コワめのオジサンを懐柔する

交流、交際

神奈川室内楽の2曲めも、ハイドン。

これは2か月後に発表会に出すことが決まっていて、作品番号76-2で「五度」というタイトルがある。
冒頭の音程が五度ずつ連続で動くのが印象的だから、あたしでも知っている曲で少し安心していたが。

自宅で4回、練習したはずなのに。
第二楽章以降を弾きながら、なんだか覚えがない。こんな曲だったっけ。
76-1ばかりに気を取られて、いい加減にしか練習してなかったな。

部屋に入ったら、チェロのTさんが一人で練習していたよ。
あれ。「五度」じゃない。全然違う楽譜を置いて、真剣に弾いてる。

Tさん、ちょっとコワモテなんだ。
4月に初めて会ったとき、ピアニストさんに「音が多すぎる」とか口走ってお怒りモードだったしな。
初参加のピアニストさん可哀想に、おびえてたよ。

これは、練習のジャマをしていいものか?
いや、ひょっとしたら見せびらかしているのかも。
後の方に賭けた。

うっわ、難しそう~。何の曲ですか。
「ハイドン。コンチェルト」
お世辞のつもりで、少々おおげさに「ひえ~スゴイ」と持ち上げてみた。
ハイドンのチェロ協奏曲は、ふたつあるんだよ。
楽譜をのぞき込んだら、♯がふたつ。「あ、ニ長調の方ですね」って。

「そうそう」と上機嫌で答えてくれて、「もしかして本番でコレ弾いちゃうんですかっ!?」と追い打ちをかけたら
「いえ、本番はドボルザーク」と澄ましてる。
えっ、ドボコン!マジぃ?

チェロ奏者にとって最高峰の曲がドボルザークのコンチェルト、略してドボコン。
こりゃ、お世辞いらないや。そんな曲が弾けるなんて。

「五度」の練習が始まって、いったん全部通すわね。
第1楽章で、どうもうまく行かない難しいところがある。
あたしがいけない。バイオリンにどう絡んだらいいんだこのリズム。

バイオリンAさんに「スミマセン、わかってない」と謝ったら彼も「うん、わかってない」とニッコリしてくださる。
上手い人って、ヘタな人に絶対怒らないよねー。
どうしてもダメだと自分で思ったから「ここは保留にしてください、家で個人練習してきます」とお願いしたのね。
でも、Aさん「ゆっくりやってみましょう」と、すごくゆっくりで2回繰り返させて。

あたしの脳は何とか理解した。その通りに腕が動いてくれたら合うのだが。
ほかの二人も違うリズムで、ややこしい。
Tさんが「ファーストとセカンドだけでやってみて」とか「チェロとビオラだけで」とか、いろいろ命令する。
あたしはバイオリンとピタリ合ったと感じたが彼は「少しズレた、よはねすさんが突っ込んだ」という。
あれー、そうかあ。

S田さんとTさんだけでやってみたら、惜しい、冒頭でTさんが一瞬遅れる。その後は合うのだけど。
あたしも、仕返しというわけではないが恐る恐る「チェロが少しだけ遅れた」って言ってみたよ。
よかった、彼は不機嫌になった様子はない。

休憩時間に持ち上げといた効果があったかな。

もうひとつ、なにかTさんが熱っぽく訴えることがあったけど、Aさんが「まあまあ、それは今後の課題にしましょう」と引き取ったことがあったな。
内容はもう忘れちゃった。でも、皆さん、「五度」を練習するわけじゃないから別に知らなくてもいいよね?

練習が終わって、またTさんが自慢ぽい話をする。
今度は「9月は本番だけど忙しい、シンガポールに行かなきゃ」だって。
「ほかにも○○県、△△県」とか。
そういえば、前回も仙台から直接いらしてたんですよね、と援護してあげたよ。

本日のオマケ

きのうの昼ご飯。夕飯は、オケ練前に現地で外食の予定なので軽めに、と思ったが炭水化物を混ぜたらけっこうお腹いっぱいになっちゃった。

ところがね、現地に着いてみたら、なぜかもう練習開始30分前で。外食を諦めて直接練習所に入ったら、もう空席はひとつしかない。例によって一番後ろを確保した元王子の隣が空いてる?いや、椅子は空いてるがもう誰かの譜面台が置いてある。。元王子があたしに気づいて、しきりに前から2番目を指して「空いてますよ」と合図する。ハイハイ、仕方ないね。

と、休憩時間にクラリネットちゃんがやってきて、あたしにお菓子を恵んでくれたのよ。ダンナ様の田舎に帰省したので、ひとくち饅頭。「持って行くね」とは聞いてた。

1個だと思ったら、ビニール袋に3個も入れてくれてた!うれしい・・・お腹空いちゃったから早速1個いただいちゃった。

ここまで薄皮な饅頭は未だかつてあったろうか

という、貧弱な食事事情だったが。今朝の体重は46.6キロ。なぜ増えてるの。

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