市民オケの演奏会本番の1カ月前に、席順が決まった。
おお、一番後ろ。そして隣はライブラリアンH君。
どっちも、今回出席率悪かったからねえ。
でも、H君は出席できない分、自宅で深夜にスコアをじっくり研究して、細かい注意書きを端正な字で楽譜にギッシリ書き込んでくれてる。
そして完全に自己流、レッスンについたこともないというのに最初からチャカチャカ弾けちゃう天才なのよ。
あたしは対照的に、練習を全然してない。
室内楽に全振りしてて、オケはもう捨ててる。
全然弾けてないことがH君にバレバレで恥ずかしいが、頼りになるのはとても助かる。
・・・なーんて考えながら練習所に向かったら、途中でメールが入った。
なぬ。席順急遽変更。
以前、表側と裏側だけは練習の都合上、先に決めてあったのに、逆になってしまった人がいる。
和音をいっぺんに弾かず、表裏で分担して弾くところがいっぱいある曲なのよ。
ずっと表(というのは客席に近い側)で練習していたのに、今さら裏の練習をしろとはヒドイ、とクレームが入ったようだ。
ゲゲゲのゲ。お隣さんが、全然弾けない子さんになってしまった。
もう、これで連続何回目だろう。もうやだー。
というのは、彼女が弾けなくてかわいそうだから、彼女が普段使っている楽譜を本番でも使うように毎回気を遣ってたのだ。
その楽譜がとにかく間違いだらけで、書き直した跡も汚くてどっちが正しいのか全然わからん。
こんな楽譜を使ってたら弾けないはずだ。
で、練習所に着いてすぐ、彼女Tさんに挨拶したの。「また本番お隣ですね、よろしく」と。
Tさんはまだその変更メールを見てなくてびっくりしてた。
そこですかさず!「今回はわたしの楽譜を使わせてもらっていいですか」と畳みかけた!
Tさんは、楽譜は汚いが性格はとてもおとなしい。すぐに了承してくれたよ。
そして、その難曲を一緒に弾いたら。
あれま。Tさんがちゃんとみんなと合わせて弾いてるところ、あたしが弾けてない!今どこを弾いてるのか、さっぱりわからない!
マズすぎる。自分の楽譜を見ているというのに。
ものすごく集中したらやっと、楽譜のどこをやってるのかはわかった(今頃?)。
そして、あたしたちの前列のパートリーダーが、あたしと違う弓使いしてるのに気づいちゃった。
どっちが正しいんだろう。二つの楽譜を、見比べる。
そしたら、Tさんの反対側の隣のHさんがあたしに目で語りかける。
Hさんのかんぺきな楽譜の、その箇所のページを開いて、Tさん経由で貸してくれた。
すごいよー。そんなに離れたところから、あたしが悩んでいる箇所を把握して、瞬時に渡してくれるんだから。
Hさんの隣席になったN沢さんが練習後に、Hさんに感謝してることを盛んにあたしに言いふらす。
自分が弾けなくて申し訳ないがHさんがわかりやすく動作で示してくれるのでありがたいって。
本日のオマケ
アイキャッチの写真は、きのうの練習が始まる直前。
あんまり美しかったから撮ってみた。
そしてさきほど、うちのベランダから見た朝焼けもまたきれいだった。

朝焼けは天気が下り坂の予兆だよね。
買物はがんばって午前中に行こう。


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