年に2回のお楽しみ

おでかけ

きのうは、妹の誕生祝をしてきた。
正確には、誕生祝を名目とした二人のゼイタク三昧の日。
このときだけは、お金の心配しないで好きな飲食を楽しんでいいって、二人で決めてるの。

ほんとは、誕生日は数日後なのでフライングしちゃったけど。
ふたりの都合の合う日を選んだら、きのうになった。
数日後だとまた冬の寒さが戻ってくるらしいから、きのうの快晴無風は最高に気持ちよくてラッキーだった。

行ったのは、目黒雅叙園だよ。妹のリクエスト。
ここの名物「百段階段」は、この時期おひなさまの飾りつけが楽しめるという。
前日に行った美容院でも、美容師さんがよく知ってた。あたしは知らなかった。

でもね、思ってたお雛様とはだいぶ違ってた。
写真撮影していいんだけど、撮らなかったな。
お雛様というよりも、見事な手工芸作品がいろいろ。
階段状に並んでるのかと思ってたけど、階段の途中から入る小部屋がいくつもあって、それぞれ違うテーマの展示があるのね。

階段も、あたしは完全に誤解していた。
つかこうへいの「蒲田行進曲」に出てくる「階段落ち」のシーンは、この階段を使ったものかと思ってた。
ぜんぜん違うんだね。
飾りつけがなくても、小部屋そのものの装飾だけでも見事だった。
お座敷なので、靴を脱いで持って歩くのも知らなかった。
面倒だなーと思ったけど、久しぶりに靴から解放された足で畳を踏むのはとても気持ちがよかった。

雅叙園ホテルの中庭の梅もきれいだったよ。
梅にも枝垂れ梅ってあるんだね。

「花より団子」とはあたしのためにある言葉か。お楽しみメインはランチだよ。
好き嫌いの全くない妹は、逆に好き嫌い激しいあたしに配慮してくれて毎度申し訳ない。
イタリアンレストラン「カノビアーノ」を選んでリクエストしてくれた。

店員さんは、あたしと妹のどちらが主役か知らないはず。
年上のあたしを、先に椅子引いて座らせてくれた。

でも、「店からのプレゼントです」ってお祝いプレートを持ってきたときは躊躇なく妹の前に置くんだよね。
さすがだー。どうやってわかったんだろう。
乾杯のシャンパンで「おめでとー」「ありがとー」とかやってるの聞いてたのかな。

料理の順番が前後するけど前菜紹介するね。

生野菜サラダ、と思ったのに説明は「ブリのサラダでございます」って聞こえた。
何の聞き間違いだろうと思ったら、野菜の下にブリの刺身が現れた!
妹は、炙った香りが香ばしいという。
あたしは言われて一生懸命香りを探して、やっと香ってきた気がした。

ほかにも、肉に添えられた豆苗の一種が。
妹ははっきりと「豆苗そのものの味!」というのに、あたしにはどうしても感じられなかった。

もしかして、味覚が衰えてる!?心配されてしまった。
まー、ほかにも老化現象はいろいろ自覚してるからね、残念だけどしょうがない。

これ以上衰えないうちに、急いでたくさん一緒に味わおうね、妹ちゃん。
春の初めが妹、秋の初めがあたしの誕生日。
年に2回、いい季節ではあるんだけど、冬も夏もきっとそれぞれの味があるはずだよなあ。

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コメント

  1. にゃんた より:

    目黒雅叙園。
    なんかのセミナーで話に行って、わートイレが立派ってことだけしか覚えていない場所。
    お食事豪華ねー。
    鰤のサラダ気になる。
    お誕生日おめでとうございます。
    春の妹と秋の姉。
    ぼたもちとおはぎみたいね。とまた誘導してみる(^^)

    • よはねす よはねす より:

      あたしもトイレ(のお化粧コーナー)が立派なので写真撮りました。男性トイレも立派なのかー。気になります。
      ぼたもちとおはぎ、ねえ。じゃあ誘導されて今からおじゃましまーす。