ワイン付きコンサート

きのうに引き続き、新橋へお出かけしてきた。

妹の知り合いが出演するコンサートが汐留であったので、また新橋でドキドキの待ち合わせ。なんとか巡り合えた。

コンサート前の夕食も楽しみ。
最初は「イタリアンかなーパンケーキかなー」と考えていたけど、たまたま最初に目についたすしざんまいに入ってみたよ。

考えたらきのう歯医者だったんで、近くのおいしいイタリアンを昼に食べたばかりだった。

回転でもなくカウンターでもなく。
こういうところは、タブレットでの注文便利だねー。初めてありがたさがわかった。
店員さんつかまえなくても思った瞬間に何度でもオーダーできて、すぐ運んできてくれるからストレスなし。

あたしも妹も育ちは一緒、舌が肥えるチャンスなく育ったおかげで、何を食べてもおいしい。
えんがわの旨さに妹が喜んでるのであたしも真似っ子。感動して「舌が肥えてなくてよかったねー」と喜び合う。
こんなこと、友達が相手だったら失礼で絶対言えない。
友だちと一緒だと値段をそろえなきゃ、とか気を遣うけど、あたしたちは二人で共同の財布を持っているのでその心配も皆無。

新橋から汐留って歩けるけど、わかりにくいよね。
シオサイトができて賑わってたころは何度も行ったけど、道をすっかり忘れてる。
これから汐留に遊びに行こうって人はいなくて、そっちのオフィスから退勤して新橋で向かう人で一歩通行の人ごみ。

さまようのも楽しみつつ、会場「汐留ホール」に着いた。
小さいだろうなとは思っていたが思っていたよりもっと小さい。
ステージ袖とか楽屋とかもないので、最初から出演者がロビーでお客を迎えるスタイル。

主役のバイオリニストはロン毛のおじさま、全身黒なのは普通だけどコートのような上着で一見してただものじゃない雰囲気。
演奏も、鳴らし方が変わってた。ホールが響かないせいかもしれないけど、そーっと撫でるような弾き方で。
これ、うまいの？ヘタなの？キツネにつままれたような気持ちでpart１が終了。

休憩の20分ほどの間に全員でロビーに出て、ワインが振る舞われた。
ソムリエさんもこの企画に参加してて、演奏プログラムと一緒にワインリストも配られている。
お子さまもいらしてるのでノンアルぶどうジュースらしきものやミネラルウォーターもある。

こういうとき、お酒が飲めてよかったって思うよね。元取ったって思えるじゃん。ああ、ここでもケチ根性が。
4種のワイン、どれか1杯選ぶのかなと思ったら、同じグラスでだけどお代わりできた。シャンパン、リキュール、白ワインと3杯も飲んでしまったよ。
すしざんまいではビールも飲まず我慢したからね。

実は、part１のブラームスで睡魔に負けてしまったんだ。一瞬、ガクッと体が揺れた。
よく知ってる曲なのに、変わった演奏なのに。睡眠不足がたたった。
歯医者でも。治療ではなく定期クリーニングだけだったのもあって、歯石を削ってもらってる最中に眠って2回も口を閉じてしまったよ。
衛生士さん笑ってくれたけど、申し訳なかった。

お酒の後のpart2が心配だったけど。
バイオリンの音程が気になって逆に眠れない。
ビオラ独奏「コル・ニドライ」はとても立派だった。
この奏者さん実はあたしも知ってる（向こうはあたしを知らない）。
普段おちゃらけた感じで冴えないオッサンと思っていたのだけど、一転、おでこにシワを寄せ真面目な演奏だった。
まあこの曲がそもそもね、ヘブライのメロディで「神の日」って意味だから真面目にならざるを得ないんだけど。

最後の「屋根の上の牛」は、ジャン・コクトー台本のバレエ音楽。
どんな筋書なんだろうと長年思ってけど、このタイトルに意味はないんだって！
それは知らなかったわ。
でも、タイトルから想像できるような、楽しい曲だよ。
ピアノが超絶難しそう。
これで、バイオリンの音程がちゃんとしてたらもっと楽しかっただろうに。

2日続けて夜のお出かけ、しかたなくきのうは歯医者から帰ってきてから白髪染めして風呂入ったから昼寝できなかったんだよね。
今日も医者、問診中に寝ないように気を付けるわ。