室内楽の仲良し4人組、レディース4が今月、とある発表会に参加することになった。
プログラムやリハーサルのスケジュールも発表された。
それがね、なぜかわからないのだけど変更になった。
教えてくれたのは、この主催者との連絡係を務める井川遥似。
「あの・・・わたしたち・・・トリになってました汗」
すかさず、メイが怒ること!「ぶうう、なんで?五重奏もいるのに」
トリってのは、出番がプログラムの最後になることね。
紅白歌合戦では、最後に大御所が出る。だから、名誉なこととも言える。
だからよほどいい演奏をしなきゃいけない、ってプレッシャーがイヤって人も多いよね。
室内楽の場合は、最後に全員で合奏するとか、編成が一番大きい曲が最後になるパターンが多い。
だから、あたしたち四重奏が最後になったのは不自然だ、というのがメイの言い分。
メイがトリを取るのがイヤがる理由は、意外なものだった。
あたしたちのリハーサルの順番は、最初なの。
「普通はプログラム順だ」とメイは言う。
リハが終わって、本番までの時間が長すぎる。
せっかくリハで確認したことを、本番までに忘れちゃうから、ハンディだ。
もちろん、待ち時間が長いのも不満。時間の無駄遣い、ってわけね。
「お金払ってでも最初がよかった」だって。いや、それはあなた個人の考えですよね、とも思ったが。
井川さんは、メイの長文の怒りを受けて、幹事に問い合わせてくれた。
でも、「もろもろ調整してあの最終版になった」とのこと。
アニーさんは「そりゃそうだ、幹事を何も手伝わず乗らせていただくことに感謝」とオトナの返信。
ところがメイは修まらない。
我らにも同報をつけて、心当たりの参加者にメールしてた。
メイの思った通り。
その五重奏グループにはキツい人がいて、察するに早く帰りたいから本番を早めてもらったのでは、と。
それ以外にも誰が誰をいじめてるだとか、色々忖度があることは間違いないって。
「でも自分たちはあなたたちの四重奏を客席で暖かい目で聴くし、、まあおこんないで」
おお。普段この人、かなりエキセントリックなことで有名なんだけど、今回はいいこと言うなあ。
そうなんだよ。最後に全員合奏がついてない場合、本番が終わった組や、それを目当てに来た客が次々に帰っちゃう。
あたしたちの出番には客席に誰も残ってないかもしれない。
もしそうだったら、シュンとしちゃうよね・・・
トリが緊張する、とかの問題じゃない!
メイもね、最近別の発表会に参加したとき、自宅から3時間かかる場所だったのよ。
幹事に順番変更をお願いしたけど、全く聞く耳を持ってくれなかったそうだよ。
男性幹事は公平さを大事にして情状酌量しない、女性は「いい幹事」と思われたくて、強く言う人のことだけ聞くから不公平が起きる。
メイ、「男だから、女だから」ってすごくよく言うよなあ。
結局さ、メイはトリもイヤだけど、一番嫌なのは、強く出る人がトクをするっていう不公平のことなんだろうね。
あたしは、そんなことで怒りをまき散らされるのが一番イヤだなあ。
木管五重奏もそうだけど、ブツクサ言う人がいるだけでストレスだよ。それでもメイは親友だけどね。
で、メイは気が済んだみたい。
長い空き時間を有効利用して、豊洲のチームラボや足湯で遊んだりできると紹介してきた。
わざわざ電車やバスで移動してまで、行く?びっくり。
井川さんは喜んでるよ。「そこのフルーツサンドを食べよう」だって。
困った。あたし、フルーツは苦手なんだ。増してや、それを食パンに合わせるって発想がどうしてもあたしの脳が拒む。
それに、リハーサルって2回あるんだよ。
朝イチで練習室、昼にステージで。
ステージリハが終わってからランチ足湯したら、演奏会開始までに戻れない。
アニーさんは真面目だから、全部の出場者の演奏をしっかり聴きたいみたい。
あたしは、今度別の発表会でやるクラリネットと同じ曲があるから、それだけはぜひ聴きたい。
アニーさんは執念なのか、それとも彼女にはたやすいことなのか。
「電車で往復と滞在30分ならギリ開演に間に合うよ」と、すぐ調べてくれた。
ほんと、真面目だなあ。
とりあえず、みんな足ふきタオルと替えの靴下は用意すること間違いなし。
衣装を持って行くのは荷物になってイヤなのに、タオルと靴下を持ってくのはイヤじゃないって笑える。
本日のオマケ

豆もやしを2袋茹でるだけで疲れた。やる気無し。大量にあるセロリの葉と、ラム肉と、まいたけをにんにく炒めした。味付けは醤油だ。なんのひねりも無し。
根菜の重ね煮は久しぶりに味噌汁に。汁物を食べたい季節になってしまったね。あたしは暑がりだけど、夏が好きだよお。

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