アニーさんのピンク色の声

きのう朝、目が覚めたら右手首をねんざしていたの。

掛布団を引っ張り上げようとして気づいた。

全く、心当たりがなくてね。
寝る前まで何事もなかったのに。ドライヤーの最後にくるくるブラシ使ったぐらいでねんざするかしらん。

まあ、痛いながらも普通に右手使って家事ぐらいしちゃう。
ただ、ピアノでシューベルトの和音連続だけは辛かったわ。

ま、シニアブログ読むと、「あっちが痛い、こっちを傷めた」って話はいくらでもあるから。
みんな、自分の痛みはつい書きたくなるけど、読んで楽しいように書ける人って少ないわね。
あたしも大多数の方なので、ここらでやめとくね。

じゃ、何書こうかな。
音楽仲間アニーさんとおしゃべりした時、唐突に「角野隼斗クンのファンなんです」と言ってニッコリあたしを見つめるの。
その、声がかすかに震えてて。

アニーさん、声がすっごくピンク色ですよ！って笑っちゃった。
「わかりますぅ？ハヤト君に今心をピンクにして推し活してるの」

うわあっ。今、ピンクの圧がドドッと来ましたよ・・・

確かにハヤト君、今をときめいてるよね。
残念ながらあたしのタイプじゃないので同調できず、アニーさんをからかってしまった。

推し活といっても、彼のチケットなかなか取れないんじゃないですか。
「でも、5回申し込んで4回取れました」

ほほう。案外いい勝率。
ちょっと気になったのでググってみた。
完売してしまったので、補助席を出して追加発売があるみたい。

なぜあたしが彼に興味がないかというと、彼あまりアカデミックじゃないから。
ショパンの「小犬のワルツ」は有名だけど、それをパロって「大猫のワルツ」を作曲してみたり。
特にYouTubeで「かてぃん」として活動する彼はトイピアノやシャンシャン振る鈴など使って、申し訳ないがあたしの足りない脳では半分も理解できない。

でも、ツアーのプログラムを見たら意外といいね。
あたしの好きなバッハ「イタリア協奏曲」やモーツァルトのトルコ行進曲付きソナタなど、ごくオーソドックスな曲も含まれてる。

しかし、今から買うと補助席か。
そこまでして行かなくてもいいかなー。

今日のオマケ　というか本題かも

きのうは歯医者が11時前に終わったので。
喫茶店のモーニングサービスに間に合う！
目を付けてた候補はいくつかあるけど、珈琲茶館「集」にした。

飲み物を頼むと、トーストゆで卵かワッフルを無料で付けてくれるの。

初めて見たのは何十年前だろう。
店構えがいいな、と吸い寄せられ店頭表示メニューのお値段みてびっくりして、まわれ右をしたんだよな。

コーヒー1杯1000円（当時はもっと安かったかも）もするって、どういう人が入るの？社用族？
と、心の中で悪態をついて早ウン十年。
あたしだって、自腹で入れるようになったんだもんね。入っちゃうもんね！

カプチーノにしようと思ってたのに、店員さんが持ってきたメニュー表を開いて見せてくれたのは「プレミアムウインナーコーヒー」1200円の写真。
「本日のおすすめはこちらむにゃむにゃの豆を使いましたうんとかかんとか」
あ、じゃそれにします。
あっさり変更して店員さんを見上げたら、絶世の美女だったので二度見したくなったが何とかこらえた。
いやー、びっくりしたー。
女優さんかモデルさんか。でも黒髪ストレートロングはうしろでひとつ結びにして、お地味なのよ。

出てきたワッフルは期待したより薄いけど、こんなものかな。
バターがちょっぴりしかついてないけど、マーガリンじゃないってことだよね。
ワッフル、サクサクでおいしい。ナイフ使う右手が痛かったけど頑張れた。

ウインナーコーヒー、さすが1200円めちゃくちゃおいしい。
熱いからちびちび飲めてよかった。飲み頃温度だったらがぶ飲みしたくなるぐらいおいしい。
大満足。税込み1320円でこれなら納得よ。カップも素敵だった。

後ろの席では、恰幅のいいおじさまがビシッとスーツを決めてお一人でワッフルにナイフを入れてた。
なんだか微笑ましかった。おいしいもんねー。食べたくなるよねー。