熱心な人は、オケでも室内楽でも毎回ICレコーダーで全部録音するね。
あたしはそこまでやる熱意がない。
たとえ録音したとしても、家で聞いて復習なんてしないだろうな。
・・・と、何十年も思い続けてきたよ。
23歳からバイオリンのレッスンを受け始めたけど、そのころは先生から教わったことを全部ノートに書いて記録してたんだ。
59歳からチェンバロのレッスンも始めて、同じように記録すればいいと思ったけど。
あのころとは情熱の熱量が違うのかな。復習せず覚えてることだけ覚えて、記録をつけることはしてなかったんだよね。
ところが、先生が替わったら、1回のレッスンの情報量が桁違いなんだ。
記録しなきゃ忘れちゃう。それじゃ、あまりにももったいない。
さらに、23歳のころは覚えていられたのに、今は教室を出る前に教わったことが半分以上頭からこぼれ落ちてる。
で、最近はスマホでこっそり録音することにしたんだ。
スマホに、録音できるアプリって最初から標準で入ってるものなのかな。
あたしは、たまたまチューナーとメトロノームが使える無料アプリを入れてて、それにも録音機能がついてたから、それを使ってる。
こないだはのレッスンは特に、録音してて助かった。
「今度はこの曲とこの曲をやりましょう」と、新しい曲をもらってその場ではうれしかったのに。
家についたらもう、それが何という曲だったか全くわからない。
レッスンの場で、1ページだけ初見で弾いて「いい曲ですね~」なんて言ってたくせに、だよ。
ピアノやバイオリンなら、初心者は楽譜の順番にレッスンするだけだから、そんなことありえないよ。
でも、チェンバロは何冊もの楽譜集の、あっちこっちをバラバラに指定されるの。
それはとても重要な意味があることで。ここでは書かないけど。
録音を聞きながら写したノートを家で、練習するたび毎回見ながら「あーこの曲だっけ」なんて選んで練習してる。
もうひとつ良かったのは、曲名の読み方がわかることかな。
音楽用語は基本的にはイタリア語。8歳でピアノを習い始めてから、おかげでイタリア語の音楽用語ならだいたい覚えた。
しかし、チェンバロ曲であたしが好きなのはラモーやクープランのフランス物なのね。
フランス人て昔から母国語を大切にしていた、せいかわからないけど、楽譜上の注意書きも全部フランス語なの。
タイトルすら、読めやせん!
さっきの動画La Logivierは、先生は「ラ・ロジヴィエール」と発音されていた。
ま、これは難易度高くないか。
でも、音楽用語辞典なら読み方もカタカナで書いてくれてるけど、タイトルの読み方辞典なんて持ってないからね。
録音しといて、よかったーなのだった。
ところで、こないだの日曜。
日曜室内楽の五重奏では、お一人のバイオリンさんが欠席することが当初から決まってた。
それでなくとも難しくて練習が足りない。
個人練習を補うため、カラオケとして使うためにバイオリンが欠けた練習を録音して送って欲しい、とお申し出があった。
名目上はあたしがリーダーなんでね、あたしが録音、だけならできるんだけど。
それをファイル形式に変換する方法がわからなくてねえ。
試しに、そのチェンバロレッスンをスマホアプリで録音して、テストしてみた。
録音は、「Share」か「Delete」は選べる。
Shereかねえ、とタップしてみたらGoogleに飛んでね。
Googleに届いたリンクをクリックしたら、まー!
あたしの名前と録音の下に続いて、膨大な知らない人たちの録音が並んでる。
ネット上に洗いざらい、公開されてしまった!しかも、削除方法がわからない。
テストしたのは金曜。土曜に妹が来てくれたので相談したけど、彼女でも削除できなかった。
ああ、またクラウド上にゴミを増やしてしまった・・・
一人ならまだ責任を負える。
しかし、五重奏でひとり欠けた録音なんてクラウドにばらまいて「これを聞いてくれ」なんてメンバーに言えるわけないっしょ。
恥を忍んで、メンバーに助けを求めたらね、岸部さんが録音機器持ってるって。
助かった。たぶんムーミンもそういうの強いと思うんだけど、岸部さんのほうが早かったわ。
で、日曜に録音して、その夜にもう岸部さんから五重奏の全員に配信されたよ。
しかし、今のところ誰からも「聞きました」とか「ありがとう」の一言もない。
あたしも実は、恐くてまだ聞けてないんだ。
その五重奏の前に、四重奏の練習もやってね、それはメイがiPhoneで録音してくれたの。
彼女は今まで何度もやってくれてて、いつもMP3ですぐ聞くことができたんだけど。
今回、形式が違ってて。ダウンロードしたら「拡張機能が必要」なんちゃって、「120円支払え」なんて書いてあるのよ!
ダウンロードをワンドライブにアップしても、同じ状態。
なのに、アニーさんも井川さんも「ありがとう」とか感想を送ってくる。
またまた恥を忍んで、「こういう状態だがわかる人いらっしゃるか」と聞いた。
アニーさんがワンドラの共有に入れてくれて「これでどうでしょう」と送ってくれたら、そっちは開いた!
しかも、音質のいいこと。びっくりした。
良すぎて、自分の音がヒドイのもよくわかりすぎて辛かったー。
アニーさんも、IT関連強いんだよね。四人の中で最年長だけど、若い人ができること多分全部できる。
井川さんは最年少、お仕事でアップデートされてるのかなあ。
あたしだけ、ついて行けてないよお。
本日のオマケ

妹からもらったバジルが大葉のように立派なので、バジルを使うレシピを探して「サバ缶アクアパッツァ」を作ってみた。ナマ鯖は面倒だけどサバ缶なら5分で完成。
妹から同時にもらったじゃがいもは堀りたてで、ツルツルのすべすべであたしの肌みたい~♪なんちゃって。ただ蒸かして、バジルペースト(こっちは市販の)を乗せただけで絶品だよ。



コメント
あ〜ぁ、今日のブログ、全く解らないヨ
付いて行けませぬ
オバチャンが知らない世界が有り、そこは便利な世の中なんだろうなぁ
録音で思いつくのは、スマホの録画で録音して
そのままYouTubeに上げるくらいでござる
夕食は相変わらず、豪華ですね
やっぱり、赤と緑は大切でござるネ
かたじけない。書いてる本人が、わけわかってないからね。それでも果敢にコメントくださりありがとうございます。
スマホの録画って、なんじゃらほい。カメラで撮る動画ですかね。そうだとして、それをそのままYouTubeに上げるなんてできるの?
・・・今、かなり前に撮った動画をやってみようとしたら、できそうな気がしました。
スマホを床に置いて天井向けて、天井しか映ってないYouTubeなら録れるかな。
今回岸部さんが動いてくれたけど、どーーしても誰も動ける人がいなかった場合のために覚えておきますね。役立つ日が来ないことを祈るけど。
サバ缶料理でも、赤と緑を使えば「豪華」って言ってもらえるのね。ピンクペッパーはやっぱり偉大だわ。あーもちろん新鮮なバジルが主役でね。