国立台湾交響楽団

東京オペラシティ コンサートホール おでかけ

きのうは、久しぶりにオーケストラのコンサートに行ってきたよ。

室内楽仲間(岸部一徳酷似)がタダ券をゲットしてくれたので、本当は有料なのにありがたく無料で入ることができた。

岸部さんは、あたしには必要以上に親切で、親友からよくからかわれる。
ちょっぴりうっとうしいこともあるけど、まあそれ以上のことはないので言葉は悪いがいいとこ取りでお世話になってる。

お誘いいただいたのは台湾のオーケストラ。もちろん名前も聞いたことが無い。
プログラム、前半は有名だけど、後半は台湾の民謡を編曲したものと、ラフマニノフのちょっと難しいやつ。

「後半プログラムになじみがなく迷いましたが、せっかくタダでしたらいただいてもよろしいでしょうか」
と正直に書いたら
「ご快諾ありがとうございます」だって。”快諾”と思われたくなかったんだけどな。

日曜室内楽のときにいただいたチケットを見たら、かぶりつき。
なるほど。これは最前列の奏者しか見えなくて、おもしろさが半減するんだよな。緊張するし。

でも礼儀は守る。「えっ、1階1列ですか。すごーい」
岸部さん「はは。かぶりつきですよ。ちょっと見づらいですね」

ところがね。
会場について、もぎり係さんにチケットを差し出したら
「申し訳ございません、このお席は入場できません」だって。

「あちらのコーナーで、別のチケットへ引き換えをお願いします」

面食らったが、あとで岸部さんが教えてくれたところによるとステージを広げるために最前の2列の座席を撤去したそうだ。

岸部さん、なんとかあたしと並びの席を確保したそうだ。名前を言って、彼の確保してくれたチケットを受け取った。

それは、2階で舞台を真上から見下ろせる席。
最高!あたしがこの会場のチケットを自分で買うときは必ずここにするんだよ。

いつもは下手側で、ピアノやバイオリンがよく見えるところ。
きのうは反対で、チェロの真上だった。

今回はバイオリン協奏曲があるので、ソリストの顔がよーく見える側。ラッキー。

いやー、若いソリストの溌剌とした姿はいいね。
バイオリンも、ものすごく正確な音程で、音色も我々と同じ楽器とは思えない素晴らしい音色。
音楽もいきいきとして。

この人、もしかして将来すごい大物になるかも。

と思ったら、そのはずだ、チャイコフスキーコンクールで優勝してる・・・・・・すでに世界一の大物だった。

ユーチン・ツェンって中国名だと、印象に残りにくいのはなぜだろう。
だからランラン(ピアニスト)とか芸名をつけるのかな。
ヨーヨー・マみたいに覚えやすい名前の人は、それだけでもこういう商売にはラッキーだと思う。

いただいたプログラムは、表紙に指揮者とソリストの顔写真にサインが書いてある。
印刷と思ったら、なんと直筆。

何百枚サインしたんだろう、かわいそうに。
と思ったけど、サインのないプログラムを持ってる人もいた。

もしかしたら、座席交換した人の分だけサインしてくれたのかな。

いつもはプログラムなんてすぐ捨てちゃうけど、これは例外的に取っておこうかしら。
老後に「あたしはね、若いころ、ユーチン・ツェンの生演奏をこの耳で聴いたんだよ」って自慢するために。
・・・子も孫もいないのに、誰がそんな自慢話を聞いてくれるんだろう。介護施設の先生たちかな。

本日のオマケは食べ物ではなくトイレ。
初台駅、オペラシティ側改札を出る直前のトイレの手洗い場はこんなすてきなデザインだった。

鍵盤柄の洗面台
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コメント

  1. うなゆき より:

    ランラン
    若手ピアニストでぶっちぎりの一位と思う
    ちょっと生意気風な笑顔の。
    あー聞いてみたかった

    岸部さん 目を覚まして
    騙されてるで〜
    チョット伏目ガチで可愛子ぶってるけど
    計算高いだけやで〜

    • よはねす よはねす より:

      ちょっと!あたしが計算高いのは首がもげるほどうなずきますけども、ランランを聞いて「みたかった」って過去形なのは何。知らない間に死んじゃったのかと思いましたよ。
      bing先生に聞きましたが手の故障で休業してたんですね。でも、復活されたそうです。よかった。
      あたしも、最近表情豊かなアーティストが好きになってきましたよ。何を表現したいのかよくわかりますものね。

  2. にゃんた より:

    へー、すごい。
    大物は本人知らなくても、態度と音色でわかるのね。
    流石の審美眼。

    岸部さんに幸あらんことを祈ります。

    • うなゆき より:

      岸部さんに幸は訪れるのか

      よはねす先生
      岸部さんって 金持ち❓

      • よはねす よはねす より:

        岸部さん、これ以上の幸は求めてないと思いたい。
        お金持ちかどうかって、判断難しいですよね。株主総会に集まってくる株主たち、見た目はとてもじゃないけど金持ちになんて見えない人ばっかり。
        岸部さんは、普通じゃないかなあ。ご自宅に呼ばれて奥様に紹介されたことあったけど、ご自分で培養されたカスピ海ヨーグルトなど振る舞ってもらいましたよ。こういう楽しみがあるところは、あたしと気が合うかもしれません。

    • よはねす よはねす より:

      はは。にゃんたさんの行間読み取り能力には敵いませんなあ。これでも懸命に、自慢を隠したつもりだったのに。岸部さんに付き合ってあげたのだから十分幸あったはず、だいじょぶだいじょぶ。

  3. うなゆき より:

    なんや 妻帯者か
    おもろ無いな❗️
    イヤイヤもしかして親がビルとかマンション持ちかも

    『よはねす、君の為このマンションのワンフロア全部防音にしたよ
    練習室は50坪あるからネ。そうだ楽器も新調しようか。せっかくだから
    ヨーロッパ旅行しながら買いに行こう。 君はイタリア系とドイツ系どっちが好きかな。思い切ってストラウス買おうか?』
    って言われたらどうする❓
    ご決断を。

    ウフフ 妄想は広がる ブログって楽しいな!

    • よはねす よはねす より:

      期待に応えられなくてすみませんね。でも、いくらお金持ちでたとえ独身だったとしてもですよ、岸部さんもう70代ですよ。あたしは未成年ぐらいの男の子がかわいいと思うなあ。え、あたしロリコンだったんだ。男のロリータって思うと気色悪い( *´艸`)
      うなゆき先生の想像力たくましくて楽しそうですね。あたしも考えてみる。グランドピアノを24時間いつでも弾けるおうちで、やっぱストラディかグァルネリかガダニーニを試させてもらって。あいにく旅行は嫌いなんですのよ。へへ。楽しいね。