団内指揮者の練習

日曜のオケ練習、このところ夜しか会場が取れないようだ。
夕ご飯の時間とかぶるのは辛いけど、昼間のうちにもうひとつ遊びの予定を入れられるのはうれしい。

室内楽練習の仲間にお願いして、あたしだけ30分早く切り上げ退出させてもらった。
なんたって、この夜は本番指揮者、その人がN響定期演奏会に前夜デビューというタイミングで。
その話が聞きたくてたまらない。

ところが。10分ぐらい遅刻して、わくわくしながら扉を開いたら。
指揮者が、オケ団員だ。なぜっ。
ようやく自分の席に入り込み、小休憩を待ってお隣に聞いたら。
「先生、きのうN響定期振ったから！」って、ニコニコして教えてくれる。

うん知ってる。・・・疲れちゃった？まあ、そりゃそうだろうなあ。

そうかあ。いくらプロとはいえ、特別なことだもんなあ。
でも残念。お祝い言いたかったのに。
休憩後、団長から「曲目もとてもよく、すてきな演奏でした」とお話があった。

ひょっとして、と思ってさっきN響スケジュールを確認した。
日曜の昼間にも、同じコンサートがあったんだ。
渋谷のホールから、うちの田舎の練習所に来るのはそりゃあかわいそうだ。
そんなに頑張ったってどうせ開始時間には間に合わないよ。

先生のダブルブッキングは無理。あたしは辛うじて予定を突っ込んだけどね。

休憩時間に、仲良しさんに軽く挨拶。
彼女は、ダンナ様と一緒に前夜の公演に行ってきたんだって。
しかもダンナ様がずんずんと楽屋に入って行き指揮者に挨拶し、サインまでもらっちゃったって。

一緒に行こう、って誘えばよかったねと言ってくれる。
しかしこの人、ついこないだ汐留コンサートに連れて行ってくれたご夫婦。
新橋と渋谷をなぜか間違えるという大失敗をしたのに、もうこれ以上迷惑かけられないとお断りしてしまった。

これが、友達にはかえってショックだったみたい。
「今後は一緒に行けない、というのは本当は一緒に行くのが嫌なのかな」とLINEをもらってしまった。
そうじゃない、大失敗の心の傷が癒えてないのだ。
そんな優しいこと言ってくれるなら、あと2日ぐらいで癒えそう(;・∀・)
もともとかなりマイナス思考なんだった、この人。発言には気を付けないとなあ。

で、この日急遽ホンモノ指揮者の代わりに振ってくれたのは、この人のダンナ様。
楽屋に挨拶に行ったとき指揮者から、うちの練習に行けないからよろしくとか言われたのかなあ。

指揮台で一生懸命スコアを見ながら振ってくれたけど、A4レポート用紙にぎっしり書いてあるメモを両面ひっくり返しながら見てたよ。
注意事項をあらかじめ勉強してきたんだな、半日で。

ホルンが遅れる、合わない。と何度もやり直しさせる。
フルートさんが「ボクが管楽器だから肩を持つわけじゃないけど、ここは弦楽器が合わせてくれてもいいんじゃないか」
するとうちのトップ奏者が「前回まではわたしが合わせて弾いてました」

で、ホルンにわれわれ弦楽器が合わせて弾いたらスムーズに音楽が運んだ。
本指揮者じゃないから、みんなの意見が直接出せる。これもまた楽しいことじゃないか？

本日のオマケ

この日はオヤツにどら焼きをいただいたので、練習中なんとかお腹がもった。
20時半に練習が終わったので、一目散に駅前の日高屋に駆け込む。
とりあえずのビールと、キムチチャーハンに餃子3個つけて。

あれえ。ビールが酸っぱいなあ。
チャーハンのキムチも口に合わない。臭い。これが本格的に漬けたキムチなのかもしれないけど。

会社では、席で食事をするのを原則として禁止してたんだ。
食堂はないけど、代わりにコミュニケーションスペースで食べなさいと総務は指導してたけど、みんなめんどくさい。
執務室内に、においが立ち込める。

ビル内に弁当屋が来てくれるのを買う人が多くてね。それが臭いものが多くて。
あたしも、うちの上司（エライ人）もとてもそれが嫌だったなあ、と少し懐かしく思い出した。