美容院で音楽鑑賞

美容師さん_カットの女性 美容

白髪が増えて。
誇大広告にダマされてポチった美容液が効果あるはずもなく。
もったいないから朝晩塗りこんでるけどね。

抜け毛は確かに減ったと思う。
もっとも、多毛な方で長年扱いづらかったので、この効果もいらない。

ただ、2年前に突如部分的に薄くなったので、そこだけ効果があってもいいや。

根元だけちょっと伸びて来た白髪は、セルフで軽くカラーリングするけど。
久しぶりに友人に会うとか、演奏会で写真を撮るとかの前だけ美容院でちゃんと染めてもらう。
この薬剤のせいで白髪が増える、ってのが化粧品広告の常套句で、ちょっと信じてみたくなったりもする。

なるべくセルフで我慢できるだけ我慢してるけど、とても面倒だったので何も用事もないのに美容院にきのう行ってきた。

「最近ますます白髪増えちゃってー」と言ったら、美容師さん「こまめに染めないと白髪が増えます」なんて言うんだよ。
「最低月に一度は染めないと、染まりが悪くて色も抜ける」とかなんとか。

今確認したら、偶然だと思うんだけどほぼぴったり2か月に一度お世話になっているようだ。
ここの美容室は、間が空くとお値段も上がる。というか何週間以内ならいくら割引、という制度がある。
わかりにくいから全く覚える気なし。割り増しでも構わないと思ってる。
でも、きっとしょっちゅう来てほしいんだね。

美容師さんは、音楽なんてなーんにもわかんない。って、ご自分でおっしゃる。
あたしが「明日演奏会なのでー」などというから、テレビでみたセイジ・オザワの話などして合わせてくれるけど。

なのにね、いつも有線で掛けてくれてる音楽は完全にクラシックなの。
それがまた、妙にあたしの趣味にぴったりと合う曲ばかり。

クラシックの分野ならみんな同じと思ってる人多いと思うんだけどさ。
電話の保留音に使われるような、誰でも知っているような曲ばかりだとあたしは面白くない。
ひどいときは機嫌が悪くなる。いい加減にしてくれ、と。

ところがこの美容院では室内楽が多いのよ。あたしが知らない曲もたっぷり。
そして、ちょうどいま練習している曲が毎回出てくる。不思議だー。

きのう掛かってたのはハイドンのピアノ三重奏曲で、「ジプシー風」という通称がある。
第三楽章にはハイドン自身がつけた「ハンガリー風ロンド」という題がついている。なのに通称が「ハンガリー風」じゃないのが不思議だよね。

ジプシーってエジプト人が語源なんだよね?そう思ってるけど違ったら誰か教えて。
東ヨーロッパからスペインぐらいまでの区域で定住しない民族で、独特の音楽を持つ。理由は知らないけど今はジプシーじゃなく「ロマ」って呼ぶようになった。
この音楽があたしは大好きで。
ハンガリーなんとか、っていう曲名が付く音楽はすべて好き。

でも、この曲は全く知らなかった。
土曜室内楽でこれをエントリーしてる人がいたので、どんな曲だか知りもしないのに「おもしろそう!」って飛びついて申し込んだんだ。

そしたら、平日室内楽でも全く別の人がこれをエントリーしてて。
こちらは募集・応募制ではなく、個々に幹事さんに希望を出し、幹事さんの采配で合奏する人を当てはめる。
で、偶然にあたしが当てはめられたの。

つまり、室内楽をやる人の中ではきっと有名な曲なんだね。あたしがまだ経験が浅くて知らなかっただけ。

しかし、この曲の聴きどころはその第三楽章なのに。
美容院でかかってたのは第二楽章だけ。渋い!

ほかにも、チェンバロの曲をピアノで演奏してたり、思わず美容師さんにお礼を言ってしまったよ。

んー。美容院に行く回数、増やしてもいいかなー。

昨日のランチ

行きたかった店が休みで、なんとなく入った喫茶店。スパゲッティがあればいいや。

カウンターに腰かけてすぐ、「しまった」と思った。すべての席に灰皿が置いてある。

外のメニュー看板に、よーーーーく見たら小さく「喫煙可能店」て書いてあったわ。

お客すべて、喫煙者のみ。

でも空いてるし、電子タバコが増えてきたせいか臭いも我慢できる程度。

いかにも喫茶店のミートソース。こんなもんでしょ。

それより、さすがは喫茶店、コーヒーはとてもとてもおいしかった。

クリームがポーションじゃなくて、サモワールみたいな形のポットに入ってるのもうれしい。たっぷり入れた。

そしてミニデザートはミルクゼリー、抹茶と三層になってるのもうれしい。

カウンターの内側に見たことない器械があって。

氷を上から入れてハンドルを回すとクラッシャーされて出てくるの。

スパゲティを一生懸命フォークに絡めてたら、マスターが奥様に「あ、スプーン」と言いつけて。

奥様が「お使いになりますか」と、紙ナプキンで包んだスプーンを持って来てくれた。

よほど不器用な使い方をしてたんだろうな。うん、右手のねんざ治ってないから。

でも、いい大人がスパゲティにスプーンも使うのは女がすたる。丁重に「だいじょぶですー」とお断りした。

とても落ち着けるいいお店。喫煙可だから入れないけど気になる店あちこちにあるんだ。それぞれ、試しに1回ぐらい入ってもいいかもね。

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コメント

  1. にゃんた より:

    ハンガリーといえばグーラッシュ。
    なんていうかハヤシライスの上みたいなの。
    具沢山なので、おーまさに具ーラッシュと思ったのはいつだったけか^^;

    いかにも、な感じの喫茶店のスパゲッティ。
    パルメザンちゃんと出してくれるのは最近では良心的といえるのではないかと。

    • よはねす よはねす より:

      はいはい。グーラッシュ好き。冬になったら作ろうと思ってて、冬になったらパプリカが売ってなくて春が来ちゃった。有機にこだわるあたしは通常の調味料は買いたくなくて、毎年同じこと繰り返してます。次の冬までに有機パプリカ見つけたら今度こそ具ー具ーラッシュをば。

      なんですと、最近の喫茶店ではパルメザンが消えたんですか。あれ、たまにひと瓶全部掛けるようなおばかさんいますからねえ。喫茶店かわいそう。

  2. うなゆき より:

    喫茶店のスパゲッティ、麺が太く柔らかいの。
    好きだなぁ。アルデンテとか、ナニソレの世界。
    飾りにグリンピースがあれば完璧です。
    でも、グリンピースは残すけど。
    ジプシーの起源は北インドやで。
    って、今Google先生に教えて貰ったけどネ。

    • よはねす よはねす より:

      あっ。そういえばそうですね、喫茶店のスパゲティといえばあの太くてやわらかいの。この店のはそこんところ伝統とは違ってました(ホメてます(;’∀’)

      わージプシー起源が北インドって、聞いたことある気がするー。意外すぎて信じたくないのかなあたし。でも、音楽はインドっぽくないけど顔立ちはインドかも!