40年近くひとつの会社に勤めながら、ずっと願っていたこと。
リタイアしたら、無料のコンサート全部に行きまくるぞ、って夢想してたんだ。
インターネットなんかない時代なのに、無料コンサートの情報がなぜかあちらから飛び込んで来るほどたくさんあった。
きっとそのころが「バブル」と言われた景気のいい時代だったせいかもね。
企業が「メセナ」という、文化活動を応援する活動に熱心だった。
企業イメージを上げるためだろうけど、企業はもっと耳ざわりよく「社会的責任」と言う。
バブル後、少しずつ無料コンサートも減ってきて。
最悪なのが新型コロナだった。
管楽器や声楽は特に厳しかったけど、とにかく人が集まるだけでダメなのだから、弦やピアノだって活動停止になった。
夢見ていたリタイア生活とは、少しだけ違うものになった。
それでも、コロナが落ち着いてきて、素人発表会ならぼちぼち復活してきた。
東京都の教員だけの演奏会、なんて情報を見て楽しみにしてたんだよな。
きっと音楽の先生ばかりだろう。音楽のプロを目指していたけど妥協して教員に、って人が大勢いても不思議じゃない。
しかし、臨時の室内楽遊びがその日に重なってしまった。
そりゃ、縁もゆかりもないひとの発表会の方を断念するわな。
その次、知ってる人が大勢出演する室内楽発表会も。
数回あたしもそこに参加したことはあるけど、みなさん上手すぎて、自分がそんなところにいるこだけでおこがましい。
それに、その団体の本拠地にはピアノがない。
あたしはピアノ入りの室内楽が大好物なのよ。
で、早々に諦めて行かなくなった、その団体がなんと「ピアノ入り発表会」を開催した。
どうやって練習したんだろうなあ。
すごく楽しみにしてたんだけど、行けなかった。
唐突だが、白髪が増えて。気づいたら髪の分け目が真っ白。
美容師さんに、「明日かあさってに入れますかー」と聞いたら、ちょうどその発表会の時間しか空いてなかった。
もちろん美容師さんには何の関係もないことなので黙ってたけど。
話の流れで、ついそれを喋ってしまった。
美容師さん、古いお客様の中には無茶をいう人がかなりいるみたい。
どうしても早朝からやって欲しい、と毎回言われ、「それが異常なの」と憤慨されてる。
5時半に、お客から「今○駅についた」って電話が入るんだって。
そのために朝4時起きで。
なんとか、その人のあともう一人の客は入れたけど、それが限度。3時半でお店は閉めちゃったって。
そりゃそうだよね。美容師さんだってもう若くない。
で、次の日も午前中は予約が入ってて。
その午後に、あたしが入れたの。
あたしも、ほんとに時間がない。
美容院からオケ練に直行するために、楽器を美容院に持ち込んだよ。
夕飯用のカロリーメイトもいっしょにね。
でも、いつもより30分ぐらい早く仕上がって、結局練習所近くのマクドナルドでしっかりめに夕飯食べられたけど。
そこのマックは機械注文じゃなくて、お兄さんに口頭でお願いするシステムだったからホッとしたよお。
マックのメニュー表を見たのが久しぶりすぎて、なかなか選べなかった。
ハンバーガーが190円からあるのね。目を疑うほど安い!
190円だと思い込んで頼んだ「チキチー」は、レシートを受け取ったら250円だったけど。
あんまり安いからドリンクをつい贅沢に「チョコフラッペ オレオクッキー」470円に。
いやいや、計720円でとても幸せなディナーだった。
ただ、またしてもスマホを持ってくるの忘れて、写真は撮れなかった。
あ、食べ物の話に逸れるとなかなか戻ってこられないや。失礼した。
でね、毎年2回か3回、とても楽しみにしてるK大学の発表会が4日にあるんだけど。
前回も行けなかったのに、また今回も行けない。
チェンバロレッスンと重なってしまった。
曲目がSNSで発表されているのが救いだ。
あたしの知らない室内楽曲がどっさり。さすがK大生、意欲的だなあ。
誰か、みなとみらいホールに行ける人、どんな演奏か聴いてきてほしい。
本日のオマケ

前日にたべたカツオのたたきが大きめだったので、半分残してあった。
賞味期限はまだ今日まであるからそのままでも食べられると思うけど、気分を変えてソテーにしたよ。
本来はめかじきまぐろで作るレシピは、いつものようにサントリーさんから。
ん?見本レシピとは似ても似つかぬ仕上がり。パセリの代わりにセロリの葉を使ったせいもある。
ナイフとフォークを一応揃えたけど、カツオなので箸で簡単にほぐれた。


コメント
K大学・オーケストラで調べたら、最初にワグネルが出て
川崎と墨田で演奏になってた
で、横浜みなとみらいのスケジュールから調べて、やっと分かったヨン
でもさ、16:35開演は、無いわ〜
せめて、18時にしてくれないと
今回はお役に立てそうに無いでござる
でも、ワグネルの方の9月の“ダッタン人の踊り”は興味あるよ
アレ、この曲確か、よはねす先生も過去にブログに書いてたよね
なんか、遠い昔の事だ〜と思いつつ、ピョンと力強い白髪を一本抜いてます
あー、本気で探してくれる人なんかいないと思ってたら。すみません情報不足でご苦労をおかけしてしまって。
で、言われて気づいたー!いつもは開演時間もっと遅いのに!17時半ぐらいだったと思います、これまでは。きっと出演者が増えたんだわ。
でね、なにも最初から入らないといけないわけじゃないんですよ。学生の親ごさんとか、自分の知り合いの分だけ聴くお客さんもいますから。あたしもきっと、誰かの親だと思われてるだろうなあ。
あ、でも無理はなさらず。今回、後半プログラムはちょっととっつきにくいフランスものが多いです。
昨日書いた友人は教育学部出身で、小学校の先生になったものの、学校のトラブルに巻き込まれ、いづらくなって自宅でピアノ教室を開いたという人ですが、教員になるには音楽以外にたくさん勉強しないといけないので、プロをめざしたけど妥協して、っていう人は少ないと思いますね。
趣味で楽器をやっている理科の先生とかいそうだし。
音楽のプロに近い教員は音大やその付属の先生になるんじゃないかな。
音大教員のコンサートならたくさんありますね。
音大教員のコンサート・・・それは聴いてみたいけど、要するに教授・助教授・講師でしょう。普通、タダってことはありませんよね。
あたしのまわりでは、音大を出て公立学校の教員になった人が3人もいるんですよ。桐朋、芸大、上野学園。総合大学の芸術学部卒は教員ひとり、バイオリン講師になった人がふたり。
教育学部の音楽科卒は一人が教員、一人が教員を辞めてプロ指揮者になりました。