先生のあるある失敗

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チェンバロ教室には原則歩いて行くのだけど、教室に着くと汗が吹き出る。

元々汗かきなので、レッスンどころじゃない。
先生も気遣って、あたしが汗を拭きはじめるとエアコン温度を下げてくださる。

なので、このごろは開始時間よりだいぶ早く行き、汗が落ち着いてからレッスンを受けるようにしている。

先生がギリギリにいらっしゃる時は、レッスン室の外で「こんにちはー」と立ち上がって挨拶する。
今回先生は通り過ぎなかったので、早くいらしたのかな。と思いながら2分前に2階のレッスン室へ上がった。

あら。明かりもついてないわ。
まだかな、と思ってたら気づくと定時を3分ぐらい過ぎてる。
勝手に入室し、明かりをつけ、チェンバロの蓋をあけたり準備をしてたら、先生が電話で誰かと話しながらいらした。

でも、電波が悪いみたいだ。
あたしに「どうぞ弾いててください」と言いながら、電波を求めてまた外へ歩いていかれた。

ほっ。実は練習不足で、満足に弾けないんだよ。この隙に練習できるぞ。

けっこうたっぷり練習したころ、先生が戻られた。
スマホを落としちゃって、警察に電話してたんだって。

あれ?じゃ、今の電話はどうやって。

そういえば009みたいに、手首に向かって話してたよな。
えー、アップルウォッチって、電話を掛けることもできるのか!

かっこええ。「飛べ!ジャイアントロボ!」とかいって草間大作ごっこするどころじゃない。

先生はパーソナルジムに通われていると聞いたことがある。
体力維持のためにアップルウォッチをされているのかと思ったら、実はこの通信機能が動機だったそうだ。
ご家族が施設に入られることになり、国外でも連絡がつきやすいように使いだしたそう。
先生は海外にもよく出かけられるようだ。

着信に出るだけじゃなく、初めての番号にかけることもできるんだね。
スマホが近くになくてもウォッチ単体で通じるとは知らなかった。

先生のうっかりは(あたしと違って)誰でもありそうな、タクシーでの置き忘れ。
レシートでタクシー会社にもすぐ連絡がとれ、もう警察に届けられていたそうだ。
ただし、先生はこれから夜までお仕事なので、取りに行けるのは翌日。ちょっと困るよね。

先生は滅多にこんな失敗をされないそうだ。夏は傘とかネッククーラーとかお水とか、いろいろ小物が多いからねえ。


「よはねすさんも失敗されるんですか」なんて話を振って下さったけど、衣装をホテルに忘れた話は前にも聞いてもらったよ。
今度は、秋田の参加費を払ってなかった件を聞いてもらった。
別に、失敗談で先生の気がらくになるとも思えないけどね。

「次回のレッスンは、いつもより15分早く始めます」と言ってくれた。
あら。そうですか。先生のいらっしゃらない15分間、タダでチェンバロレンタルできたようなものだ。
あたしには、むしろラッキー。喜んで。

でも、そういう世間話ができたので、ついでに先週できなかった話もしてみた。

自分の秋田旅行で頭がいっぱいで、先生の発表会に行ったときの話をするのを忘れてしまって気になってたんだ。

先生とそのお仲間の発表会は大変盛況で。
ものすごく暑い日で冷房も効かないほどだった。
でも、キンキンに冷えた水のボトルをもらえて、とても助かった。
しかし、実はそれさえ足りなくなるほどだったんだって。

ビオラ・ダ・ガンバを弾いてたおじさまはアマチュアだと知ってびっくり。
アマチュアなのに高名な先生に師事しているなんて、あたしより百倍も熱心な人がいるんだなと思ったよ。

歌い手さんのことは忘れてたけど、先生のほうから話してくれた。
女装して名前も女性風だけど、明らかに男性。
お名前は芸名なんですか、と聞いたら本名も教えてくれた。でも、もしかしたら改名もしたかもだって。

音楽関係者のなかには、なぜかゲイがたくさんいるんだって。
みんなカミングアウトを始めて、「なんだオマエもかよー」というぐらい。
今まで、みんな生きづらかっただろうね。これからは少しは楽になりそうだね。

そして、あたしの練習不足はやっぱり15分では解消できず。
いつもはだいたい1レッスンで1曲はマルをもらえるのだけど、この曲は「また引き続き頑張って」と言われた。

ラモー作曲「つむじ風」、後半出てくる高速音階が(弾けたら)かっこいい。あたしはこの3倍ぐらい時間かけて、ゆっくり弾いてるよ。

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コメント

  1. うなゆき より:

    凄ーく格好良い素敵な曲です
    ちょっと何かを渇望しているような。
    教えてくれてありがとうございます♪

    • よはねす よはねす より:

      やったあ!かっこよさ、わかっていただけたんですね。このかっこよさの1/3ほどしか表現できないのですが、それでさえあたしはうれしくてしかたないのです。
      なにこのひらがなだけの文章。「渇望しているような」確かに。それも少しでもいいから感じながら弾きたい。その感性、お借りします。

  2. にゃんた より:

    大作くんの名字までは覚えてなかったな。
    ぼくもタクシーに財布落として、警察から連絡してもらったことあるけど、返してもらうのにはちやんと落とし主にお礼(1割じやなくてもいいみたいだけど)したうえで、サインもらわなきゃいけなかったのが面倒だったな。
    タクシーだつたので呼んだら来てくれたのは楽だったけど。

    • よはねす よはねす より:

      いや、草間大作はまったく覚えてなくてGoogle先生に伺いました。
      財布落としただけで、けっこう面倒なんですねえ。気をつけよう。タクシー呼んだらまさか料金取られなかったでしょうね?
      現ナマ(千円札10枚ぐらい)拾って届けたことならあるけど連絡先なんか言わなかったな。
      「お礼がない」といって裁判起こした話も聞いたことがありますよ。ありがとうのひと言でよかったのに、それがなかったから怒ったんだって。サインもらうならその時、普通は言いますよね。お礼払うのが嫌だったのか、という気がしてきました。