チェンバロレッスンにて

室内楽練習の後、録音を聴いたり、陰練の相談をしたりで、予定より帰りが遅くなってしまった。

このあとチェンバロレッスンが待っている。
それ用の楽譜を持って来てるなら直行できるんだけど、まさかこんなに遅くなるとは思わず。
重たい楽器を一旦家に置いてから出直すつもりだったのでね。

まず、地元駅まで戻ってきて、駅前の和菓子屋さんでハロウィン仕様のマドレーヌを1個だけ購入。
家で、楽譜をセットしてあったリュックにマドレーヌを放り込み、まとめてあったゴミ袋と杖をつかんで出かけた。

ゴミを出しそびれて十日ぐらい経ったかな。45ℓのゴミ袋なんて使うのは年に一度ぐらいしかなかったぞ。

チェンバロレッスンに急ぐときは、今まで電車をひと駅使ってたんだけど、そっちの駅から教室までけっこう歩くんだ。
コミュニティバスの停留所からなら教室に近いのを発見して、初めてそのルートで行ってみたよ。

ただし、その停留所がうちから遠い。んー。交通費が安くなるのはメリットだけど、歩数節約にはならないか。

道路はやや渋滞気味でドキドキしたけど、バス偉い。時刻通りにやってきた。
レッスン開始5分前に着いたら、すぐに先生が扉を開けてくださった。
あ、もう入ってもいいですか。

杖を立てかけて、先生にちょっとケガの説明。手の指でなくて良かったですー。
「チェンバロならペダルもありませんしね」
あ、そういえばそうだ！

こないだお借りした楽譜をお返しして、いっしょにマドレーヌもお渡しする。
たくさんコピーしていただいたので、これ、ほんの気持ちです。

ちゃんと、ギフト用のかわいい小袋もあったんだけど、2000円近くするようなものをコピー代として買うことができなかった。
ここらへんの金銭感覚が、あたしが大した稼ぎもないのに小金を貯めた所以だろうと思う。

「そうだ、よはねすさんに確認しておきたいことがあるんです」と先生がおっしゃる。
は、なんでしょう。

「よはねすさん、どこかで演奏してお礼などもらうことありますか」
お借りした楽譜はね、教室の別の生徒さんのチェンバロと合わせてあたしが弦部分をアンサンブルするためのものだったのよ。
今度、よかったら一緒に合わせてみませんかと言われて、とっても楽しみにしてるんだ。

いえいえ！お礼なんてむしろ、こちらがお支払いしなきゃならない方で。

まずあたしの腕前を一度聞いていただき、弾けそうな曲を合いそうな人に紹介してもらうようにお願いしたよ。

「では、ボランティアとして弾いていただいて大丈夫ですか」
はい、できるだけたくさんやってみたいです。お願いします。

レッスンでは久しぶりに、二段鍵盤の音が出せるレバーを使った。
ここの楽器は一段しかないけれど、左右に小さいレバーが付いていて、動かすと同じ音が二重に鳴らせるんだ。
同じ音の弦が2本ずつ張られているのを、両方鳴らすので、お互い響いてとても大きな音量になる。
鍵盤のタッチもかなり違って、うまく鳴らせなくてびっくりしたー。

ああ、こんど行く二子玉川のチェンバロは一段かなー二段かなー。
先生に、その話をすればよかったな。まだ習ってないのに調律もしなきゃならないんだから。

レッスンを終えて、リュックと楽譜と杖を抱えて部屋から出ようとした。
部屋の外でゆっくり楽譜をしまおうとしたのだけど、先生が「まだ時間があるのでここでゆっくり」と、小テーブルを指差す。
え、でも時間過ぎてますよ。と言うと同時に杖を倒し、楽譜まで落としてしまった。
「時間は大丈夫です」とのお言葉に甘え、先生に楽譜まで拾っていただき、なんとかリュックに詰め込み。
外で待ってた次の生徒さんに「こんにちは」「お待たせしました」と挨拶し、バス停へ急ぐ。

ちょうど発車時刻だ。遅れてれば乗れるけど、もう行っちゃったかな。
一応きょろきょろするけど見えない、一応バス停まで行ってみる？
なんて迷ってたら突如バスが現れ、通り過ぎたー。あーーー。

次のバスは20分後、待てないので電車にした。
ああそうだ、この時間は超満員だった。
今度から、帰りは20分待ってでもバスがいいかな。

本日のオマケ

そういうわけで疲労困憊のあたしはスーパーで弁当を衝動買いした。
その写真はきのう使っちゃったので、本日のオマケはゆうべの夕ご飯。

金曜はワインを楽しむことにしてるよ。

しいたけと小松菜とじゃがいものヨーグルト焼きと、かぼちゃの揚げ焼き。

白砂糖なんて何十年も使わなかったけど、最近心変わりして使うことにした。あ、母の遺したグラニュー糖スティックの在庫がやっと無くなったから、っていう理由もある。

揚げ焼きしたかぼちゃに砂糖とシナモンパウダーをまぶしただけ。やっぱり、かぼちゃは甘い方がおいしいねえ。