「トゥーランガリラ」って、知ってる?
名前だけでも聞いたことがある人は、相当クラシック音楽に詳しい人なんじゃない?
現代作曲家メシアンの「トゥーランガリラ交響曲」を、アマチュアオーケストラ2団体合同で演奏するという。
ネットで申し込めば、席は選べないけど無料で入れてくれる。
なんてありがたい。
1曲で90分ぐらいかかる大曲、なんと第10楽章まである。
・・・とは、実はあたしも知らなくてね。プログラムを見て初めて知った。
この曲は「オンド・マルトノ」という珍しい楽器を使うのも大きな特色。
写真は見たことがあるけど、どうやって弾くのか知らなかった。
ある時、この曲の一部(第5楽章)がN響アワーという番組のオープニングで使われていたと知って、一気に身近に感じたの。
現代音楽というと身構えるけど、ちゃんと調性はあって。楽し気な長調、指揮もほぼきちんと4拍子でわかりやすい。
音だけでごめんね。画像付きでいいの、見つからなかった。
そして、これがオンド・マルトノ。
電子楽器なんだよ。鍵盤があって、後ろの仏壇みたいな箱に張ってある弦が共鳴する。
びよよ~ん、ほわほわほわ~と、火の玉でも飛んでるみたいなユーモラスな音も出る。
ほとんど生産されていないから、故障したら部品がなくて大変らしい。
演奏は大満足だったけど、会場が初めてのミューザ川崎シンフォニーホールで。
駅から出て、建物はすぐだけど、入り口がどこだかわからず。当てずっぽうに入ったら偶然合ってたけど、そこからホールへどう向かったらいいのか表示がまるでない。偶然かなりホールに近寄ったところで、やっと小さく矢印つき表示があった。ぷんぷん。知ってる人じゃないとわかんないよ!
客席が左右非対称なのね。
無料席は2階だったので1階の様子はわからないけど、あたしの席は横に40席ぐらいつながってて。
その真ん中にいただいた席に入るには、何十人もの方にお膝をよけてもらわないと行けない。
あたしは早めに着いたからお一人にお願いして済んだけど、間際に来たミニスカート女子はあたしよりさらに奥で大変だったよ。
脚の長さもね、短いとこういう時ラクだな。おとなりのオジサマは脚が長いから、いったん立ち上がらないと人なんて通れない。
その代わり、ほぼ正面で、とても見やすい席だった。
カーテンコールの時だけは写真撮影可。プロの演奏家でも、最近そういうの増えて来たね。
ピアニストが赤、オンドマルトノが黄緑色の、どちらもワンピースにピタッとしたパンツ。
現代曲だと、ドレスもそれらしいものを合わせる必要があるから、女性演奏家は大変だ。
ヴィヴラフォンとかチャイニーズシンバル(銅鑼ね)とかプロヴァンス太鼓とか、打楽器めちゃめちゃ多種類、奏者が10人も必要。マラカスを最大4人で振り上げるの、可愛かった。
コンサート前に、川崎駅内のベーカリーで昼ご飯
デリフランス、山崎パン系列だから、あたしの好きな焼印クリームあんぱんがあった!
それとカレーパンで軽く。
紙パックのりんごジュースは、イートインなのになぜか軽減税率を適用してくれてちょっとうれしかった。
140円が通常なら10%、14円。軽減税率8%だから11円、のはずが10円。
あれ。10円未満切り捨てなら、どっちにしても10円だわ(;・∀・)
コメント
なんかスタートレックのような宇宙物のご陽気な映画のテーマで使われそうな曲ね。
オンド・マルトノ…オンデマンドんどなら存じておおりますがー。
面白い形。
川崎も昔はゴミゴミしたイメージだったけど、どんどんおしゃれな街になってきたね。
まぁ就職活動してた時のイメージだから相当昔なんだけど。チネチッタ以前だね。
あら、曲もSFっぽいですかね。そうですね、金管がハデハデに吹き鳴らすところは宇宙っぽいかもー。それに、オンドマルトノの不思議な形もSFっぽいと思います。
神奈川は、三崎口や逗子など奥の方ならわかるのですが、川崎はもしかしたら生まれて初めて降りたかもしれません。チネチッタってみんながいっとき騒いでたこと、ありましたね。今でもなんのことやら、ですが。ごみごみの時代もあったのですか、意外です。