ステーキたっぷり食べた

毎日モヤシや厚揚げばかり食べているあたしだって、たまにはステーキも食べるのよ。
きのうは妹の希望でステーキハウスに行ったけど、自分ちで自分で焼くことだってあるんだから！

きのうは、人の金で食べた。と言っても他人ではない。亡き母が遺してくれた、あたしと妹で使っていい財布。
妹の誕生日は先週だったので、少し遅れてしまったけど誕生祝い。

妹が見つけてくれたのは、恵比寿のピータールーガー・ステーキハウス東京。
恵比寿、ってだけで田舎育ちのあたしたちは緊張する。
恵比寿駅から徒歩4分から11分と、情報には大幅なズレがある。
「スカイウォーク」という動く歩道を使うか使わないか。動く歩道の上をさらに歩くか、立っているかでも相当差があるよね。

なにしろ、そのスカイウォークまでどうやって行くのかがわからなくて。
妹との待ち合わせよりだいぶ早めに行って、下見してから妹を迎えに改札まで戻ったよ。

そのおかげで、いかにも「都民だよ」的に「こっちこっち」と妹を誘導できた。ふふん。

下調べによると、ドレスコードはなし。Tシャツで食べてる人もネットで見かけた。
しかしレンガ造りの建物は重厚で、受付のお姉様がたはあたしたちを賓客のように扱ってくれる。

食堂は2階。お姉様はゆっくり、しずしずとした歩調で我々を気遣いながら階段を上がる。

おお、もう芳醇、香ばしいスモークの香りで満たされている。
食堂のサービス係さんは男性が9割かな。ハーフ（今、ダブルって言わないといけなくなってるよね）とか黒人さんもいるよ。
受付のお姉様たちと違って、こちらはカジュアル。楽しませようとしてくれてるのがわかる。
なかなか注文取りに来なくて不安になるほどだったけどそれは、せかさずゆっくり選んでもらおうという姿勢なんだろうね。

ランチはサラダ・メイン・コーヒーか紅茶で5000円。ステーキを選ぶと+5000円。
ビールやワインがグラス1杯で1700円とか2200円とか。
普段10円でも安いものをと血眼になるくせに、こういうときだけ感覚が一切無くなってしまうよ。

サラダ2種はシェアして。
ステーキは、じゅーじゅーバリバリとすごい音と香りとともに届けられるの。
澄ましバターソースなどの説明を、ステーキの立てる音に負けないようはっきりと、舞台での役者の台詞のように述べながら切り分けてくれるの。
これはもう、エンタメだわー。動画に撮ってあげないと失礼なぐらいかしら。撮ったわよー。

すみません、音量注意してください。

デザートプレートは、予約の時にお願いしておいた。お値段書いてなかったからサービスかしら。わからない。
いや、二人でお腹いっぱいになりすぎるぐらいだから、まさかサービスじゃないだろうな。
プレートはお絵かきだけじゃなく、ケーキ2種とアイスといちご、クリームとボリュームあったから。

うわー、と写真を撮ってたらお店の方があたしたち二人とプレートの写真をたくさん撮ってくださった。

大盛りのクリームに刺さったローソク？を妹が吹き消す、その尖らせた口が可愛いの。
その写真はあたしが撮っちゃった。

ステーキを食べ終わった時、まだお腹に余裕があるぐらいだったのよ。
切り分けて、焼き皿に残った骨にまだ肉が残っているの、下げられちゃうのもったいないと思ったぐらい。
男性なら物足りないんじゃ？と心配になるぐらい。

しかし、デザートを平らげたらお腹いっぱい。
決して苦しいほどじゃあないのに、家に着いたら夕飯なんにも食べる気が起きなくて。
寝るまで、一切口にしなかった。
おかげで、ずっとできなかったチェンバロの宿題を3日分ぐらいできたわ。

そうそう、ランチのあと、ちょこっとウインドウショッピングしたよ。
ガーデンプレイスの中で、キッチン用品などの小物が楽しい。
こういう店、うちの近所にはないなあ。
逆に妹の住む近所のほうがショッピングモールがあるから、むしろ主役の妹よりあたしが楽しんじゃったな。

本日のオマケ

ガーデンプレイスで買ったのは、ワインボトルホルダー。

こういう、冗談グッズみたいなのに弱いのよ。タキシード柄とかグラマーな裸体が描かれたエプロンとか、笑いたくなるような雑貨を見ると買いたくなる。買わなかったの未だに後悔してるぐらいだよ。

妹の沖縄土産と、レストランで営業されてついお願いしてしまったクッキー。え、要冷蔵だって。一晩常温に置いてしまった。妹にも教えなきゃ。

オマケのオマケ

冗談グッズその二。うちの歯磨き用コップホルダーも、発想が同じだよね。