筋肉痛に耐え、オケ練

きのうはオーケストラ練習だった。
発表会から戻って、一度も楽器ケースを開けてないまま。
楽譜だけ入れ替えるため、わらわらと楽譜を集めていたら。

先週の練習のとき、お隣さんから預かった楽譜があったんだ。忘れてた。

コロリーナの世になり、ひとり1台の譜面台を使っていたけど、次の本番演奏会から通常のようにふたり1台スタイルに戻すことにした。
だから、自分用に考えて決めていた指使いなど、本番近くになったら書き込ませてとお願いしていたの。

練習に行くまでに全部書き写さなければ！

幸いきのうの練習は夜、うちを5時前に出れば大丈夫。
しかし、鉛筆を持つ腕が痛いぞー。そうだ、発表会のせいだ。

会場は駅から徒歩3分なんだけど、帰り道に迷ってしまって。
しかも雨の勢いが強くなってメガネは曇って地名の頼りになる看板も見えやしない。
メガネ取るとド近眼でもともと見えない。
仕方なく、ダウン症のお子さんが騒いで困っているお父さんを見つけ、お取込み中なのに道をたずね、なんとか駅にたどり着いた。

昼間、会場の中で少し歩いたのも含めるけど10000歩、そんなに傘をさし続けたらもうあたしの腕は死ぬ。
筋肉痛を通り越して腱鞘炎に近い。

でもね、オケの練習が始まったら楽しくって。
今回の指揮者は芸大2年生だって！きっと親御さんよりはるか年上の団員ばかりだよ。
さすが芸大生、立派な棒さばきだけど言葉がまだ先生らしくない。
「こうすると、カッコいいと思います」なんて言われると可愛くなっちゃって。
指揮の練習をさせてあげるおじいちゃんおばあちゃんみたいな雰囲気になった。

楽譜を貸してくれたお隣さんは、直前に「都合で休みます」と連絡が入った。
先週から「もしかしたら休むかも」と聞いていたので想定内。

その後ろの席の人が順次繰り上がって、前に詰める。
で、隣に来てくれた人が。チョーうまいのよ。
それはもう、座って楽器を構えた姿勢見るだけでわかるほど。

なのにね。たまに一番前に座っても、すごく静かにしか弾かないの、普段は。
目立ちたくないんだろうか、それとも普通に弾くだけで腕をひけらかすことになるからか。

それが、きのうは別人のように情熱的に隣で弾いてくれたの。
おかげであたしも乗りに乗って、気持ちよーく弾けたわ。

うしろの女子が隣のお姉さまに「巻き込まれちゃう」なんて言ってた。

でもねー、せっかく隣になったのに譜面台うーんと離して、ついに一言も交わさなかったわ。
それだけが、残念。

いい気持ちで家に着いたのは10時すぎ。
寝る前に目薬をさそうとしたら、右腕が痛くてなかなか液を出せなかった。
今朝はもっとひどい筋肉痛。洗濯したらピンチがつまめなくて、左手で干したよ。

もし本番前に雨が降ったら、傘やめて合羽を使おうかね。