東京春祭 今年はこれで終わり

おでかけ

東京春祭というクラシック音楽イベント、皆さんご存じ?
どうも上野で毎年行われているみたい。
上野周辺で暮らしているのに、あたしは昨年初めて知ったよ。

今年も危うく見逃すところだった。
チェンバロ教室に置いてあった情報誌に気づいて、ムーティ様の指揮ぶりを初めて見られた。

昨年は、フリーペーパーだったかなあ。
旧岩崎邸庭園で、弦楽四重奏の無料ミニコンサートがあるのだけ知って。
そこに行ってみて、初めてそれが「東京春祭」というイベントの一環だとわかったの。

今年もうっかり見過ごすところだった。
情報誌は情報が多すぎて、目的を持って読まないと好みのものが目に入ってこないよ。

やっと見つけたら、危ない。もう今年の「春祭」は今日20日が最終日。旧岩崎邸では昨日19日に行われるのがわかったので、行ってきた。

芝庭で、薄いクッションを貸し出してくれて、みんな腰を下ろして聴くんだよ。
昨年は人がぎっしりだったので、張り切って開演30分前に出かけたら、ちょっと早すぎた。
今年も昨年同様、天気が良すぎて帽子は必須。昨年よりは、ずいぶん観客が少ない気がする。

やっと登場した四重奏団は、昨年もそうだったけど名前は付いてない。
臨時に集まった4人で相談したんだろう。
個人名は司会がアナウンスしてくれたけど、覚えられないし字もわからない。
昨年と同じように、アラサーぐらいの年齢。

まず演奏されたのはモーツァルトの弦楽四重奏曲「春」の第一楽章。
う。これ、去年の人たちも弾いてた。「春祭」には一番ふさわしいからねえ。

去年よりもうれしかったのはね、去年の秋に平日室内楽の発表会で弾いたから。
かなり頑張って練習したから、自分のパートは隅々までよく覚えてるよ。
しかし、こんなに美しい曲だったっけ。
プロが演奏すると、こんな天国みたいな響きがするんだなあ。戸外で、ホールの響きの助けもないのに。

セカンドバイオリンさんが、ちょっとみんなと違う笑顔になる。
なんだ?と思ったらね、隣のファーストバイオリンさんの楽譜が風でめくれそうになって、楽器のネックで必死に押さえながら弾いてるのよ。

2曲めは、チャイコフスキー弦楽四重奏曲1番の第2楽章「アンダンテ・カンタービレ」。

さっきヘアピンで楽譜を押さえたけど、やっぱりめくれるなあ。
しかし、さすがプロ。暗譜で弾いてる。

3曲めは、ドボルザーク「アメリカ」の第4楽章。
あれ、これも去年やった曲だ。ま、春のピクニック気分にぴたりと当てはまる、楽しい曲だよね。

また途中で、完全に楽譜がめくれてしまった。あたしが思わずハッとして、顔が引きつる。
今度は司会さんが気づいて、そっと近づいてめくり直してあげた。ホッとしたー。

もう、来年はあたし、洗濯ばさみでも大量に持って行って貸してあげようかしらん。
オケ練でも、空調の風が当たって困ることがあるからいつもペンケースに1個入れてるんだよ。

ああ、でも曲の途中でめくりたいのに挟まれてたら逆にめくれなくて困るかー。
難しいなあ。

社畜の友人

庭園の牡丹が盛りでした

ちょうど、友人からメールが入ってね。
「旧岩崎邸なう」って返信したら「おっ!我らのルーツだからね」という意味不明な反応。

「どゆこと」と聞いたら「岩崎家は三菱財閥の創始者」だってさ。
友人は18歳から現在までずうっと三菱グループで働いてるんだよ。
社畜か!?と一瞬思っちゃったけど、まあそれだけ若いうちから叩き込まれたら洗脳もされるか。

本日のオマケ

夕飯はホタルイカと小松菜花のアヒージョ。写真じゃ見えないけど、底にレンコンも敷いてある。

余った生ハムも追加

レタスサラダにかけたドレッシングは、緑と黒のオリーブのみじん切りとアンチョビペースト。

アヒージョの油が少ししか余らなかったから、恒例ポップコーンもほんの少しだけ、写真なしです。

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コメント

  1. うなゆき より:

    ドボ先生のアメリカ、良いね!
    やっぱ、明るい曲は晴れ晴れして最高〜

    去年の岩崎邸のブログ、薄ら覚えてるヨ
    確かストッキング靴下履いた写真だった気がする
    間違えてたら、ごめんやで〜
    そうか、あれから一年でおじゃるか
    まさか、ブログで月日を感じるとは
    感慨深いでおじゃるヨン