きのう書いた、平日室内楽のもう1曲と、そのあとのチェンバロレッスンの話も書きたいが。
ちょっと飛ばして、きのう行ったメイたちとの四重奏練習の話を先にするわ。
11月に本番がある演奏会にこの仲良し4人組で参加したい、と井川さんが言いだして。
モーツァルトのピアノ四重奏の練習をしたのが、これで3回め。
民間の楽器屋練習室はどこも狭い上に料金が高い。
公民館は安いが、そこの市民が半数以上じゃないと貸してくれないとか、予約を取るのが大変だったり。
メイがみつけたきのうの場所は、個人がピアノ教室をしてるけど、観客がちゃんと入れるようなホールまで作ってある。
ネックは、大層へんぴなこと。電車賃まですごく高い。
2時間で、4人で割ればひとり当たり750円だって。
1か月近く前に言われてたのに、用意してなかった。
小銭がない。両替は片道15分の銀行に行けばできる。
小銭入れを満たし、久しぶりにこの曲の自主練をしたよ。
前回の練習で、メイから「練習したでしょう」なんて珍しくホメられ。
というか、もっと前に「練習してないでしょう」と睨まれたのがトラウマ、といっては大げさだけど。
なにしろ、あたしが欲張りなのがいけないのはわかってる。参加する曲数が多いからやり切れない。
とは言っても、こないだの練習後、個人練習を一度でもしたっけ?
てな状態で、付け焼き刃で練習して、ものすごく急いで簡単な夕飯を食べて、出掛けた。
そのピアノ教室は駅から徒歩8分。地図が無いに等しい。
道なき道を進み、Googleマップに出ないと思ったら複雑な階段の陸橋で線路をまたぐのね。
もう暗くなりかけた道を進んでたら、メイたちがLINEしてる。
「駅に着きました、いっしょに行きましょう」
あたしが先に歩き出しちゃったので、道の途中で何枚も写真を撮りながら「たぶんこれを左」とか「この階段を昇るんだと思う」とか送りながら。



ところが、送ったつもりが全部送信できてなかった。
電波がほんとに駅前しか通じてない!
それでもね、この方向音痴の自信があるあたしが、珍しく全部勘が当たって、迷わずたどり着けたのよ。
一応、住宅街。そのピアノ教室の家だけ、電飾を付けてくれてるのでわかりやすかった。

インターフォンが見当たらず、ノックして玄関の扉を開け「ごめんください」と言ってもしばらく無音。
靴を脱いで上がり、もう一度声をかけたら、やっと女性が現れた。
「メイの名で予約しております」などと挨拶をしてたら、外で複数の女性の声がする。
そのままあたしが扉をあけ「ようこそいらっしゃいました」とふざけてみたら、三人揃ってたよ。
練習は、うまくいっても失敗しても、どっちも大笑い。
なんだかみんな、とってもハイになってるね。
いつもなら、おしゃべりをつい長々としちゃうけど、きのうはほんとに真面目にずっと弾いてた。
ピアノはメイ。ピアノ独奏部分が終わったらあたしが入るんだけど。
あれ。こないだと違う。独奏部分のあとに、アルペジオとトリルを付け足して、カデンツァにしてるよ!
かっこいー。
最初は戸惑って、トリルが終わるや否や入っちゃったけど。
もっと間をあけたほうがいい、とメイから言われ、たっぷり間を取ったら、まるでプロみたいな演奏になったよ(間のところだけね)。


ホールは9時まで借りられる。
あと10分、第三楽章だけなら10分かからないで弾けるでしょう、と最後まで弾いたら9時2分前。
めちゃくちゃ急いで片づけて、教室の方に挨拶して4人で帰った。
さっき来た道、みんな「ここ通ったっけ」と不安そう。
三人でおしゃべりしながら歩くと、誰かに記憶を任せちゃうんだよね。
あたしは一人だったので、風景をしっかり目に焼き付けておいたので先導した。
ところがさっきの歩道橋の手前で、メイが立ち止まる。
「これ使わなくても、こっちの道でまっすぐ駅まで行けるんじゃない?」という。
行ってみようよ、とスタスタ歩き出すので仕方なくついていったけど、どうみてもお先真っ暗。
街灯など何にも無くて、まるで森の中に入っていくよう。
「クマが出そうだよ」と言ったら、やっとメイも怖くなったらしい。
女ばかりで知らない道に行くもんじゃないね、とみんなで引き返したよ。
10月の初めに、このあと1回練習する場所と時間は決まっている。
次の練習はそれでいいでしょう。
11月の本番までに、あと1回ぐらい練習できたらいいのだけど。
井川さんは、それが終わってもこのレディース四重奏団を継続して活動したいって言ってるよ。
じゃ、まだ練習場所を探し続けないとね。
ほかに見つからなかったら、またここにしましょう。
井川さんだけ、電車が反対方向。
メイとアニーさんと三人で電車に乗ったら思い出した。
ホールの代金、メイに立替えさせっぱなしだ。
あ、お金!と叫んだら、アニーさんも「あ」と言い、きちんとポチ袋に入れたお金をメイに差し出す。
ほんと、アニーさんてなんでもしっかり用意してるんだよなー。
あたしは両替するだけで精一杯。小銭入れから片手にジャラジャラ全部出して、数えながらアニーさんの小袋に1枚ずつ追加して支払った。
なんか、いつもあたし、ダサいなと思う。
いつかアニーさんのように、カッコイイ女性になりたい。
と思い続けても、もうたぶんこのままそう遠くない将来に死んじゃうんだろうな。
本日のオマケ

家で、練習しながらジャガイモをゆっくり茹でて。
前日に半額シールの貼ってあるラムを買ったので、附属のハーブ塩を振りかけて下味を付けて置いた。
練習を終えてから豆モヤシを茹でるのに1時間も掛かってしまった。もう他に料理する時間、ない。
これから出掛けるから、お酒は控えめに。と思ったけど、無理。赤ワインをお代わりしちゃった。でも全然問題なかったよ。
せめてラム肉といっしょに、冷凍のブロッコリーでも置けばよかったなあ。

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