみたいなんだ。
父が大昔、あたしと妹の顔のスケッチをしてさ、「よはねすは特徴がないのが特徴だ」と言ったと聞いたことがある。
メガネや髪型を変えたぐらいで誰だかわからなくなるほど個性がないって、ちょっと情けない。
なんにも考えないで63年も生きているから、やってきたことが顔に蓄積されないのかな。
本日のオマケ

トマトパッサータが開封後危なかったので、カマンベールを煮込んでみた。
奥の皿は、チキン南蛮を厚揚げでアレンジ。片栗まぶして溶き卵絡めて、揚げ焼きしたの。一人分だから、卵焼き器使って。同じ卵焼き器で、余った油で玉ねぎ炒めてトマトソースも作ったよ。

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