2週間ぶりの市民オケ

市民オケは基本的に毎週練習があるんだ。
でも、先週は室内楽と被ってしまったので休んだ。

オケは一人や二人欠けても問題ないが、室内楽はそうは行かないのでね。

そして昨日はオケに参加できたが、来週はまた室内楽と被ってしまって。
室内楽は来月発表会なので、普段は月に1回のところ2回ある。

きのうオケに行けてよかった。
秋田のフェスティバルの楽譜が、やっと配られたから。
きのう参加できなかったら、8月の本番なのに1カ月しか練習できないところだったわー。

オケの練習室に入るなり、あたしの尊敬するトップ奏者さんから話しかけられた。
「よはねすさん、秋田フェスに参加するんですよね？」

彼女も申し込んでいたのだけど、あたしは通って彼女は選外。
彼女はバイオリンとビオラが弾ける。きっと、希望パートがあたしと違ったんだろう。

ところが、キャンセルが出たので彼女も参加できることになったんだって。
うわー、よかったですね。（あたしも心強くて非常にうれしい）

参加が決まったのはいいけど、なにも情報がない。
宿泊、以前はフェスティバル主催者が手配してくれたそうだ。

ええっ。あたし勝手に個人で予約しちゃった。あ、キャンセルはできますけど。
でもまだ楽譜も来ないですよ。確か、昔参加したときは配られたと思うんですが自分でダウンロードするんでしょうか。

ってな話をしてたところに、団内事務局長が配ってくれたの。
そして、そのトップ奏者の彼女があたしと同じパートで申し込んでいたとわかる。
きゃー。よかったー。よろしくお願いします。

そして練習が始まる。
今まであまり隣で弾いたことのない方と話してみたくて、「お隣空いてますか」と聞いて座った。
この人は、あたしが病気で休団してたときに入れ違いで入ってた。
後ろから見たとき、あまりにもうまくて「何者だろう」って思ってた。

うますぎて、目立ちたくないのかもしれない。腕以外、体がどこも揺れない。
うまく見せたくて大暴れするあたしと正反対だ。
前回の演奏会ではトップサイドに座ってくれた。
パートリーダーさん、「Uさんが隣にいてくれると、安心！！」とみんなに言いながらニコニコしてたな。

Uさん、毎日練習してるんですかあ？
「ま、まさか！全然ですよー」と、目を見開いて否定する。

そうか。昔一生懸命やっといたら、今練習しなくても弾けるんですね。
実はあたし一年前に仕事辞めちゃったんですけど、それでもなぜか練習できないですねー。

「時々は練習、します」とUさん微笑む。
見たところ40代後半ってところかな。でも、なんだか威厳があるの。学校の先生か何かかな。

プライベートなことで申し訳ないんですが、お仕事されてるんですか。
「はい、でもパートです」
もうちょっと突っこんで聞きたかったけど、そんなに仲良しでもないのにねえ。
まるで身元調査みたいだから、それ以上は遠慮した。
練習が終わって、彼女に「ありがとうございました」と頭を下げたら「あちこち弾けなくってー」とか言ってるの。
どうしてそんなに卑下するの。「えっ、どこがですか！」と返すしかないんだけど。

もしかしたら、うますぎて仲間から尊敬の目で見られすぎて負担なのかなあ。
そうかもねー。このままで行ったらUさん、トップ奏者になっちゃうよね。

さあ、今日は配られた楽譜の製本と練習だ。
本番まで2カ月を切っている。Uさんと違って猛練習しなけりゃ弾けないからねー。やるぞー。

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