合宿直後のオケ練習

たった1泊の旅だったのに。

思い出に浸りつつ、溜まった用事を片づけてたらもう午後2時。

きのうのオケ練は夜だったのだけど、また楽器運搬当番なので早く行かなきゃだった。
朝昼夕兼用、旅前の残り物整理も兼ねて1日1食のご飯だったよ。

合宿さ、ほんとなら2泊3日できるんだ。
でも、日曜にオケ練があるから我慢して1泊にしたの。

しかし、1泊で申し込んだあとに、オケ練の時間帯が夜に変更されて少しがっかり。
それなら2泊でもできたなあって。

でもね。考えたら、この1泊2日だけの参加でも、予習にヒーフー言ってたもんね。
あと1日ってことは、あと3曲も練習しなきゃいけないなんてオソロシイ。
初参加としては、ちょうどよかったんじゃないか。

何事も、自分の都合のいいように考えられる。

オケ練だって、夜だから余裕で準備ができると思いきや。
三度のメシが音楽より大切なーんて思ってたのに、逆転して三度が一度になったもんね。

ちょっと恥ずかしいけどこれもネタだ。公開しよう。

普段の朝昼ごはん（生野菜、半熟卵、チーズ、ナッツ）に、旅前からの残り物（食べかけモッツァレラチーズ、蒸し野菜ヨーグルトソース）を足して。

これに、毎晩のルーティーン、豆乳ヨーグルトにキウイフルーツのデザートも食べてから出かけた。

大型楽器のトラックを待ってる間に、昔話に花が咲いた。
先週、オケのアーカイブを作ってくれたコンマス兼記録係が、思い出の昔のメンバーの活躍を語り出して。
Ｔ田さんのホルン、Ｓ田さんのクラリネット、Ｓ野さんのファゴット・・・・
昔は管楽器がすばらしかったって。
あら、そうなの？今はだめなのか。

ああ、先月合同オーケストラで30年ぶりにホルンのＴ田さんに会った話、すればよかったなあ。
Ｔ田さんはあたしのことほとんど覚えてなくて寂しかった。

もっと昔からのメンバーは弦管問わず全員ですごく仲良しだったみたいね。
日曜の夕方に練習が終わると、みんなお酒買って誰かの家に集まってワイワイしてた話を聞いたことがある。
そのころから入っていたらなあ。たくさんお酒飲めたのに。（←違

特にコロナ病が発現してから、ごちゃごちゃ言う人が増えて雰囲気悪くなったと思う。
これ、オケだけじゃないよ。室内楽サークルでも同じ。
人の心までむしばむアイツが憎い。

いっときは、この数百年も続いた音楽が未来永劫ナマ演奏はできなくなってしまうのかと恐れた。
それでも、なんとかして続けたい人たちが知恵を絞って、演奏会を再興したんだよね。

えーっと、話を戻そう。
楽器運搬を終え、自分の楽器を取り出してたらお隣パートの男子がニコニコ寄って来た。
おお、そうだ、彼の弓を楽器屋に預けておいたんだった。

「ありがとうございました、コレ」となにかキレイな包み紙のブツをくれた。

彼、先週の練習を休んで、カザフスタンに旅行に行ったんだよ。
おみやげは期待しないでください、なんて言ってたけど、買えたんだねー。

昨年初めて彼の弓を預かったときは、ねんりん屋のバウムクーヘンをわざわざ買っていただいた。
「もう、これで10年分はもらったから今後は気づかい無用」と言ったくせに、この可愛いお菓子は「じゃ、遠慮なく」って受け取っちゃった。

はー。午前中は甘いもの食べない、ってマイルールがあるのに。
気になって気になって、今開封して。
やっぱりチョコだった、と確認したらしまっておく、はずだったのに。

ほんのひとかけら、とかじったら美味しくて美味しくて、あと2回かじっちゃった。
日本のチョコと遜色ない、かすかな異国風味があって、すばらしい。
ごちそうさま。