一日の用事はひとつだけにしたい。
せっかくリタイアしたんだから、もう時間に追われる生活は嫌だ。
でも、土日はそうもいかないことが多い。
きのうは5件、脳足りんがよくキャパオーバーしなかったもんだ。
5つの用事 1 まず、仲間のバイオリン発表会を聴きに行きたい。 2 その前にちょっと立ち寄って、きのう買い忘れたお礼用のお菓子を買う。 3 帰ってきたら図書館予約本の順番が来てたので3冊借りに行き、 4 納豆キムチだけ夕飯に掻き込んで夜のオケ練。 5 おっと朝イチで洗濯もしたい。
実はこないだ除湿器を買ってね。初めて使ってみた。取説と首っ引き。
出かける直前、室内干しの洗濯物をチェックしたら、まだまだ乾いてない。
タイマーの使い方を調べる時間がもどかしく、ボタンを一度押したら「1時間」の設定になったのでそのまま出かけた。
菓子店は10時開店、バイオリン発表会は11時すぎ開始。
お菓子は先客がひとり「これください」と言ってるところだった。
まあびっくり、箱を用意、詰め合わせを入れて、熨斗のデザインを選ばせて、包装して渡すまで20分もかかった!
あたしはその間片足立ちなどして気分を紛らわした。
さそかしあたしの脚は鍛えられたろう。
あたしの選んだのは幸いもう包装済みだったので、時間が惜しいから熨斗も省略、それでも会計まで5分はかかった(ような気がする)。
バイオリン発表会はもう1曲めが始まってて、入れなかった。
2曲目めちゃくちゃスゴイ曲。楽しいというより、厳粛。
3曲め、何度も一緒に組んだことのある人でバイオリンの先生。
さすがはプロ、それでも演奏家にはなれないんだなあ。
あたしの真横に譜面台を立てて、タブレットを置いた。「演奏が始まったらここ押して」と、撮影ボタン押しを頼まれた。
ひえー。その場で頼むなんて。でも、そういう人なのは知ってる。
無事に録画できたかどうかは、知らん。キカイに弱いんだもんあたし。
4曲め、妊婦さん。上のお子さんが来てて、一度喃語のような発声をしたらその子に向かって「どした?」って感じで微笑んでた。
いいムード。音楽も美しい。
5曲め、あたしの大好きなブラームス様のソナタの一部と、知らない曲だけどすごくいい曲、幸せな気持ちで聴いてた。
ピアノ伴奏を使うのはこのうち3曲だった。どれも、弾いてみたいなあ。
仲間から伴奏頼まれるほどの腕前になりたい。遠い遠い目標。
ここで休憩、帰るつもりだったけど、3曲めの仲間が「休憩後のコレは絶対聴くべき!」と推す1曲があった。
これを弾く人も、知ってる。一度だけ八重奏やったときファーストバイオリンを弾いた人だ。
プロコフィエフかあ。なんか凄そう。
この曲の後短い休憩か。ここで抜け出して帰れるか。じゃ、ここまで頑張って聴く。と仲間に言ったが。
この長い休憩時間を間違えた。30分しかないと思って、ドトールでサンドイッチをつまんで会場に戻ったらあと1時間もあった。
そのあいだ、プログラム後半の人のリハーサルをやってる。
ちょうど噂のプロコフィエフが始まるところだった。
ああ。この曲なら知ってる。聴き慣れたら楽しい曲。
プロが推すだけあって、完璧だー。この人の職業、なんなんだろう。
演奏家としてもやっていけるんじゃないか。
リハーサルその次はまたブラームスソナタ、同じ曲だけどこちらは全楽章。リハだから一部だけど、聴きごたえがあった。
リハーサルその次はバイオリンとチェロの二重奏。
ヘンデル=ハルヴォルセン「パッサカリア」もやってくれた。
まあすごいったら。リハだからところどころ笑いながらさらうんだけど、鬼気迫る演奏だったよ。
プログラム公開しちゃう。
もう、ド素人のおばちゃん満足でございます。
本番も聴きたいけど、時間に余裕がなくなるとすぐドジ踏むから、帰ります。
いったん帰宅して洗濯物をチェックしたら、もう一息乾いてない。またスイッチを入れた。
図書館チェックしたら3冊も予約順番が来てた。
土曜のうちに借りたら、明日の未明に発表される新着図書を借りられる枠が空く。
それに、もう手元に本がなくなったところだ。これから行くオケ練の道中に読む本も欲しい。
納豆キムチだけ急いで食べて、リキャップできるアルミ缶に水と氷を入れて水筒の代わりを作り。
などなど準備してたら、除湿器が止まった。
なーんだ、乾いたらコレ、自動で止まるのか。
朝、つけっぱなしでよかったんだな。
けっこう水取れたよー。気持ちいー。
除湿器の話も、このあとのオケの話も書きたいけど、疲れてきた。
読んでるみなさんもそろそろうんざりでしょ。
んじゃ、またねー。
コメント
お疲れ。
充実した1日だったね。
小説とかでは読んでははいるけど、先生と演奏家の境は大変なんだね。
厳しい世界。
演奏家になるような人はFIREなんて考えるんだろうか。
それほど狭き門なのに演奏家もまたたくさんいるのが不思議でしょうがないです。演奏だけで食える演奏家もまたほんのわずかですしね。
そんな才能ある人がFIREなんて発想は、あたしにはなかったー。千住真理子さんぐらいのスターなら引退なんて世間が許さないと思うな。まあ彼女も二十歳ぐらいのとき一度挫折しましたけどね。復帰してくれてよかったですよ。