鉛筆1本無いだけで

交流、交際

市民オケ、今回の練習は楽器当番。
4時半から待機してたけど、花火大会の影響でトラック隊が遅れて5時から搬入。
終わったらすぐに席取り合戦になるんだよ。

元王子は一番に席を確保して、満面の笑みで水など飲んでいる。
その斜め前にレイナちゃんが確保。その辺りが弾きやすいな。レイナちゃんの隣に座らせてもらったよ。
つまり、元王子のすぐ前ね。

レイナちゃんはいきなりゼリー飲料など飲んでる。
それ、夕飯?おやつ?
「夕飯ですね」
5時の夕飯だと、練習終わりの8時半まであたしは保たないなー。
あたしの夕飯も、カロリーメイトのゼリー飲料を持ってきた。

休憩時間、7時ごろにレイナちゃんに見せながら飲んだ。
「あ、おんなじー」
レイナちゃんは賢そうなアラサー。世代が違うせいか、脳足りんのあたしと話が合わないのか、ほとんど会話が無いんだ。
なんとか仲良くなりたいと思ってる。

練習が始まる前、レイナちゃんは一人でガツガツと難しいところの練習をしてる。
あたしも、やるか。指づかいを書き込みたくなったのだけど、バッグを探っても漁ってもペンケースが出てこない。

レイナちゃんの練習を止めちゃ悪いんだけど、しばらく待って話しかけた。
申し訳ない。今日鉛筆を忘れてしまって、一瞬でいいから今だけちょっと貸して。
自分でやりやすい指番号を書き込んですぐ返して。
そのおかげで、指揮に合わせて無事に弾けたよ。

しかし、せっかく指揮者がたくさん指示してくれるのに、それを書き留めることができない。
一カ所、「ここは~と書いておいてください」と指揮者が言われたの。
レイナちゃんがサッと書き込んでるところ、あたしはお祈りをするように両手の指を組んでレイナちゃんの方に体を向ける。
書き込んだらレイナちゃん、サッとその鉛筆を渡してくれたよ。ありがとっ。

また、休憩。
トップ奏者がこちらに歩いて、ボウイングの変更を伝えに来た。
レイナちゃんはトイレにでも行ったみたい。申しわけないけど、彼女の鉛筆を無断で借りた。
そしたらね、トップさんが「わたし鉛筆まだ持ってるから、あとで貸してあげる」とおっしゃり、ほんとに後で持ってきてくれたの。

4Bだけど芯は太くなくて、きれいに尖るほど削ってある。傷など一切ない、水色の美しいこんな鉛筆は見たことがない。
「おなまえ」を書く欄があって、透明キャップも水色。
トップさん、元々美しい人なんだけどね。持ち物にも個性って出るよなあ。

ちなみにあたしの鉛筆は、小学校低学年の時に使ってたかきかた鉛筆、濃さはB。
ディズニーの白雪姫とコビトの絵がついてるんだよ。
別に、白雪姫もディズニーも好きなわけじゃない。
「書き方」用に、親が1本だけ買ってくれたんだろう。覚えてないけど。
鉛筆削り器なんてとっくの昔に壊れたから、カッターで削ってる。削り方、ガタガタ。
芯を削っちゃもったいないから、芯に刃は決して当たらないように注意して、太いまま。

レイナちゃんが戻ってきて、ボウイングの変更を伝えて。
彼女と言葉を交わせたのは、あと1回ぐらいだけだったよ。
笑わせようとすれば、しっかり笑ってはくれるんだよ。
でも、なんとなく、「ここは笑うところだな」と判断して、大きめに笑ってくれてる気がしてならないの。

鉛筆を貸してもらってからは、指揮者の注意を書き込みまくり。音楽上、どんなに助かったかわからない。
トップさんに返すときハンカチでぬぐって、「たくさん使っちゃいました」と謝りながらお礼を言ったよ。

5年前のあの頃だったら、鉛筆の貸し借りも遠慮してできなかったろうなあ。

この日、パート内最年長の姐さんから頼まれごとをしてたの。
姐さんご用事で欠席だからね、「もし録音係の人がCDを売りに来たら、代わりに4枚買っておいて」って。
定期演奏会の録音は、外部の人が趣味で録ってくれるの。
希望者に、1枚500円で頒布される。4枚も買う人がいるとは知らなかったわ。

残念ながら売りに来なかったので、姐さんに一応連絡した。
「CD係さん来なかったので買ってません。ついでにボウイング変更をお伝えしますね」
と、写真を添付した。

消しゴムがなかったので、二重線で訂正しただけ。
変更を伝えるには、きれいに消して書き直すよりもこのほうが却って分かりやすくて、よかったわ。

本日のオマケ

きのうの夕飯は「厚揚げとシイタケの味噌炒め」。シイタケは、干しシイタケを水戻しで。大袋で買った干しシイタケがこれで使い切れてすっきり。

にんにくの芽にしか見えないけど、これはアスパラなんだよ。緑のものが冷蔵庫にないから、わざわざスーパーで買ってきた。こんな細いのしか、なかった。

なぜかサツマイモが食べたくなったので、焼き芋も買った。ビールが進んだわ。

レシピのまま作ったけど、色味があまりにもお地味で。たまたま使いかけの赤ピーマンがあったから、追加した。

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コメント

  1. じゅん より:

    子どもの頃の鉛筆をまだ持ってるなんてすごい!お宝です。
    私はもっぱらシャーペンになっちゃいましたね。
    どこかに絵を描く用の鉛筆何種類かあるはずだけど、わからない。
    ピアニストの写真を見て鉛筆画描いていた時期があるんです。それで解説付きの小冊子作ってコミケで売ったこともあったなあ。売れなかったけど。(のだめのあとなら売れた、惜しい)
    お絵かき鉛筆用のちっちゃな鉛筆削りがあるんですが(これも鉛筆と一緒にどこかにしまってあるはず)、これ、そんなに高くないし、便利ですよ。伊東屋とか画材屋さんにあるはず。お絵かきする鉛筆は電動鉛筆削り器で削ってはいけないのです。

    • よはねす よはねす より:

      はぁ、お宝と言っていいんでしょうかね。ありがとうございます。見た目はボロボロですが、あたし一人にはお宝なのかもしれませんね。あたしも普段はシャーペンオンリーですが、楽譜書き込みには太い鉛筆で目立たせる必要があるので、古い鉛筆も捨てなくてよかった。ね、性格出ますよね文具も。
      ちっちゃな鉛筆削りって、差し込んでぐりぐり鉛筆の方を回すやつですか。小さくて可愛いですけど、芯が削れちゃうのは抵抗があるドケチでございまして。
      それより、ピアニストの鉛筆画が見たいです。もしブログなど書いてらしたらアップしていただきたいなあ!

  2. うなゆき より:

    ワォ、三菱鉛筆も喜んでますヨ
    緑のは六角形で、絵柄は何故か丸いのよね
    絵柄の鉛筆、喉から手が出るほど、欲しかったヨ
    子どの頃の絵柄といえば
    SNOOPYとディズニーが2強だった気がする

    でもさ、鉛筆削るのに、芯は削らないとは!

    鉛筆削りって、欲出して芯を完璧に尖らせようとすると、芯がポキッと折れるのよね
    ごくたまに、自分でナイフで削る時、ポキポキ芯を折って、無駄に鉛筆を短くした記憶があるよ

    • よはねす よはねす より:

      あああ。また、世代の違いを感じてしまいましたよ。あたしがスヌーピーのキャラクターを知ったのは小学六年生の時でした。小学生って、文房具が生活の中で一番身近な「自分の持ち物」ですからね。うちの親はキャラクターには全くの無関心で、悲しくなることも多かったのですが、なぜこの鉛筆を買ってくれたのか不思議。もしかしたら親戚か誰かからの頂き物だったのかも。

      楽譜に書き込むには太い線がいいから芯は削らないようにしてたつもりですが、真実は単に「ケチだから」だったのですねー。4Bなら、細く削っても読みやすいのは発見でしたよ。

      昔、電動鉛筆削りが初めて世に出た時小学生だった世代ですが、当時電動は鉛筆が無くなるまで削り続けてしまうというデメリットがあったんですねー。うちのは手回し式だから心配はなかったけど、親は「ボンナイフ」を持たせてくれました。刃物なんか大っぴらに見せては当時でも問題になりそうだと子供でも感じていたから、筆箱に忍ばせて、こそこそと使ってました。あ、もしかして「ボンナイフ」うなゆきさんには通じないかな。芯をポキポキなんて、そんなもったいない使い方を見たらきっと卒倒しちゃったと思います・・・