オババと連弾してきたよ

今年最初の室内楽に参加してきたよ。
今回は2曲参加、どちらもピアノで。

曲目は以前も書いたことがあるけど
・テレマン「ターフェルムジーク」と
・バッハ「音楽の捧げもの」の第3・第4楽章

テレマンは、それほど難しくない。
さくさくと進んで、最後にみんなで「あー楽しかったー名曲だねー」と平和に終わった。

バッハは、困っちゃったんだよ。
2か月ぐらい前から練習を始めたのに、第4楽章が全然弾けるようにならなくてさ。
楽譜の一番最後の段は左手メロディが難しくて、右手和音が弾けないので単音だけ拾って弾くことにした。

フルートさんとバイオリンさんに、練習直前にそう言って謝った。
そこに、練習の空き時間だった幹事のオババも居合わせて。
この方はピアノの先生。「これがすごく難しいって、知ってる」「左手だけ、弾こうか」と言ってくれた。
ありがたい。二人で手分けすれば、バッハへの申し訳なさも減るだろう。

じゃ、第4楽章最後の一段のところだけお願いします。あと、譜めくりもよろしく。

椅子を二つ並べて、ずっとピアノの先生と生徒が並んでる恰好。
時折、ぱんぱんと手を叩いて「速すぎるっ」と注意されたりして。
なんか、無料でレッスンしてもらってるみたい。ありがたかったよ。

第4楽章はA4プリント5枚をマスキングテープでつないで、全部広げてピアノの譜面台に載ったので譜めくりなし。
だから左に座ってるオババからは最後の頁が遠すぎて見えない。
最後の難関箇所になって、楽譜を片手でパッと左にずらし、「ここからお願い!」と頼んだけど、オババ入れなかった。

「もー、直前になって言うんだもん意地悪ね」
やー、楽譜も見づらいし意地悪しちゃいましたーと謝ったつもりだけどひと言足りなかったみたい。
「あら、意地悪したの!?」
やだなあ、わざと意地悪したわけじゃないですよ!ケッカテキに・・・

もう、この人にちょっと恥をかかせるとたーいへん。でももう慣れたな。笑いながら大声で言い返しちゃった。

もう一度、第4楽章だけやり直してみましょうってことになって、最後の1ページは全部左手をオババにお任せした。
いやいや、難しいからつい力が入っちゃうのはよーくわかるけど、フルートもバイオリンも、なんならあたしの右手も全部かき消すほどばかでかい音量だったよ。
しかし、そんなことおくびにでも出したら何倍になって返ってくるか、恐ろしくて!
他のお二人もあたしよりずっと長くここに通ってるから察してくれたことと思う。

で、これ以上は諦めた。まだまだ時間はたっぷり残ってる。
ここで、先月話題に出た、バッハ「二つのバイオリンのための協奏曲」の楽譜をバイオリンさんが持って来てた。

大好きな曲だけど、第一楽章だけピアノ伴奏譜がうちにあってね、チラッと弾いてみたらけっこう難しいの。
ちゃんと弾けないけどごめんなさいね、と言ったらオババも「バッハだもん、難しいわよ」と加勢してくれた。
でも、譜めくりだけお願いして、何とか第一、第二楽章は弾けた。
第二楽章はゆっくりした曲調なんだけど、フルートは息がもたないのでかなり早めにやったよ。
しかし、第三楽章はこれはもう、やる前から無理ってわかってる。バイオリンの掛け合いが複雑。
ちょこっとやってみて、すぐ諦めた。

フルートさん、すごく上手な人なのね。
「せめて前日に言ってくれたら」って残念そうだった。
でも、あたしがだめだよ。1か月前に言ってくれても、弾けたかどうか。

そしたら、今度はフルートさんが「デザートに」とまた楽譜を取り出した。
フルート2本のための小曲がたくさん。

何がいい?と聞かれて、目次の中から目に飛び込んできたのはタンゴの名曲「ラ・クンパルシータ」。
これ、やりたい!
その場でバイオリンさんが楽譜をコピーして(この会場、コピー機が置いてあるのよ)即興で始めた。
いやいや、このピアノも、リズムを追うだけで精一杯だ。
オババもタンゴ大好き、って知ってたし、最初から連弾をお願いしたよ。
ペダルは左に座ってるオババ担当、譜めくりはあたし。

ところがタンゴって、くり返しが多いのよね。
ここまで弾いたら最初から3小節めまで戻って、その次にここまで来たら最後のコーダに飛ぶ。
なんかひっちゃかめっちゃかになって、楽譜が落っこちそうになるのを二人で押さえて、最後はあたしが立ち上がって押さえながら弾いた。
漫才でもやってるみたいになって、大笑いで終わった。

難しい曲を選んでしまったみたい。あと、まだ時間が少しあるので、別の人の希望で「花は咲く」というのをやった。
やってみたら、聞いたことはある曲だった。でも個人的に楽しくはなかった。

デザートも重ね、もうお腹いっぱい。
オババは、クンパルシータができたことをことのほか喜んでくれた。

タンゴお好きですよねえ。知ってます。でも、オババのために選んだんじゃないですよ。あたしも好きなんです。
「今度、いっしょにピアソラやらない!?」と誘ってくれた。
ピアソラはタンゴの巨匠、最近クラシック界で流行してるけど、まだ没して間もない(今調べたら1997年没)なので版権が切れてない。
楽譜があまり出版されてないのに加え、格調高いタンゴで、聴くだけでもかなり難しいよ。
難しいけど、でも血が騒ぎますよね!
「わたし、先祖のどこかにラテン系の人がいたんじゃないかと思うのよ」
ほう。ラテンの血が流れてると。
この人と組んだら、タンゴなどラテンの楽譜きっと一生懸命に探してくれそう。
珍道中が楽しめそうだなあ。よろしくお願いします。

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コメント

  1. にゃんた より:

    おばばみたいなタイプ、本当の仲良しさんになれるかもね。
    楽しく続けて(^^)

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