音楽仲間の忘年会

忘年会料理

市民オーケストラの中に、ホームパーティが好きな人がいる。
今年は4年ぶりに開催するとのこと。
招いてもらって、大喜びで参加してきたよ。

お土産に持って行ったのは清酒「天狗舞」4合瓶。

日本酒は全然詳しくない。でも、飲めばおいしい。
そういえばここのパーティでおいしい銘柄を教えてもらうことが多いな。

今回選んだ「天狗舞」は東村アキコ「東京タラレバ娘」という漫画に登場したもの。

このシーズン2に佐藤優の示す箇所が出てくる

普段漫画は読まないのだけど、これは作家の佐藤優が推薦してたので図書館で借りて読んでみたの。

主人公がこの酒ビン抱えて酒を絶賛しながら泣いたりしてるので、気になってた。

色は黄色が濃い。味は・・・特にわからず、普通においしい。残念。

主旨はお酒や食べ物じゃなくて、仲間との懇親だもんね。いいのいいの。
この4年の間に、オケを辞めてしまった人が相次いだのだけど、そのうち3人も参加してくれたよ。
うれしかったなあ。
いつも銀だこを持って来てくれる人が辞めちゃったから、今年は食べられないんだななんて考えてたら「タコ焼きどうぞ」って回ってきて。
「ああ、タコ焼き見るといつもK岡さんを思い出すんですよ」と言いながら箸をつけたら目線の先にK岡さんがいた。

「あれ、K岡さん。来てくれたんですねーかんぱーい」
その隣に、あれ、N宮さん。あれ、その隣はS木さん。みなさん、かんぱーい。
テーブルの端と端でグラスを持ち上げたので、全員に話ができてS木さんもうれしそうだ。

実はね、K岡さんの名前を忘れてて。
「あの、たこ焼き持って来てくれる人の名前なんだっけな」と、前日に古い名簿を見直してたんだ。
復習しといてよかったよ、とっさに名前を呼べたからね。

で、みんなは嫌がる人が多いんだけど、あたしはここでの即興演奏が一番の楽しみ。
主催者はバイオリニストなのだけど、1万円で買ったビオラと5万円で買ったチェロをいつも準備してくれてる。

楽譜が秀逸でね。
古い歌謡曲や演歌、軽いクラシックまで弦楽四重奏にアレンジされた分厚い曲集があるんだ。

我々、ほとんど六十代。「いい日旅立ち」とか「青い山脈」とか延々弾いてた。
ほんとうはクラシックがやりたいんだけど、雰囲気壊すもんなあ。

と思ってたらタマちゃん(40代男子)がバッハの2つのバイオリンのための協奏曲をやりたい、という。

めちゃめちゃやりたかったのだけど、ほかの人にも出番を譲らなきゃ。
参加者の中で一番うまい3人が、タマちゃんに合わせて弾いてくれて。
我々はバッハの生演奏をBGMに話の花を咲かせるという、豪華で幸せな宴だった。

バッハを背中で聴きながら座った隣はK山君50代。
彼はトランペットなので、我々弦楽器と接点は少ない。でも、弦楽器たちのことは彼らの席からよーく見えてる。
あたしのこと、さばさばしてて男っぽいって言うんだよ。「いい意味で」と後から付け足して。

そうかねえ。ほんとはネチネチいじいじしてるオトメなんだけどな。
でも、確かに若い頃「よはねす少年」って呼ばれてたことある。

で、そういうところが弦らしくない、管楽器っぽいんだって。
なるほどな、と思った。
一番仲良しの木管楽器から「弦楽器の女性みんな『オホホ』って感じで近寄りがたいけど、よはねすちゃんだけ違う」と言われたことがある。

最後に、弦楽四重奏の伴奏でモーツァルトの合唱曲「アヴェ・ヴェルム・コルプス」を4人で歌った。
あたしは歌はヘタだしラテン語なんか読めないので、ほとんど「あー」って音程だけ取って声を出してた。
ところがまー、音程が取れない取れない。
学校の音楽の授業ではアルト声部を歌うのが大好きだったのに。
あたしの能力が落ちたのか、モーツァルトの作曲が高度すぎるのか。
ちょっと悔しい。

帰り道に通りがかった材木屋が素敵だったので記念撮影。

本日のオマケ

宴会中、撮影ができなかったのでアイキャッチ写真は借り物。
代わりに、昼ご飯でも載せておくか。
判で押したように変わり映えしないプレートなので、こういう時でもないと写真は撮らない。

キャロットラぺは年末年始仕様でクランベリー入り。いつもナッツを食べるけど、きのうは朝ごはんに生クリームと一緒に食べたので昼は省略。

夜に味噌汁の気分じゃないことが多くなって、朝に白味噌でスープ感覚で最近飲むようになった。

今年も、ただの戯れ言日記にお付き合いいただきありがとうございました。

皆さまどうぞよいお年をお迎えください。

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コメント

  1. にゃんた より:

    あら。日本酒にはちょっと合わないかなって思わせるようなアイキャッチは違うのね。
    天狗舞、石川の良いお酒ですね。
    菊姫、手取川あたりも良いです。
    黒猫時代のぼくのプロジェクトチームはみんな日本酒好きで、飲みに行くと全員が銘柄指定で飲んでいました。

    東村アキコさん、実弟の漫画家、森繁拓真さんの「いいなりご飯」で高飛車にお酒の飲み方を指導する姿がかっこいいです。

    • よはねす よはねす より:

      あ、でも実際に用意してくださったテーブルはこんな感じでした。日本酒好きなおじ様たち今回は欠席で。ノンアル組が増えたのは年齢が上がったせいかクルマで来たせいか(?_?)
      黒猫様はウイスキー専門のイメージでした。清酒もお詳しいんですね!情報ありがとうございます。少しずつ探して、試してみたい。新たな趣味の開拓ばんざい!
      はい、東村アキコさんをググって初めて森繁さんのお名前を見つけました。飲み方指南、おもしそうろうですねえ。こちらもぜひ、機会あれば。