先生のミニコンサート

今のチェンバロの先生はとても優しくてまじめで、習っている曲のこと以外あまりおしゃべりしない方。

でも、珍しく話がはずんだときに、チラッとチラシを見せてくれたのですかさずお願いして写真を撮らせてもらった。
区役所のランチタイムコンサートに出演されるんだって。たった40分だけど、無料。もちろん行きたい！

出演すると報酬がウン万円貰えるのだけど、チェンバロのレンタル料や運搬費をそれでまかなえる程度だとか、細かいことまで教えてくださった。

会場の庁舎は、新川崎駅から徒歩8分だっけな。全く土地勘がないので、かなり早めに行ったつもりが。

外から見える、ガラス張りのコーナーにチェンバロと、観客がもうたくさん席に着いてるのが見えた。
珍しく（あまり）道に迷わず、開演30分も前に着いたのに。
雨降りだから、きっとガラガラだろうと思ってた。あたしと同年代以上の方々、平日はやっぱりヒマを持て余してるんだな。

チェンバロは調律中。知らないおじいさんがやってる。もしかしたら、別の先生の時に調律してたのもこの人だったかな。

曲目はこちら。

グリーンスリーブスは誰でも（たぶん）知ってるイギリス民謡だけど、こんなチェンバロの時代からあった曲とは知らなかった。
コレッリは知らない曲だったなあ。クープランはちょっと聞いたことがあるかも。
あとはみんなよく知ってる曲で、うれしかった。

チェンバロとバロックバイオリンの二重奏と、どちらかの独奏も1曲ずつ。

音楽が流れると、この会場がまるで王宮の中であるかのような雰囲気に包まれる。1曲終わるたびに、観客がふうっと満足気なため息をもらすのが、またたまらない雰囲気。みんな、深く味わえてる。

バロックバイオリンを見たのは、これが2度め。
弓の先の部品が細長くとんがって、元のほうの形も普通のバイオリンとちょっと違う。
あご当ても肩当ても使わないハダカのバイオリンを鎖骨の上にのっけて、あごはあまり楽器に当てずに弾くんだって。へー器用なものだね。

チェンバロについても、先生が説明された。「レバーをいろいろ操作すると、音色がこのように変わります」と何種類かの音を出すと、観客からうれしそうに「ああ」とか「ふうん」とか、ため息が漏れる。

でも、あたし、違いがわからないの！自分の耳にショック、がっかりだよ。

あたしは前から2列めに座ってたの。先生たぶん、すぐにあたしに気づいたと思う。
特定の客と目を合わせるなんてマナー違反だろうし、気が散ったら演奏にも影響するよね。
おたがい、目が合わない位置を確保。

演奏後、みなさん楽器をのぞいたり写真に撮ったりしてるので、あたしも。

あーあ、勉強のために楽譜のアップも撮影しとけばよかったな。今拡大して見たら、バイオリン2本分のパートが付いてるように見える。

アンケートを書いて出したら、まだ出演のお二人が立っててお客を見送ってる。もちろん先生のところに行ったら、先生両手を振って喜んでくださった。

バイオリンさんに「生徒さんです」と紹介していただいたので、バイオリンさんにも楽器を見せていただいたり質問ぜめにしたり。少々、先生をほったらかしてしまった。

あー楽しかった。駅に戻るとき早速道を間違えたけど、なんとか自力でたどり着く。

近くに動物公園があるんだ。アルパカがいるの？雨じゃなかったら寄って行きたかったな。アルパカに失礼かもしれないけど、あのアホ面が可愛くて、一度実物と対面してみたいと思ってる。

朝ごはんを10時に食べたのに、1時になったばかりなのにおなかすいた。フレッシュネスバーガーがある。一度食べてみたかったんだ。

期待しすぎたのか腹が空きすぎたのか、もの足りない。もっとおいしいかと思ってた。

本日のオマケ

この日の夕飯は「たらとじゃがいものピルピル」。今までにも2回、ブログに載せたことがあるお気に入りメニュー。今回もとてもおいしくできた。

きのことれんこんマリネを作った時に余った株なめこを、ホイル焼きにしてみたよ。なめこの包み紙（ラップ）に印刷してあった食べ方、わさび醤油で。

突如、この日が木曜で、ボジョレーヌーボーの解禁日だと思い出した。ボジョレーは買ってないけど、ちょっと気分だけ1杯。

ふーん。これも、まるでボジョレーみたいに軽ーいお味。若いのかな、アルコールがクワーッと主張する。ボジョレー気分になれたよ。