室内楽発表会は、今回は2曲に出場したよ。
2曲めはモーツァルトの弦楽四重奏。
エントリー者のH田さんは、少しでも完成度を上げたい。向上心があるのはもちろんいいことだ。
ここの音程が合わない、この場所はあなたの音が大きすぎる、と細かく意見を出す。
この曲は少し長いので、今回は後半の第3・4楽章だけなのよ。
半年前に第1・2楽章をやった時も、山Pに「ここの音を小さくしてほしい」と言ったら彼拗ねちゃって。
ほとんど弾いてくれなくて、あたしとアニーさんはハラハラしたんだよな。
H田さん、それを忘れちゃったんだろうか。
今回も同じ轍を踏んだ。山P、楽器の構えだけはちゃんとするけど音が全く聞こえない。
あたしがいくら「バランスを考えてくださいよ」と言っても、H田さんが「もうちょっと出しても」と言い直しても頑として譲らない。
山P、昔はもっと上手かったらしいんだ。
なにか神経の病気をしたそうで(アニーさんが言ってた)思うように弾けなくなったんだって。
それで、彼はこの発表会が終わったら休会する。
ほかの会の幹事を二つもやってたのにどちらもやめちゃってる。
これが最後の演奏だというのに、こんな終わり方じゃかわいそう、とあたしは思う。
でも、同じ電車から降りて会釈しても気づかないふりをされるし。
もう、彼の心は完全に閉じてしまった。あたしは無力、彼を救えなかった。
だめか、こりゃ。
という気持ちだったが、本番だけは山P、少し音を出してくれた。
さすがにねー。本番は録音も残るし、お客にだって「ヘンな演奏」なんて思わせたくないし。
昔がどれほど上手かったか知らないけど。
今でも、あたしら素人の中なら十分、やっていける腕前なのに。
「本来自分はこんなはずでは」なんて思ったら、悲しくなっちゃうのかもね。
さようなら、山P。
本日のオマケ

納豆スパゲティのレシピを見ながら細うどんで作った。こういうとき必ず卵黄を崩しちゃう。永遠の5歳児と呼んでくれ。
もう一皿は雲白肉(ウンパイロー)。本来は豚肉のかたまりを茹でてスライスする。あたしは基本的に肉はラムなんだけど、かたまりで売ってるのは見たことないなあ。焼肉用スライスを茹でた。
妹がくれた野菜の中で、きゅうりが巨大でね。それを活かしたくてこれにしたんだけど。ああ、もっとたくさんスライスしててんこ盛りにできたはずだなあ、これはきゅうり半分なの。

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