一人暮らしならではの気まま入浴法

母が一人暮らしをしているとき、浴槽に浸かったまま全身を洗ってしまうと言っていた。
聞いた瞬間は「えー」と抵抗があったけど。

欧米人が、浴槽の中に洗剤を入れて泡だらけにして、スポンジで洗っているという写真など見たことあるよね。
母も、そういうバブルバス用の洗剤を持っていたのを見つけて「なるほど」と納得したんだ。

あたしは、肌を守るため、あらゆる化粧品などの化学物質に触れないよう注意して生活している。
とはいっても、衣服についた香料などの刺激物質を落とすために、洗濯洗剤は使わないといけないんだけどね。

シャンプーもリンスも使わないで髪や地肌の汚れを落とすのは手間がかかる。
最初のうちは、シャワーを5分ぐらい流しっぱなしにしてお湯だけで洗っていたよ。

ケチだから、そのお湯がもったいなくてね。

浴槽に後頭部を浸けて汚れをふやかしたらよく落ちるだろう。
で、そのままシャワーを握って浴槽内でシャワーを頭に浴びせながら手袋をはめた手で洗うようになった。
木綿の手袋を使うと、汚れが落ちやすいので。

浴槽に張るお湯を最初から少なめにすれば、シャワーで使った5分間の湯が有効利用できる。

浴槽内に落ちた髪は1本残らずつまんで出す。
排水口に詰まることがなくなるから排水口の掃除もらくだよ。
湯舟の表面に浮いた汚れも、手で集めて浴槽の外に捨てる。

だから、こんな入浴法は一人暮らしじゃないと難しいね。
でなければ、一人入るたびにお湯を全部交換して沸かし直すことが必要だろう。

体も浴槽内で、手ぬぐいを使って洗っていた。
全身洗い終わったら手ぬぐいをゆすいで絞って、全身をそれで拭く。
それからバスタオルを使えば、バスタオルはほとんど湿らず。
あたしはそれを数回使って、週に一度しか洗濯してない。

浴槽に付いた汚れは、シャワーで流しながら素手でこすり落とす。
これはちょっと時間がかかるし、だんだん汚れが蓄積してくるので、週に一度か二週に一度は風呂用洗剤を使ってしまうよ。

まあ、これを何年も続けてうまく回ってて、自分では気に入ってる作法だった。

しかし最近、あるブログでお勧めされているグッズを見てね。

浴用手袋～♪

介護用らしいんだけどね、そのブロガーさんは自分を洗うのに使ってるそうだ。
その人も手が痛いんだけど、タオルを使うよりずっと洗いやすいんだって。

あたしもね、背中を洗うのは手ぬぐいがいいけど、そのほかの手足や腹を手ぬぐいでこするのはちょっとやりにくい気がしてきた。
何カ月か迷った末、とうとうポチった。

ほんとは水色がよかったんだけど、まちがってピンクを買っちゃった。
それは、ま、諦める。

ちょっと心配だった背中は問題なく洗える。
でも、髪はこれ洗いにくいわ。化学繊維だから髪に絡む。
一番の問題は、風呂上がりに体を拭けない。
あたしの非力な手で握るだけじゃ全く絞れなくて、びちょびちょよ。
そのあとのバスタオルがかなり濡れてしまう。

うぬぬ。この手袋、石けんを使う人にはとてもいいだろうと思う。
泡立てしやすそうだもんね。
しかし、石けんを使わないと、皮膚への摩擦が強すぎる。
それに商品説明では「水分を吸収しないので使用後の乾燥が早く清潔です」とあるけど、水切れ悪いよ。
石けん使わないから、そのうち悪臭がしてきそうだ。

負けだ。失敗を認めよう。あたしには向いてなかった。
これは浴槽の掃除に使うことにするよ。

この奇妙キテレツな湯だけでシャンプーする美容法は、あたしは14年ぐらい続けてる。
詳しく知りたい人は「皮膚臨床技術研究会」をのぞいてみてください。

本日のオマケ

連休最後の夕飯。

リタイア者に連休関係ないだろうって？いやー連休中は外食しづらいのだよ。混んでるから。

昼に外食しないで、ルーチンで食べるべきものを食べられた。

夕飯に食べるべき、めかぶおろしとキムチ納豆と味噌汁セットが入るとホッとする。

長ねぎ2本を焼いて、粒マスタードと塩コショウとオリーブ油でマリネ。というレシピに、レモンをたっぷり搾って加えた。

毎日毎食食べたいぐらい好きなパスタ料理は味噌汁に合わないんだけど。

冷凍の小松菜とかぶの葉に、買ってきたしらすを加えて。

にんにくとオリーブ油を使えば、たいていどんな具材を組み合わせてもあたしにはおいしく感じる。