ジャニーヌ・ヤンセン 感動できた

見栄張り
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二日連続でパーヴォ・ヤルヴィを聴きにサントリーホールに行ったぞ。

二日目は、バイオリンのジャニーヌ・ヤンセンをソリストに迎えた。

反田恭平よりも張り込んで、前から4列めを買えたのよ!

椅子に斜めに座らないと見えなくて、姿勢がちょっと辛かったけど、もうね、前日の2階席とまるで違う!

2階席でも、細かい音が全部聞こえて凄いと思ったけど、視覚の情報もあたしには音楽の理解にものすごく重要だって痛感したよ。

1曲め、シューマンの歌劇「ゲノフェーファ」序曲って皆さん知ってる?あたしは、彼が歌劇を作曲したことすら知らなかったよ。

予習もしないで初めて聞いたけど、想像以上に楽しめた。有名じゃない曲なのにこれだけ聞かせるんだから、やっぱりシューマンて天才。最近、奥さんのクララシューマンの作品もよく演奏されるけど、夫の才能には全くかなわない。

2曲めが、一番期待してたジャニーヌ・ヤンセンが弾くブラームスのバイオリン協奏曲!

炎よりも真っ赤っかのワンピースが彼女らしい。

しかし、あたしの席からだと彼女の姿が指揮者に隠れてしまって、1割ぐらいしか見えない。パーヴォ、邪魔!!笑

でも彼女、ご存じのように激しく動くでしょ。音楽が激しいところなら3割ぐらい見えて、嬉しかった。

あれだけ暴れれば、そりゃー弓の毛も切るわ。第1楽章だけで3回切ってたね。

第2楽章は、とても静か。オーボエのソロが、泣かせる。また涙出ちゃった。最近あたし、オーボエづいてるせいもある。

この曲は、あたしは第3楽章、それも冒頭が大好きで。いつも、第2楽章が早終わってくれないかと待ち遠しかったんだ。

それが、第2楽章が永遠に終わらないで欲しいと感じたんだから、自分でびっくりしたよ。

第3楽章は当然盛り上がった。期待どおりにタメを作ってくれて、やり過ぎないけど髪は思い切り振り回し。

アンコールは、バッハの無伴奏。バイオリンのアンコールってどうしてもそうなりがち。彼女が静かな曲を弾くの初めて聞いた。もちろん、良かったよ。パーヴォいないからお顔を拝み放題だったし笑

立って拍手したかったけど、勇気出なかった。でも立って拍手してる人、いっぱいいたよ。いやー、凄かった!大満足。

休憩でロビーに出たら、高校生ぐらいの女子グループがみんなバイオリン背負ってた。そうね、大切な楽器は肌身離さず持ってないと。

見たことない柄だなーなんて見てたら、女子たちが囲んでた男性に気づいて二度見しちゃった。徳永次男さん、意外と背が高いのね!髪は黒ぐろ、年齢は重ねてるはずだけどそうは見えなかったよ。

ああ、背と言えば。一昨日のコンマスはすごく長身だった。昨日は隣と交代したのかな。もしかして長身は日本人かしら。韓国かも。

このオケ、一昨日は気づかなかったけど昨日間近で見たら、日本人(ぽい)が5人ぐらいいるのね。二人は始終嬉しそうにニコニコしてお隣と言葉を交わしてたけど、二人は仏頂面というか。緊張してるのかな。怒ってるみたいで、感じはよろしくなくてよ。

休憩後の最後のプログラムはチャイコフスキー交響曲第5番。6番悲愴も有名だけど、あれはエンディングが盛り上がらないからこっちの方が好き。

でも、前日もそうだったけどオケの配置が対向型で。客席から見て左がファースト、右がセカンドバイオリンなのね。

悲愴だったら、メロディが左右に移動するのを楽しめたろうな、と思ったけど5番も移動が楽しめた。悲愴は1音1音移動するが、5番はひとくさりずつの移動。

で、ゲノフェーファもだけどこの曲も聞いたことが無いほど猛スピードで、普通ここでタメるでしょというところもすっ飛ばし、駆け抜けて終わった。まだ残響が消えないうちに拍手の嵐が起きたよ。

アンコールは知らない曲、でも北欧の香り。そうだ、ヤルヴィは父も子も北欧が得意なんだったね。ホールの外の掲示で、アルヴェーンの曲とわかった。

客席に明かりがついて、お客がバラバラ帰り始めたら拍手がまた回復してる。

きっと、指揮者だけステージに呼び戻されてるんだろうね。

前日より2割高いチケットだったけど、前日の5倍ぐらい価値を感じた。幸せな夜だった。

実は、ジャニーヌ・ヤンセンなんてほんの2年前ぐらいまで名前すら知らなかったのよ。

あたしがドボルザークのピアノ五重奏を弾いた時に、平日室内楽のおじさんがこの名前を出して何か意見を出してくれたので、初めてその名を聞いて。

YouTubeで見て、すっかり大好きになっちゃった。彼女がドボルザークのそれを弾く表情ったら、まるで格闘技みたいなの。

ああ、あたしのスマホの技術ではそのYouTubeを貼れない。

でも暗雲が晴れた。昨日修理業者から連絡があって、データも復旧して治せるって。

はあああ、良かったー。

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