iPadの楽譜利用で奮闘

電子楽譜を利用するためにiPadを買って、ひと月半ほど。

まず、設定。

IT苦手だから、使い始めるまでに時間が掛かったよ。
設定は、トリセツなんかなくてもiPadさんが一生懸命あたしを引っ張ってくれる。
時間さえ掛けたら、何とかなった。

特に指紋登録には時間が掛かるね。
指の当たり具合を何十通りも登録して。右手と左手と両方で。

せっかく登録したそれを、使う方法が1か月近くわからなくて。
暗転したiPadさんを覚醒させるのに、いちいちPWを打ち込んでたのだけど、偶然指がそこに当たって。
なんだ、ここに触るのかーとわかった次第。

ちなみにそれから数日後、スマホにもその機能があると発見した。
この機種に変更したときも、そういえば苦労して指紋登録した。
でも、どう使うのか、何のため登録したのかも知らなくて。
5年ぐらい無駄にしたかね？

楽譜利用は、少しずつ始めてる。

複数の人から教えてもらったアプリ「PIASCORE」はすぐDLして、そこから電子楽譜を入手できる。
ただ、そこから開いたサイトとPCでいつも開いてたサイトと、同じはずなのに、表示がかなり違うのね。
iPadだと版の名前やサンプル譜が見えなくて。

今その例が出てこないから、ちょっと意味が違うけど別例を出す。

シューベルトの弦楽四重奏曲「ロザムンデ」の楽譜が欲しい。
ピアスコアから探すと、有名な第2楽章だけとか、有料サイトしか紹介してくれないの。

通称の「ロザムンデ」ではなく正式な「第13番」で検索したら、知らない曲「子供のためのアルバム」の楽譜がずらっと並んだよ。

どうにもならん。
ものは試し、とウェブアプリ「Safari」からPCと同じサイトを出したら。
そこからDLして、ピアスコアの中に保存できた。
なんだ。苦労して損した。

譜めくりは苦戦中

譜めくり用のペダルは、ネット注文したら在庫切れで、3週間後にやっと届いた。
それ無しの場合、指でタッチしてめくる。
普通の紙の楽譜なら、音楽のちょっとした切れ目でめくるように配慮されてるけど。
それは2頁見開きで広げた場合ね。
iPadも、横に向ければ2頁見られるけど、ちょっと小さくて見づらい。
縦に置いて1頁ずつめくると、指ではとてもじゃないが間に合わない。

ペダルが届いて、やっとまともに練習を始めたけど、まだ慣れなくてうまくめくれないね。
それでも、弦・管楽器やチェンバロならまだいい。
ピアノは、ダンパーペダルやソフトペダルも踏むからね。
譜めくりペダルをそばに置いてみたけど、両方扱うのはものすごくむずかしい！

先月モーツァルトのピアノトリオを組んだときのピアニストさんもiPad使ってたんだけどね、彼女はウインクでめくってたよ。
あたしもやってみたけど、まったく作動しない。
これも、なにか設定が必要なのかな。

ピアノこそ譜めくりが大変だから、iPadは必需品に近いと思う。
譜めくりがうまくできなくて大げんか、仲違いしてしまった人実際にいるからね。

充電に時間がかかる

きのうは、練習してたら電池残量が20％になった。
iPadは残量が20％から80％の間にキープするとバッテリーが長持ちすると聞いたのでね。
午後3時半から充電を始めて、80％になったのが7時半、ちょうど4時間もかかったよ。

今度の土曜室内楽で使うつもりだから、金曜に充電は確認しておかなきゃね。
電源切れたから楽譜見えません、じゃ済まない。
紙の楽譜プリントしてないけど、万一のために紙もあったほうがいいのかなあ。
楽譜を持って行くのをたびたび忘れるからiPadにしたのに。本末転倒かしらん。

荷物が増える

モバイルバッテリーも持っていったほうがいいのかな。
あと、譜めくりペダルも絶対いる。
紙楽譜よりよっぽど大荷物になるなあ。iPadも13インチ、かなり重い。

紙楽譜からスキャンする

まだ少し先の話だけど、8月から始める曲は、お仲間が持っている紙の楽譜を貸してくれたの。
その出版社の版は、無料サイトに載ってないんだ。
ほんの10年前までは、出版譜をコピーして使うのが当たり前だったんだよね。
時代は変わった。ＤＬなら楽譜の貸し借りも発生しないから、ラクなのに慣れきってる。

紙楽譜からｉＰａｄに入れる方法、アプリもあるよ。
そのアプリ「スキャナブル」は知ってたのだけど、いよいよ使おうとしたら。
スキャナブルは「Evernote」の亜種というのかグループというのか。
エバーノートも登録しないと使えない、とは知らなかった。

ま、これでいいのかわからずやってみて、スキャナブルのアイコンは入った。
ところが、これが楽譜を全然読み込んでくれなくてさー。

2週間ぐらい放置したかね。借りた楽譜は来週返さなきゃ。
AIに聞いたらわかったぞ。5つぐらい原因を挙げてくれたけど、最初の「カメラのアクセス権限がない」が原因だった。
iPadの設定で、プライバシー→カメラ→scannableを有効にすればよかったんだ。

最初はなんでも恐くって、情報公開系は全部「不可」に設定してたからね。

今、始めてスキャナブルで撮影してみた。
さすが専用アプリ、ただのカメラと違って、隣の頁なんかフレームに入れないで、ちゃんと必要な部分を自動で読み取るの。
それでも楽譜が分厚くて歪んだところまでは補正できない。
切り取って、いらない枠を削って長方形に整えるのは簡単。

あとね、勝手にシャッターが切られるから、まだ楽譜を押さえてる手までいっしょに写ったり。
そんな頁は削除する。

それで6頁撮影したけど、これがどういうファイルになるのか、これをピアスコアで保存したいのだけどどうするのか。
また今度、できたらブログネタにするわ。

本日のオマケ

前日の残りの、並べ方を変えただけ。サバを温め直すのに、いっしょにエリンギも並べて焼いたのだけがひと手間。あ、トマトも足したわ。