W大学弦楽オケその2

おでかけ
四谷区民ホール

日曜、市民オケの練習後。

迷っていたけど、W大学弦楽オケの演奏会に行くことにした。
土曜にも行ったけど、あれよりも20年以上前に設立された別団体。
「律ゾリステン」と、立派な名前がついている。
なんとかゾリステン、と名のつく楽団は時々聞くけど、初めて知った、「ソリスト」の複数形がゾリステンなんだって。

オケ練習が17時で終わり、会場の片づけもせず自分の楽器だけ片づけて、走るように急いだ。
うまく行っても開演18時には間に合わないのだけど、電車の乗り継ぎも良くなくて。
着いた時にはプログラム2曲めが始まっていた。

受付には男子二人女子ひとり。
「遅れてすみません」と頭を下げながらプログラムをいただく。

トイレに行こうとしたら「あの」と男子から声を掛けられた。
「演奏中なので、入るのは曲の切れ目まで待っていただけますか」
はは。わかってますよ。「はい、トイレだけ行かせてください」と笑って姿を消した。

すごく急いで来たから、汗で手がべたべた。
いつもは水しか使わないけど、せっけん使ってしっかり洗ったらやっとさっぱりした。

楽器を背負ったまま、扉の前で曲が終わるのを待ってたけど。
あら。この曲まだまだ続くわ、と気づいて振り返ったら、広々としたベンチが置いてあるでないの。
そのままロビーでゆっくり鑑賞させてもらった。

受付の彼らの後ろ姿が見える。
音楽に合わせ、かすかに体が動いてる。
でも、基本は直立不動で、かわいそうね。

聞こえてくる音は、時々苦し気。あたしも合わせて首をひねってしまうよ。
伝統がある団体だそうだけど、学生さんは1年生から3年生までだもんね。
楽器を始めたばかり、という学生さんが多いのがわかる音だ。
土曜の別オケもそうだったけど、こちらの方がもっとよくわかる。

プログラムは以下のとおり。

1曲めは全く知らない。YouTubeで軽く予習したけど、印象に残らない曲だ。
あとは有名なんだけど。
2曲めは知ってるつもりだったけど、前半はほとんど聞き覚えがなかったな。
もっと勉強(聴くだけ)しなきゃ。

ここで休憩になって。さっきあたしを規制した学生さんに会釈して、入場した。
楽器を手元に置いておける端っこの席に余裕があって、助かった。
驚いたことに、ステージにハープが置いてあって、ハーピストが調弦してるよ。
3曲めのマーラーは、そうか、ハープがなければ無理な曲だ。
ハーピストはもちろんエキストラ、プロだろう。学生に見えるほど若いけど。

ふーん、ここは男女比が半々ぐらいなんだね。
コンマスは他大学女子(だから正しくはコンサートミストレス、略してコンミス)。
人数は土曜の楽団の半分しかいない。

マーラーも、4曲めのブリテンも、ちゃんと楽しめたよ。
指揮者はちょっぴり白髪の混じったプロ、驚いたことに詰襟だ。しかしもちろん学ランではない。

土曜の男子学生は黒シャツだったけど、こちらは黒スーツにネクタイ。ネクタイは色とりどり、自由だ。
ひとりだけ、ほとんど黒に見えるけど濃紺スーツもいたな。
女子学生も土曜と同様黒のワンピースだけど、こちらはもっとドレッシー。
床まで届くロングで、ぽわんとした袖が付いてたり大胆な肩出しや、ぴたぴたマーメイド型など皆さん華やかだ。

指揮者先生はきっと常任だね。学生に情熱注いで向き合ってるのが、これでもかと伝わって来たよ。
終演後、学生から花束を受け取り、でも花はバイオリン先頭の女子に預け、ステージと袖を何度か行き来する。

何度目かでステージに戻ってきた先生マイクを取り
「長い拍手をありがとう、ここで予定のアンコールを」と言うのでみんな笑ってしまった。

しかしそれが、ディズニーのシンデレラで使われた曲だそうで。
かなりがっかりして、本当はもう出て行きたくなったけどこらえた。
でも、知らない曲ではあるけど、弦楽合奏で聞くと聞けるね。

土曜も日曜も、楽しめたけどね。
入場無料で、予約などなにも必要ないから行く気になった。
弦楽合奏って、こんなものかとわかったので、もう行かないかもしれない。

あまりに慌てて来たので、エンピツと消しゴムを失くしてしまった。
鉛筆には強力磁石を仕込んだキャップをかぶせてあってさ、それを譜面台にくっつけておくの。
たかが鉛筆一本だけど、けっこうショックだったんだ。

あーあ、また百均でマグネット買ってこなきゃ、と思ってたらメールが入った。
拾ってくれた人が「預かってます、どなたのでしょう」と。
でも消しゴムはなかったみたいだ。
消しゴムならうちにいっぱいあるけど、一番まともなのだったからなあ。
しょうがない。こないだ区の健康イベントでもらったふざけた消しゴムをおろそう。

本日のオマケ

オケ練前、普通の時間に昼ご飯を食べたっきり。

終演が早めの時間だったので助かる。ずっと気になってた地元スーパーの、夜の割引品を漁ってみたい。

しかしまだ8時半じゃ、値引きシールを貼ってあるものは少ない。こないだかつお刺身定食の量が少なかったせいか、無性に寿司が食べたかったのに。これで妥協。

ピザはこの1種類しかなかった。照り焼きチキンと書いてあるけど、苦手な「照り」の味がほとんどわからなかったので助かった。

たっぷりタバスコかけて、ビール開けたらそりゃもう簡単に幸せになれた。

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コメント

  1. うなゆき より:

    ホウホウ、鉛筆キャップに強力磁石を仕込む
    必殺仕事人や〜
    そのうちキャップの有る一点を押したら
    自動で譜めくりする装置を開発するかも
    ハ、もし実現したら、特許とってウハウハや!

    • よはねす よはねす より:

      いやすばらしいうなゆきさんの発想力!もし商品化が実現してウハウハの億万長者になった暁には、原案者うなゆきさんをどこぞの別荘にお連れしましょうかね。どこに建てようかなあ~(*^▽^*)

  2. にゃんた より:

    ゾリステンってなんか刃物みたいね。
    よくキレそう。
    照り焼きチキン、ぼくは照りは大丈夫だけど、チキンがちょっと苦手かな。

    • よはねす よはねす より:

      刃物?それは、ステンレス。わー、ボケとツッコミみたい~

      大丈夫、チキンほんのぽっちりしか載ってなかったから。ピザからちょっと、こぼれちゃっただけよって言えます。