きのうのランチタイムコンサートは、バイオリン・フルート・ピアノのトリオだったよ。
たとえ雨でも絶対行きたいと思ってたの。
因縁の曲、キュイの「5つの小品」をやってくれるとの知らせがあったから。
半年前、この曲のピアノを弾くように幹事があたしを組み合わせに入れたのだけど。
ちょっと試しに弾いてみたけど、どうにも難しくて、半年かけて練習してもロクに弾けるようにならない気がした。
幹事さんは、わざわざ会員じゃない人まで手を広げて、参加してくれるピアニストを探してきた。
迷惑をかけたことは事実で、申し訳ない。
幹事さん、幹事団の中のひとりのピアニストに「そんな難しい曲なのか?」って聞いてた。
聞かれた人、「それほど難しいとは思いません、私はその場で弾けました」ぐらいのことを返事してるので、あたしはひとりで傷ついた、ってわけ。
そう。ほんとに。傍から聞いてる分には、ちっとも難しそうに聞こえないの。
ピアノ担当としては、苦労した甲斐がない。ほんとは大変なのにー。
・・・・・・前置きが長いか。
きのう登場した美女三人は、涼しげなミントグリーンや、みどりあおのドレス。
表情も涼しげ、何の苦労もなく軽やかに弾いてくれちゃった。
1曲めは久石譲「海の見える街」、ジブリ映画の曲なんだってね。
あたしはもちろんそんな曲知らなかったのだけど、平日室内楽や妹の発表会で取り上げたので、覚えたよ。
クラシック以外、無駄に記憶力を使いたくないのだけど、こうたびたび触れる機会があるなら、知っておく方が人生楽しくなるかもしれない。
2曲めに、そのキュイ。本当は5曲なんだけど、そのうち2曲しかやってくれなかった。
まあ、しょうがないね。ビジネスオフィスビルのエントランスで無料公開してくれるんだから、そんな誰も知らないような曲を10分もやるのはサービス精神に欠けるというものだろう。
そのあとは、ピアソラ2曲。タンゴだけどこの作曲家の作品はクラシック枠に入れられる。
説明、MCが良かった。
音楽はだいたい、1小節に音が8個入ってるのが多い。タタタタ、タタタタと。
しかしタンゴは、タタタ・タタタ・タタという拍子なんだって。
うん?タンゴといえば頭に浮かぶのはラ・クンパルシータ。あれ、そんなリズムだったっけ。
と首をかしげたけど、ピアソラの名曲「リベルタンゴ」の演奏を聴いたら、確かにそのリズムだ。
知らなかったなあ、おもしろい。
その後は映画音楽、ディズニー、とクラシックじゃないものが続き。
最後はホルストの木星、クラシックで締め。うーん、「木星」じゃなく「ジュピター」と呼ぶほうがクラシックと無縁な人には認識しやすいかな。
クラシック以外は拒否する耳を持っているのだけど、今回全部拒否反応が起きなかったよ。
ディズニーなど映画音楽もジャズ風アレンジになってたおかげもある。
ウケ狙いで大げさな身振りをつける奏者は見てて嫌らしいけど、このお三方は上品なの。
そして、この猛暑なのに立ち見のお客さんがギッシリ。大きな「ブラボー!」まで出たよ。
そして個人的にうれしかったのがね、三人ともiPadを使ってたこと。
バイオリンさんだけ指で譜めくり、フルートさんピアノさんはペダルを使ってた。
ピアノさんはドレスでペダルが全く見えないんだけどね、演奏後立ち去ったところを見たら、譜めくりペダルはピアノの三本ペダルの左側に置いてあった。
ふーん。じゃ、あたしも今度左足で踏むように練習してみよう。
先月の土曜室内楽でiPadを使ってたピアノさんは、ペダルじゃなくてウインクでめくってたんだよね。
あたしには無理だな、って思ってたんだ。
あたしからはピアノさんの楽譜しか見えなかったけど、横長に置いて、見開き2頁でご覧になってた。
そのほうがめくる回数が半分で済むけど、楽譜が小さくなるから困るんだよね。
でも、たぶんあたしの13インチより小さい。12.9かなあ。
バイオリンさんなんてもっと小さい、11インチか、ヘタするともっと小さいかも。
音符の数がピアノよりぐっと少ないから、できるよなあ。
あたしも、弦の時は横向き2頁で使ってみようかな。
今日、平日室内楽で初めてiPadを使う予定。
一応ペダルもバッグに入れたけど。
急に、迷いだした。できるかなあ。
本日のオマケ


トラストタワーN館お向かいのオフィスビル、TOKYO TORCH常盤橋タワーの中の8TH SEA OYSTERでランチ。
キノコマリネとポテサラの前菜に、牡蠣とレモンのペペロンチーノで1300円は頑張ってる!と思ったけど、消費税入れたら1430円で、まあしょうがないなと。
こんなに消費税払うから国民が苦しさを感じてるんだよ!昔は収入が多い人は7割も税金に持って行かれたのに、今は5割以下でしょ?金持ち優遇は反対。金持ちになりたいあたしでも、そう思うわ。



コメント
キュイ、可愛い、昼休みに聴くのにピッタリな曲!
ピアノ、難しいどうかなんて全く分からず…
手・指がそんなに忙しく動いて無い風だけど、そういう事では無いのよね…
電子楽譜か〜、小さくて老眼の我らオバチャンには難しいそう
実は、私、細かい作業用にハズキルーペを愛用してるのですよ
スマホの字の大きさも、若い子が私のスマホ見て、びっくりしてたなぁ〜
リベルタンゴ、拍子がよく分からず
私が見た、YouTubeは演者も観客も手拍子するのだけど、
すごーく、やりづらそうでしたよ
ね、客観的に聞いたら可愛い曲なのにね。これが可愛いと気づいたのは、今回のミニコンサートの予習というか、半年前に断ったときの復習というかで、YouTubeを探した時が初めてでした。ただ「弾けない、難しい」しか頭になくて、キュイには失礼だし、改めて迷惑かけたなーと思ったのでした。
ちっとも難しそうに聞こえないところは、やっぱりどうしても悔しい。このピアニストさんも軽々楽々弾いてらっしゃるように見えました。まーこれを髪振り乱して弾いたら曲のイメージ壊れますからね、それが正しい弾き方ではあります。
そう、たまに電車で隣に座った人のスマホの文字が大きいのでびっくりすることはあります。どうしたらあんなに大きく設定できるのかわからないあたしも、将来ハズキルーペのお世話になるのかしら。
リベルタンゴに手拍子?あり得ーん。あたしもできません。できる人、味わえてるならすごいなあ。