健康話が好物なお年頃

来週、室内楽の発表会なの。きのうはその直前練習。

オケも突然出演できなくなった人が二人いたけど、こちらもまた二人。
一人の女性は山登りで背骨骨折という災難で。
その方が入る2曲のうち1曲は、あたしが代わりに弾くことになった。
もう1曲彼女と組んでいるグループの男性が前を歩いてたので声を掛けて。

聞いてみたら、彼もスキーで「剥離骨折」したことがあるそうで。
上腕だったので何とか帰っては来られたけど、1ヵ月入院が必要なのに仕事が休めないから自然治癒させたんだって。
ひどい話だよね。国立大学にお勤めなんだけど、教職なのか研究職なのかは知らない。

あたしのグループは、しょっぱなから波乱があって。
エントリー者の元大学教授が睡眠時無呼吸の症状がひどいので、と退会しちゃったんだよ。
彼の代わりは幹事さんがやってくれるのだけど、他のグループと掛け持ちなので今までに1回しか一緒に合わせてない。
そこへもう一人出られなくなって、なんか呪われてるんじゃなかろうか。
元々は5人の予定を、無理に4人で発表会に出ることにした。

あたしは3曲出るのだけど、最後の1曲は親友メイとアニーさんのトリオ。
メイが練習室に入ってくるなり「実は」と話し出す。
健康診断で引っかかったけれど、自覚症状がないから放っておいたら目が見えにくくなって。
眼にゼリー状のものができたけど老化現象みたい、医者も「ああまたか」という感じで笑ってたなんていうけど、ほんとかなあ。

アニーさんもたぶん白内障が来ているそうだ。あたしも緑内障よ、と言ったらびっくりされたけど、もう三人ともこのトシになったらあちこち何かしらあるのよね。
互いの健康話をしだしたら、10分ぐらい止まらなかったよ。
「若いうちはお嫁さんの悪口、それから親の介護の話、今は自分のからだの悪いところ自慢話ばっかり」とはアニーさん。
へーーそうなのかあ。あたしとメイは「お嫁さん」には縁がないので、ちょっと興味深かった。

それが終わったら、今度はオケの練習へ。

いつもは3回も乗り換えて行くところ、きのうの練習会場は2回の乗り換えで済む場所、ラッキー。
それはさておき。
ずっとお隣で弾いてた先輩がね、練習が全部終わった後ぽつりと言うの。
「3週間も前に骨折してたことがわかったの」
ええっ。だって先週普通に本番演奏会弾いてましたよね。どこの骨折ですか。

家の中で転んで肋骨が痛かったのだけど、（勤め先の）会社が倒産して健康保険証が使えなくて。
「我慢しちゃったんですね」
演奏会が終わってから医者でレントゲンを撮ってみたら、３本も折れてたんだって！
ひええ。我慢強いにもほどがある。

そこになぜかコンマスも寄って来て、同じ話を聞いてもらった。
そしたら、コンマスがバイオリンケースにぶら下げていたものを見せてくれる。
コンマス、若い時から目が悪くてね。昨年悪化して、コンマス代理を2人増やしたときに、その先輩が「目に効くお守り」をくれたんだって。
先輩のこと「お母さん」なんて呼んでたけど、いくらなんでもそれは失礼じゃないの？5つか7つぐらい上でしょう、せいぜい。
でも、確かに先輩はオケの「お母さん」的存在だ。休憩時間にみんなにアメちゃんを配ってくれたり、とっても優しいんだ。
お守りをもらったと聞いて、あたしも「まあ優しい！」とびっくりした。
千葉県の君津市にその神社があるそうだ。たまたま近くに行くことがあったから、と言ってたけどね。

骨に効くお守りってないんですかね、と言ったら笑いを取れたけど。
よく考えたら骨折ってお守りがなくても治るもんね。
にしても、早く治ってほしいものだよ。

本日のオマケ

朝10時だけど昼ごはん。11時すぎに家を出なきゃならなかったからね。

こうじ水を取った出し殻米麹が溜まったので、ネギとピーマンとジャコでチャーハンもどき。水分がなかなか抜けなくて、おかゆっぽくなった。リゾット風にしたほうが良かったかなあ。

ちなみに、これが夕飯。メイとアニーさんに「お座敷がかかってるので」と下手な言い訳をして先に飛び出し、電車待ちのホームで1個かじる。

いつもおにぎりが好きなんだけど、たまには違うものが食べたくなった。

ベースブレッドも好き。パンだと食べた気がしないけど、これは満足感があるよ。カレー味と、レーズン食パンなんて味初めてみた（買ったのはカレーとチョコ味）。

しかし、おにぎりなら飲み物なしで食べられるけど、これは無理ねー。持ってたこうじ水が足りなくなって、結局自販機で「天然水ゼリー」を買って。それでは水分が足りなかったけど、我慢しちゃった。

オケ練後に、また電車待ちが長すぎて、ホーム自販機でセブンティーンアイスなんか買っちゃった。

次の「不健康自慢」ネタを着々と準備しているような気もする。