先日の土曜室内楽は、とても楽しかったの。
1曲めは、クーラウ作曲ピアノ四重奏曲第2番。
クーラウなんて知らない?
ピアノをソナチネまで習ってた人なら、この1曲ぐらいなら聞いたこと、弾いたことあるでしょう。
あたしは、「ソナチネアルバム」の楽譜をもらったとき最初にこの曲を習ったよ。普通はモーツァルトのハ長調と決まっているらしく、よく驚かれた。その時の先生が実はピアノじゃなく本職は声楽の先生でね、アルバイト的にピアノを教えてる人だったから、楽譜集の最初にあった曲を機械的に与えたのだと思ってる。でも、優しくって、とてもいい思い出のある先生。
ピアノ四重奏も、音楽的にはすぐ耳になじむ、わかりやすい曲ね。
それでも、だーれも知らない馴染み無い曲で、この曲のメンバーに当てはめられたときは「どうしよう」って思ったよ。
特に、ピアノソロで始まるんだけど、30秒ぐらいの所から弦が加わるところが。
こればっかり練習してたけど、入り方が最後までよくわからなかった。
なんで、こんな曲を選ぶのか。
ピアニストは、ちょっとチャーリーブラウンみたいな容姿で、性格もおとなしい。
でも、いろんな珍しい曲を発掘するのが大好きみたいなのね。
有名な曲ならいつでも弾けるって自分で言ってたのにはびっくりしたな。
なのにね、先月余った時間でおしゃべりしてたら、ピアノを持ってないって聞いてもっと驚いたよ。
チェリスト女子が、何十年ぶりかで調律したら、普通の倍額取られたって言ってたのね。
チャーリーは年に一度ぐらいですか、って聞いたら「うちは電子ピアノです」だって。
あれだけ弾けるのに、そんなピアニストなんているのかー。
今回、クーラウでご一緒するチェロさんは男性、初対面だったよ。うまいかヘタか、情報なし。
でもね、あの難しい弦の入りや、そのほかリズムの難しいところ、全部とても頼りになるんだ。
・・・・ってホメたのに、照れ笑いするだけで。
ついにひと言も喋らないで終わっちゃった。
ま、来月またこのチェロさんと、そしてチャーリーと三重奏することが決まってるから。
そのときまた、おしゃべりできるかな。
むずかしい曲だから、もっと練習しないとなー。
2曲めは超有名曲、ハイドンの四重奏「ひばり」。
あたしがいた会社で、電話の保留の音楽がこれだったわ。
電子音じゃなくて、ちゃんと弦楽四重奏の生演奏なのがうれしかった。
選曲したのは、うちの部署の担当役員さんで。
いい趣味してるじゃん、と、普段と別の意味で尊敬したもんだ。
この曲をエントリーしたT中さんは、本当はピアニスト。実は芸大ピアノ科卒だと先日知ってびっくりした。
でも、弦も普通に弾けるの。
T中さんのピアノで一度ご一緒したときは彼女iPadを使ってたけど、今回は紙楽譜を使ってたよ。
バイオリンさんが、「こんないい曲を出してくれてうれしい」と2回もお礼を言ってたな。
このバイオリンさんも音大卒。
性格があまりにも自由奔放なので敬遠する人が多いけど、あたしはそこまで迷惑を掛けられていない。
多数ある弦楽四重奏での中で、こういう標題のつくような有名な曲が楽しいと彼女は言う。
モーツァルトの「狩り」とか。
あたしはハイドンやモーツァルトは全部避けて来たんだ。ロマン派が好きでね、古典の良さがなかなかわからなかった。
でも、聴くだけじゃつまらなくても、実際に仲間と合奏すると楽しさがわかるようになってきたよ。
モーツァルトの「狩り」なんて、鳥の「雁」だと思ってたの。
と言ったらけっこうウケた。
チェロさんは、先ほどのピアノを調律したという女子。腕前はあたしと同じぐらいなのが、何とも心地良い。
内館牧子の若い頃にちょっと似てるんだ。先月会ったときは、横の髪を少しすくって、かわいい飾りなんか垂らしててね。遠目にみたら、大学生ぐらいに見えた。近寄って、「あら内館さんだったの」と言ったら喜んでくれたみたい。
2年前の合宿で初めてあったとき、ドボルザークのピアノ五重奏で一緒になってね。
あの曲の第3楽章をどうしてもやりたい、と言ったら彼女が「カレーでしょ!?」ってすぐ反応してくれたので、その場であたしは内館さんののファンになったよ。
その昔、あるカレーのCMで使われた部分なんだ。
頭の回転が速くて、いつも打てば響くような話がとても楽しいの。
今回、あたしのiPadが誤作動して、また突然ページがめくれて目を白黒させたら。
百戦錬磨のバイオリンさんが、小節数を何回も叫んでくれて、無事に楽譜を見つけて戻れたんだ。
弾きながら数字を叫ぶのもなかなか大変なんだよね。
T中さんも、以前誤作動が起きてたから、よくわかってくれてうれしい。
バイオリンさんはあたしのiPadを、お世辞に「これなら大きくて見やすい」って言ってくれた。
あたしも照れ隠しに「高いもん」と言ったら内館さんがブフッと吹き出した。
ダウンロードしたのは、エントリー者のT中さん指定の版の楽譜で。
同じ版をみんな使っているはずなのに、弓の返し方が少し違う。
手書きで付け加えられた返し方があるので、その通りにやったの。
内館さんにもそれがあって、「T中さんのダンナ様が付けたのかと思った」って。
そう、T中さんのダンナ様は、チェリストさんなのよん。
内館さんは何回か数え間違いをして、隣のT中さんがそのたび「イチ、ニ、ハイ」とか教えてる。
そして突出して上手いバイオリンが、とてもカッコよく歌ってくれて、それに合わせるのがとっても気持ちいいの。
弾きながら、「うん、これだよ~音楽の楽しみは」って、しみじみ味わった。
4人で協力して仕上がる音楽は、最高だったよ。
本日のオマケ

お酒が飲めない夜は基本的に、健康のため和食にしようと思ってる。きのうは和食+韓国風だったな。
かつおのたたきに豆もやしとコチュジャンと酢、ごま油を和えた。味噌汁の具は厚揚げと、ブロッコリーの茎。

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