きのう、金曜のこと。
「明日は、友人と夕方から会食がある。・・・白髪がちょっと伸びかけてる。迷うけどやっぱり染めよう」
と決意し美容院に電話、「明日なんですけど入れますか」と頼み予約した。
ホッとして楽器の練習にいそしんでた夕方、その友人から直電が掛かってきた。
あら、どうしたのかしら。明日の話?と思いながら「どしたの~?」出てみたら。
「もしもし。よはねすちゃん?」と高い声。
「うん!」
「・・・・・・今日じゃなかったっけ」笑いを含んでるけど、低ーい声。
もう店に来てるんだけど、と言われてあたしは真っ青になったよ。
手帳を見直したけど、約束は明日、土曜の17時になってる。
友人は、絶対にそんな間違いはあり得ない人。
あたしが間違ったに決まってる。
震えながら「ごめんすぐ行く」と言い放ったが友人が「だいじょぶぅ?」と不安がってる。
そうだよねえ。もう約束の時間から30分過ぎてる。これ以上少しでも待たせるのも申し訳ない。
でも、その店はうちの近所。
下調べもしてないが、手帳に住所だけはメモしてあった。
スマホのナビを使ったら、ほぼ迷わずに8分で着いた。
奇跡的に、外出できる服を着ていたからよかったよ。
前日に風呂に入ってないのが申しわけないが、おかげで髪はアイロン当て済みのままで、見た目だけはセーフ。
ああ、今思い出したわ。
5年前、いや4年前かな。
コロナが落ち着いてきたころ、慎重な友人が「そろそろ会おうか」と花見に誘ってくれたのね。
あの時も、時間を1時間間違えて、電話が掛かってきたんだったな。
そういう間違いって、この友人以外にもあっただろうか。思い出せない。
なんでこの人の約束だけ間違うんだろうなあ。
家からずっと走ったら、信号機が全部ちょうど青になってくれたんだよね。
普段、それらの信号は必ずその場所に着くと黄色に変わるの。
逆だったら、信号機はあたしからどんなにか理不尽な怒りを向けられたことだろう。
何から何まで、いつも友人がお膳立てしてくれるんだ。
3月に断り、5月に断り。
今回は、断れなかった。今週は本当に珍しく、チェンバロレッスンだけしか予定がなかったんだよね。
二人で相談して店を決めて、予約はいつも彼女がしてくれる。
なんで手帳に書き間違ったんだろう。後で考えても取り返しつかないけど。
何でも老化のせいにしちゃいけないよな。不注意、それだけ。
友人は、あたしを全然責めないでくれて、話は弾んだよ。
やっぱり歳相応の体調の話、仕事の話。
彼女の名前は上も下もよくあるやつ。
同姓同名は多すぎて、フェイスブックなんかでは絶対に見つけることができない。エゴサーチもちろん不可能。
医者で名前を呼ばれたが、顔を上げたら違う人の方を向いてたから「違う」と判断したとか。
でも、血液型まで一緒だったそうだ。
現在の職場でも三人いて、仕事の情報が間違った人に行って自分に伝わっていなかったとか。
へーーそんな大きな組織だったとは知らなかった。
彼女が59歳で辞めた巨大企業では何人いたって言ってたかな。
その場ではかなり驚いたのに、もう忘れちゃったよ。2杯しか飲まなかったのにー。
ノーベル賞とった日本人の名前は逆に、すごく珍しいよね。
あたしのニュース情報源はほぼラジオなのだけど、その名前がどうしても聞き取れず。
なんだか日本人ぽくない響きに思えて。
聞き取れないからスマホで検索するにも困る。でも「ノーベル賞 日本人」で検索したらすぐ出てきたね。
そあい・けんそうさん。
あれ!漢字変換できない。
スマホで昨日「そあい」と打ち込んだら真っ先に漢字変換候補に出てきてびっくりしたんだ。
何十万人も検索したんだろうね、って友人と面白がったのに、今このPCではできないのかー。
しかも、彼は下の名も絶対に正しく読まれないだろうね。恐らく何万人に聞いても全員が「けんぞーさん」と呼ぶだろう。
名前って、多すぎても少なすぎても苦労するね。
なんて話で盛り上がったよ。
本日のオマケ


meat pointとかいう名前の店で。友人が肉を思い切り食べたいと、このプレートにした。
あたしも急に肉が食べたくなる時がある。前日に思い切り肉ばっかり3パックも買って、骨付きラムを頬張ったばかりだったが問題なくきのうも食らいついたよ。
この牛肉を、友人がじっと見つめて指を伸ばし、なんと蚊をつまみ取った!「ハエではない」なんて落ち着いてるけど、いや、そこじゃないでしょ。蚊って、つまめるもんなの!?
そしてあたしはしっかり蚊に食われてた。なんか自宅でも最近、朝も夕も毎日食われてるんだよなあ。蚊の「プ~ン」なんて音聞いたことないのに。
ハッ。もしかして聴力が老化で、高音が聞こえないだけなのかもね。って話でまた盛り上がった。


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