奥田佳道先生の講演のある朝になって、突然ひらめいた。
その会場の近くに、楽器店があるのね。
数年前にそこで修理をしてもらったけど、直後から不調。
ついでに持って行って、また直してもらおう。
直すのに、前回は3か月ぐらい預けておかなきゃならなかったの。
その時は、音楽仲間の楽器を貸してもらうことができて、しのいだ。
またそんなに時間がかかるなら、もう一度貸してもらわなきゃいけないかなあ。
大切な楽器を借りるのって、けっこう神経使うんだよね。
講演の前日に、突然妹から連絡があったんだ。
あたしの楽器が不調なのは彼女にも伝わってる。
あたしのお古の楽器を彼女に貸しているんだけど、12月から2か月ほど休むのでその間返すと。
ありがたい。
で、ひらめいて即、楽器店に修理フォームで予約を申し込んだの。
講演が終わるのは12時。5分ぐらい遅れたって構わないだろう。
第一希望12時。第二希望13時。
しかし、「通常3営業日以内に返信をする」と言われたら希望はない。
まあ、しょうがないよね、当日の当日だもん。
でも選択肢に当日の11時からって、あったんだよ。
やっぱり一縷の望みは消えた。
講演中、返信はなかった。
でも、修理に何日ぐらい預けるのかを聞くだけ。予約が必要なほど、時間はかからないよきっと。
講演に楽器を担いで行って、奥田先生にチラ見せして見せびらかしながら楽器店へ移動した。
やっぱり、思った通りすぐに話を聞いてもらえたよ。
不調はね、調弦して10分も弾いてると、ある1本だけすぐに音程が狂っちゃうの。
大修繕してもらったのに、少しはよくなったけどやっぱり20分か30分で同じ弦がやっぱり狂う。
その場で「5分か10分ぐらい待ってもらえますか」と言われ。
待ってたら、どう直したのかわからないけどペグ(弦を巻き取るつまみ)を調整して持ってきてくれた。
え、そんなにすぐに直るもの?
さらに、以前修理した同じ件なので、今回のお代はサービスだって。
ありがたや!もう、ニッコニコだよ。
これで様子を見て、もしダメだったら今度は1週間か、もしかしたら1日で直るかもだってよ。
妹よ、せっかく申し出てくれたけど、借りなくてすみそうだよ。
しかしあたしは内心「そんなに上手く行くかなあ」と疑ってた。
楽器店で待ってる間に、トイレを借りようかと迷うほど催してきたんだけどね。
一応楽器を受け取ってから、急いで講演会の会場まで戻ってそこのトイレを借りて。
スッキリして歩いてたら、なんだかスマホが振動してる。
講演中にマナーモードにしたままだった。
着信中、今の楽器店からだ。
急いで出たけど間に合わず返信したら、楽器に着けてあった弱音器を戻してなく、まだ楽器店の手元にあると。
近くだったらそこまでお持ちします、とまで言ってくれたが遠慮した。
どうしようかなあ。
その場で弾いてみて、「ほらもう狂った」って見せようかと迷った末、やめてそのまま引き下がった。
うちに着いてからさっそく弾いてみたら、やっぱり!同じ弦は激しく狂ってる。
あの時、やっぱり弾いて見せればよかった・・・・・・だけど、ほかの弦も狂ってるわ。
いや、本当に上手く調整されてたら、1か月ぐらい調弦が必要ないほど安定しているものなんだよ。
この楽器を買ったとき、そうだったもん。
調整を頼んだら、そういう状態にまで戻るって期待するでしょ。
あーあ。また持って行くのかあ。
秋晴れって、東京では今日だけみたいなんだよね。
来週もまたずっと予報は雨マーク。
しかたない、しばらくこのままおうちで遊ぼうね。
おっ。それでも、ペグが調整されたのはわかる。
いつもは押し込みながら回すのだけど、圧力をかけなくても回すだけでピタッと止まる。
で、1時間弾いたけど、今度は狂わなかった。
よく、弦がすべって空回りしてしまうとき、ペグにチョークを塗るって聞く。
それぐらいの調整をしてくれたのかなあ。
とりあえず、このまま使ってみよう。
だめだったら、12月までに再度調整に持って行けばいいやね。
本日のオマケ
修理相談予約は、第三希望まで申し込めたのだけど。
次の枠、14時はもう無理。野菜が届く時間なんだ。
届いたジャガイモとインゲンを、たっぷりのオリーブオイルで炒め煮にしたよ。

スペイン料理はオリーブ油とにんにくが決め手。というのが実感できる料理だと、レシピ本に書いてあった。

奥のボールは、4日も前に買った大根やキュウリパプリカの見切り品でイカ燻サラダをもう一度作ったのだけど、これは作った翌日のほうがおいしいそうで。
ゆうべはほんの少し食べて、あとは今日から明日で食べきるかな。



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