過ぎてしまえばみんな楽しい室内楽

きのうは、月に一度の日曜室内楽に行ってきた。

まず、廊下で幹事さんとすれ違った。
次期半年間で取り組む曲とチームが、数日前に発表されたので、その件で。

あたしが「もし希望者がいたら乗っかりたい」とリクエストした曲は、誰もエントリーする人がいなかったと教えてくれる。
普通は、エントリー者が参加して欲しい人をネゴし、ネゴされた人が「参加したい曲」欄に書き込むの通例のようだ。

いえいえ、万が一にでもその曲（チャイコフスキー）のエントリーがあればと思っただけです。気になさらないでください。
それより、メンデルスゾーンやりたかったああ！！

メンデルスゾーンの八重奏（略してメンパチ）をやるという噂は、先月耳に入った。
でも、エントリーシートを提出後に聞いたので、「そこに入れたらいいなあ」と祈ってただけだったの。

そしたらね、メンパチもメンバーが最初から全員決まってたんだって。
じゃあ、あたしが噂を聞いてからねじ込もうとしても、どうせ無理だったんだわ。
あきらめついた。では、また別の機会があれば。

1曲めの練習室に入ったら、いつも遅刻常習犯の人が先に練習しててびっくり。
そして、みんなの席に1個ずつ、ビニール袋に入ったデカいトマトが置いてある。
「いつも遅刻するから、お詫び！」ってニコニコしてるけどね、そんなつぶれやすいものをなぜ選んだ。
「ええー。なんか、気の使い方間違ってますよ」と、笑いながらも露骨に眉をしかめてみせたら、もうひとり来てたオジサンがとりなすように笑ってくれた。

「箱買いしたから」って、そんな理由はいやだー。
何カ月か前もこの方、「安かったから大量に買ったの」といって小さいレタスを十個以上持って来て配ったことがあったよ。
重たい譜面台なんかと一緒にトートバッグにぶち込んで長距離を持って帰るの、大変なんだよ。
クルマで来る人にはこの大変さが想像できないんだな。

（注：画像は実物ではありません。実物は袋に1個だけ入ってました）

練習では、そのトマトさんがね、「今日、いつもよりテンポゆっくりですよね」と言う。
あたしは、自分では気が付かなかった。

緊張や興奮するとすぐテンポが上がってしまうので、本番はもっと速くなっちゃうかも。すぐカーッとなる方なんで。
オジサンが「そういう風（気分で興奮するよう）に見えない」という。
「いや、アナタに強いこと言ったらあとがコワいのでｗ気を付けてるんです」と、完全に冗談で言ったのだがちゃんとみんな冗談とわかってくれたようだ。

この曲は普通、エンディングはどんどん加速して興奮して終わるんだ。
でも、初回の練習のとき「最後もっと速くしていいですか」と聞いた時、トマトさんがすかさず「無理っ！」と叫んだのよ。
で、しょうがないからほとんどテンポ上げずに練習してたんだ。
そしたらきのう、トマトさんはそれを全く覚えてなかったの。
謝りながら「もっとやって大丈夫」というのでどんどん速くしたら、盛り上がったよ。

次の曲の話もしたいけど、長くなるので今日はここまでね。