iPad楽譜利用実践してみた

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iPadを買って以降、やることが決まった曲は、原則としてプリントしないでiPadに保存するようにしてる。

きのう、そのうちの1曲をやってきたよ。
メイがエントリーした、ヴィヴァルディ編曲の「ラ・フォリア」。

その昔大流行したメロディで、たくさんの人がいろいろこのメロディを使っていろんな編成で編曲してる。

あたしがたまに楽譜を持って行くのを忘れたのが2回ほどメイにバレたので、彼女から「iPadにすれば」と言われたの。
それまでも「使ったほうがいいんだろうな」とは思っていたので、しぶしぶというか背中を押された恰好で。
買ったことを言ったら、自慢と思われたみたい。
メイなんて、ずいぶん前からiPadは使ってるんだよ。ただし小さくて、楽譜利用はしたことないんだって。

きのうは、自慢げと思われたらいやだから、一言もそれには触れずにバッグから取り出した。
まずバッグから出てきたのは頁めくりペダル。
取り出したらもう電源スイッチが入っちゃってて、ランプがぴかぴかしてるからビビったわ。
バッグの中で何かと触れちゃったんだな。

今度から、実践で使うときにはこっちも充電を確認しとかなきゃ。

iPad本体を譜面台に乗せたけど、ここの備え付けの譜面台は折りたたみではなく。
裏側からは、なにを乗せてるかほとんど見えない。

で、iPadの話は最後まで一言も、誰ともしなかったよ。

それはいいけど、ペダルに慣れてなくてね。
楽譜が簡単なところなら、おおげさに「ヨイショ」と踏めばうまくいく。
でも、難しいところではしっかり踏めなくて、めくれなかったり、もう一度踏んだら2頁進んじゃったり。

チェロさんからも、iPadやペダルを使ってることは気づかれなかったみたい。
「弾けてるんだから、慌てないで」なんて言われちゃった。

すいませーん、2頁めくっちゃったんですー。

1回めは三人ともボロが出たけど、2回めはほぼうまく行った。
たった1回練習しただけで、こんなに上達するなんて。
3回やったらもうプロ並みじゃない!?なんて冗談を言って、3回めはペダルにも慣れてきて、とてもうまく行ったよ。
楽しかった。

やっぱり、バロックはいいわあ。さらっと弾くだけで、雰囲気が出せるもの。えっと、出せたような気になれるもの。

そうそう、あたしのパートの楽譜が1カ所、間違いとしか思えない音符があってね。
パート譜でも総譜でも同じ音で書いてあるの。
和音として成立しない、って言ったらチェロさんが
「総譜のチェロパートを見たら数字が書いてあるから、それ見たら何の和音かわかりますよ」だって。
この方もバロックが好きなんだって。きっと、通奏低音のことよくわかってらっしゃるんだろうな。

メイがさっそくあたしをイジる。
「よはねすさんチェンバロ習ってるんだから、わかるはず~」と口にする。

いや、あたしもね、この楽譜に数字譜が付いてるの見てうれしかったよ。
でも、今回チェンバロ担当じゃないから。弦の練習だけで手一杯だった。

せっかく数字が付いてるんだから、勉強に生かさなきゃ勿体なかったね。

この、付点のリズムが。どのYouTubeを聞いても、この楽譜の通りじゃないんだ。付点四分音符のところは、複付点でみなさん弾いてる。わからない人もいるかもね。

楽譜どおり弾くか迷ったけど、YouTubeに従ってみた。メイも、YouTube式で弾いていたのでバッチリ合って、これまたうれしかった。

iPadを使ってみての感想は、一言。「重い」に尽きる。

ピアニストの楽譜はとても重いから、何曲もやるピアニストはキャリーカートで運ぶ人もいるぐらい。
そんな人はiPadがいいだろうねえ。

あたしはiPadだけじゃ不安で、紙の楽譜も同時に持って行きたくなる。
どこか間抜けなあたしは、何をやっても失敗がつきものだからね。

でも、それじゃ本末転倒というか。
電子楽譜の利点は他にもあって、紙の楽譜をプリントやコピーしたり、製本したりの手間も省ける。
これは、プリンターを持ってないあたしには大いに助かることなんだ。
リタイアして室内楽を幅を広げてから、いつも楽譜を作ることで頭がいっぱいになってた。
これがなくなると、こんなに快適なこととは思わなかったな。

あ、あんなにマスキングテープ買いだめしなくてもよかったかな。
これからは、ほぼオケ用楽譜ぐらいしか製本しないだろうな。
たまに、ダウンロードできない楽譜を貸してもらってコピーすることはあるけど。

いや、「スキャナブル」のアプリが使えるなら、それも必要なくなるはずなんだ。
最初の1回はスキャンして、楽譜アプリ「ピアスコア」に保存できたのに、2回めからどうしてもできない。
アップロードとか送信の機能が出てこないんだ。
最初の1回はお試し無料だっただけなのかなあ。
ムーミン君はiPadは持ってるけど、楽譜は電子ペーパーを使ってるからなあ。
スキャナブルも使っているか、今度聞いてみなきゃ。

今回、室内楽を2曲やったあと、夕方からオケ練だったの。
オケは備え付けの譜面台が無くて、毎回持参が必要。
バッグに、オケ用大判楽譜と譜面台と、iPadとページターナーを入れたら肩にずっしりよ。
長時間外出だから、本も2冊。ほんとうは水筒も欲しいけど、もう限界。
その上、折りたたみ傘も必須だったし。

本はスマホで読めば、っていう人いそうだなあ。スマホで本読むのは、嫌いだよ。紙の本でしおりや付箋を使って、あとで本のレビューを書きたいんだもの。スマホで読むのは、紙本を読み終わっちゃって、仕方ない時だけ。


もう、ほんと、「重い」しか感想が残ってないわあ。

本日のオマケ

オケ練前の、おやつ兼夕飯。フードショーケースの中から選んだのは「ボロネーゼ・ホットトルティーヤ」491円。温めて出してもらったら、7割ぐらいに縮んだ気がする。

スコーンサンド319円は、アールグレイ&オレンジ。挟んでというか塗ってあるのはクリームだけど、オレンジピールの歯触りを感じたのはスコーンに混じってるのかな。

アイスコーヒーグランデ423円はディカフェに変更でプラス50円。

目の前の、たぶん高校生女子は仲良くお勉強。二人ともすごく美人でおしゃれなの。一人があたし足元近くを指さしたので、なんだろう!と見てみたら、大きなアリンコがあたしの方に向かって歩いて来てる。ぎょっ!可愛い高校生がこっちに笑顔を向けたので、思わずあたしも苦笑い。

床に置いた楽器をずらして、アリンコ様のお通りを見守ったよ。

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コメント

  1. うなゆき より:

    ホットトルティーヤがお値打ちです
    この手の、今は500円越えが普通なのに…

    そっか、今までは必要な楽譜だけを持っていけば良かったんだものネ
    もう、最終兵器出しちゃう?
    あの、押しぐるまで椅子にもなるヤツ
    でも、楽器背負って
    座ったら、ひっくり返りそう
    仕方ありません、ここは、重いリュックで頑張って下され〜

    • よはねす よはねす より:

      そーですよね、このお値段なら手が出るわ、と思ったんですが。
      いざお皿に載せられて出てきたらあまりの小ささに「こんなはずでは」との思いがまさってしまいました。
      でも、これで夜10時過ぎて帰ってくるまでお腹が持ったんですから、ちょうどよかったと思いませんとね。

      はあはあ、あの押し車付き椅子ね。最近あれが魅力的に見えてきちゃいましたよ。せめてね、リュックと楽器と両方背負えたら助かるんで、背中が2枚欲しいでござりますよ。