オケ練は今日も楽し

きのうは。やる気はあったのだけど。
指が腫れてたから、大事を取って練習はしなかった。
ま、きのう書いたとおり、予定通りの行動である。

でも、ほんとは練習したいんだよ。
ピアノなら、指をあまり曲げなくても弾けるからピアノだけ少し、15分だけやった。

夜のオケ練は、久しぶりの繁華街の会場で。
練習直前に、駅前ベーカリーでイートインしようと楽しみにしてたんだけど。
またまた全然食欲が湧かず、会場に直行。

早めの時間に着いたので、まだ椅子を並べたばかり。
ラッキー。末席を確保した。弾けなくても間違っても、後ろの人に迷惑かけないんでね。

ところで、オーケストラでは弦楽器は二人組になってひとつの譜面を見るのが原則。
この疫病が発生してから活動を開始したけど、感染予防で自分の楽譜を自分の譜面台で見るのが慣例となってた。
それを、今回から元通りにすることになった。ウチのオケでは。

この春からの新入団員Ｋさんが昨日譜面台を持って来てないというので、「よかったら」と申し出て隣に来てもらった。
末席ですみませんね。
楽譜は持って来ているというので、そちらはＫさんのを載せていっしょに見ることにした。

あたしだって、自分の楽譜に書き込みはしたい。床に広げ、書き込むたびに思い切り背を曲げる。
大変そうに見えたのかな、Ｋさんが「なんか、ごめんねえ」と謝ってくれる。
いえいえ、慣れてます。伊達に30年もやってません。
「そうよね、今までこれが普通でしたものね」

その、書き込みがね。タイミングといい、書く内容といい単語といい、Ｋさんとあたしがまったく同じなの。
ポイントだと思うところが一致してて、うれしい。
中には、指揮者の注意を聞き流して楽譜に何も書かない人もいるんだよ。結構、何人も。
そして毎回毎回、同じ注意を指揮者から受けてしまうの、とても残念なんだ。

Ｋさんはあたし以上にベテラン。あたしがリズムに乗れずあたふたしても、彼女はきちんと弾いている。
そのたびに「大変失礼いたしました」って謝るんだけど、目を細めて優しく笑ってくれる。

練習が終わって、Ｋさんの反対隣にいた人もＫさんに向かって「頼りになります」って言ってる。
ねっ。今度からＫさんの争奪戦になりそうよね。また隣に座りましょうよーって。

10時に帰って来て、なんだかんだで小一時間後に寝床に就いた。
珍しく、朝6時まで目が覚めなかったんだけど、代わりに長い長い夢を見ていた。
オーケストラの人と会社の人がごっちゃに登場して、いろんな編成で音楽会をしようとしてる。

夢らしく荒唐無稽なことがいろいろ起きるんだけど、最後にウチのオケのクラリネット坊やも登場してさ。
室内楽の上手で控えめなクラさんとは別人よ。

その坊やから突然抱きすくめられ、クチビルを奪われてしまった。そう、あくまで夢の中で。
悪夢だー。それで6時に目が覚めてしまった。
あまりに寝覚めが悪いので二度寝した。すぐ寝られて、気づいたら8時半ですよ。

フロイトの夢判断って、心の底の願望が夢に現れるのだって説だったよね。
子供の頃はよく、トイレに入ってたら突然戸を開けられたという夢を見てたの。

フロイトによれば、それは「実は見られたいという願望が隠れている」のだそうだ。
冗談じゃない！ぜったい、フロイトが間違ってる！