退職する前に思い残しがないように

今の職場には、15年近く通い続けた。
転職はしたことがないけど、15年前に移転だけしたんだ。

身バレするからそれぞれの地名は言わないけど。
会社が今の場所に来たとき、ちょっと都落ち気分だったな。
文化がないんだ。昼休みに気分転換できるところが飲食店しかない。

ただし、飲食店だけならば元の場所に負けず劣らずたくさんある。
いきおい、食べることだけが楽しみになって。

給料も順調に右肩上がり、ランチの単価も上がってきたよ。
定収入があるって、当たり前だと思ってたんだけど。

来月から無職だから、今みたいに気軽にランチに出る勇気が出ないかもしれない。

退職金はそれなりに入るけど、なにしろ元々がビンボー根性で節約大好きだからね。

で、今の外食ランチの習慣が抜けないうちに、今の職場近くのランチの「行ってみたかった」「もう一度行っておきたい」ってところに行こうと毎日考えてるよ。

10年、15年前には入りづらかった店って、扉を開けたら日焼けしたマダムたちが昼からワイングラスを傾けてたりね。
実は、そういう店が好きなんだけど。
そのときは、一番安い単品パスタを頼んだら、おいしいけど物足りないったらありゃしない。
「今度来るときは退職記念で、誰かにお祝いしてもらってコース頼もう」なんて思ったね。

しかし、このご時世だと外食に気軽に誰かを誘えるって雰囲気になかなかならない。
思い切って、ひとりで10年ぶりに行ってみたら。
Aランチ:単品パスタが各種1000円、Bランチ:別のパスタ各種にサラダとコーヒーが付くと1500円だった。
なーんだ。
今のあたしなら、それぐらい気張らずに出せる。大人になったというべきか、老成したというべきか。
それともお店が時節柄ランクを落としたのかな。

お客さんは、あたしのほかはカップルが一組だけ。
しっかりメイクのおねーちゃんと、年齢不詳のスーツの男性がワイン赤白両方、ボトルを開けてたわ。
あたしはすっぴんをマスクで隠して(あんまり隠れないけど)普段の通勤着。
1000円ランチの説明をすごく丁寧にされて。絶対それに決まってると思われたな。
かすかに悔しかったけど、まー仕方ないわ。
せめてもの抵抗で1500円ランチのパスタ種類を即決でオーダー、満足満足だったよん。

あ、行ってみたいのはそういうお高い店だけじゃないよ。
餃子が有名で、客にタメ口でこれまた名物のかーちゃんがいる中華料理屋。
かーちゃんが怖くて、なかなか行けなかったんだ。

あと、高くないのに絶品においしいお寿司。
この時代にさえ行列が絶えなくて、昼休み時間が足りなくなりそうなお店。

せっかくの最後の思い残しが食べ物ばっかりだと?
いいんだ。
もし銀座が最後の地だったら、最後にブランド服とかバッグとか買っちゃって、ホントにビンボーな老後を迎えることになったかもしれないから。
いや。買えないから、思い残しを抱えたままリタイアすることになっただろう。

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コメント

  1. にゃんた より:

    会社やめた後のお昼ご飯で、嬉しいのが12時から1時を外せること。
    美味しいもの食べるのに、待つことも急かされることもないのは、やっぱり自由なひとの特権よ。
    毎日お外で食べなきゃなんないわけでもないので、そんなにお金も使わないし

    • よはねす より:

      にゃんたさん、特権を謳歌なさってますねえ。よかったよかった。
      残念ながら?あたしは今でもけっこう時間ずらしはしやすい環境なんです。
      外食も、ランチならコスパいいですよね。
      ただ、このところ資産の目減りが激しいから気持ち的に余裕がなくなりつつありますです。

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