チェンバロ楽譜を探して疲れた

チェンバロの新しい楽譜を買うように先生から前々回レッスン時に言われてたんだ。

スカルラッティの「60のソナタ」の上下巻が全音楽譜出版社から出ているのでいいから、そのどっちの方がいいと言われたのを。

その時は「わかりました」と返事したのに、うちに帰ってきたらもうどっちかわからなかった。

古いことなら覚えちゃいるが。
新しいことが覚えられない。

来はじめてますな。

前回のレッスンの時に、どっちか聞こうと思ってたのに、それすら忘れた。

今はとりあえず、先生が2曲コピーしてくださった楽譜を使ってレッスンしてもらってる。
これが仕上がったら次にやる課題曲を決めないと。

銀座のヤマハで現物確認したらどっちがいいかわかるかな。
レッスン直前、あまりにもギリギリだけど買いに行くことにした。

・・・せめて、こないだのミニコンサートで聴いた曲が見つかったらそっちを買おうと思ってたのに。
楽譜をめくるだけじゃ、見つからなかった・・・作品番号調べておかなきゃ無理なんだなあ。気づくのも遅すぎ。

諦めた。手ぶらでレッスンに行こう。
行きは電車を使ったけど、銀座から教室まで歩いても間に合いそうだった。ちょうど1時間、歩く。

3分ほど遅刻してしまった。でも極力、焦って来たことがバレないよう落ち着いた態度をとったつもり。

それでも先生、あたしと話しながら「蒸し暑いですよね」と空調操作盤へ向かって冷房を入れてくださった。
顔から汗が吹き出ていたようだ。

Ｔシャツ1枚だったから、歩いているときには暑いと感じなかったのだけど。
部屋に入ってしばらくすると、汗って出始めるんだよね。
ハンドタオルを椅子に敷いてたんだけど、レッスンの終わりごろにはしっとり重くなってたよ。

結局、レッスンを受けた2曲は仕上がらなかった。
次に準備するのは、「60のソナタ」の上巻だそうだ。

ところがね。「どっちかといえば、上巻のほうがとっつきやすいというだけで、やりたい曲があればどちらでもいいんです」とのこと。
別にスカルラッティじゃなくてもいいんだって。
へ？そうなんですか？

最初にこの教室に入会したときから、先生の指定する本を順番に2冊弾いてきた。
ずっとこの調子で先生の決めた順にレパートリーを増やしていくのだと思っていたよ。

前回、やりたい候補の楽譜をたくさん持って行って、見せたんだよ？
その時どれも却下されたの。特に、ピアノ用に装飾音とか付け足されたのは良くないそうだ。
春秋社のは校訂が井口基成、この人のは良くないと先生がおっしゃる。
全音社に至っては、誰が校訂したのか全く情報がない。無責任か。

で、「次はスカルラッティをやってみましょう」って言われたんだ。
あたしはほんとはヘンデルが好きなんだけどね、この先生ヘンデルやあんまりやったことないと以前言われたことがある。

「でもヘンデルは先生、ダメなんですよね」って、泣きたい気分で聞いてみたら。
そんなことないのよ、って。
「モーツァルトしかやらない」っていう生徒さんも以前いたそうだ。
えー、チェンバロなのにモーツァルト？ピアノで弾くのが当たり前なのに。
ま、そういえばモーツアルトの時代ってピアノまだそんなに普及してなかったよな。
モーツァルトのオペラではだいたいチェンバロで伴奏するもんね。

「これがやりたい！って曲があれば、それをやっていいんですよ。遠慮しないで。」

そうだな。無意識に遠慮したのかもしれない。
ヘンデルの楽譜を見せたとき、ほんとはぜひやりたい曲が2曲はあったのだけど、その時は言えなかった。

今ヘンデルの楽譜を出してめくってたら、ダウンロードしたプリントが出てきた。
いつプリントしたのか覚えてないけど、スカルラッティのソナタ1番だ。
有名だから、「いつか弾いてみよう」と用意してあったんだな。

これと、ヘンデルと、両方先生にレッスンしていただこう。

本日のオマケ

蕪が2個残っていたので、麻婆風にしてみた。
というか「マーボー風」っていうレシピを見ながら作ったんだけど。

にんにく生姜のみじん切りと、蕪の葉と調味料。
いつも取り寄せている八百屋のレシピだから、オリジナルでは肉なし。
それでもいいんだけど、たんぱく質の不足はいけないと思ってるんで、ラム肉を足した。
薄切りの冷凍があったので、ざっと刻んで。