大失態

交流、交際

おそ松カルテット・・・カズちゃんが遊んでる、オーボエH越さんとクラリネットアコちゃんに入れてもらったのは8月
10月にもう一度遊んだ時に、ホルンとファゴットも欲しいという話になり。

本当に来てくれる方が見つかり、おととい金曜に6人で集まることになったんだ。

ところが当日朝、H越さんから連絡があり。
なんと彼もインフルエンザにかかり、「なんとか外出可能な日にはなったのだけど、まだ咳が苦しく、どうしよう」というの。

3時から施設は予約済みで、練習のあとはディナーを楽しみましょうという予定だったのね。
管楽器で咳は、きっととても辛いと思う。音楽は無理せず、ディナーは楽しむとかいかが、とあたしは返信した。
カズちゃんも「無理なさらないで」というしアコちゃんも「どうぞお大事に」というし、それからLINEの往復が止まっちゃった。
こりゃ、きょうは中止だろうなあ、と思って夕飯の準備など考えていたら。

H越さんから「待ち合わせ駅にあと5分で到着」とLINEが!
あ、もう待ち合わせの3時を9分過ぎてるんだ・・・そしてアコちゃんは「約束の改札口にいます」と。

げげげっ!きょう、決行するの!?
とりあえずみなさんに謝り、今から駆けつけると連絡。
幸い、外出予定の服はまだ着替えてなかった。
それに、ピアノだけだから楽譜もiPad1枚だけで済む。
リュックにiPadを放り込んだらもう出かけられる。
おっと、小銭入れがない・・・ええい、お札だけはあるからどうにかみんなからお釣りもらえないか?

駅まで、奇跡的に信号数カ所うまく青になってくれて。
走りはしないけど、かなり急ぎ足で歩いてたら、すってーん!と前に倒れちゃったよ。
よかった、タイツに穴はあいてない。iPadも背中のリュックだから無傷。

途中、あとの三人の待ち合わせも相当苦労してる様子がLINEでわかる。
アコちゃんだけが目的の改札で待っていて、あとの二人が右往左往してる。
「みなさんで、先に始めててくださいねー」とは送ってあるけど、どうなったかなー。

山手線に30分乗るだけ乗り換え無しで、電車は簡単。
駅から施設まで10分ぐらい歩いたけど、Googleマップだけを頼りになんとか着いた。

もう、土下座する勢いで扉を開けたら、みんな「早かったね!」とびっくりして歓迎してくれた。
いやいやいや!大変申しわけございませんでした。

もう電子ピアノはカバーをはずし、電源まで入れてある。
さっそく、難しい曲なのでゆっくりめで通してみた。
通った。8月と10月の「オネゲル」よりは、まったく無名だけど理解はしやすい、カプレという作曲家の曲だ。

で、2回ほど繰り返したところでタイミングよく、ホルンさんとファゴットさんも到着。

ファゴットはH越さんのお友達、六十代のおじさま。
ホルンはアコちゃんが連れてきた、まだ40歳ぐらいのとても小柄なお嬢さん。

ピアノは休み。
ハイドンのディベルティメントは、この編成ではとてもポピュラーな曲だそうだ。
あたしはホルンさんの後ろに立って、楽譜を覗きながら聞いたよ。
へー、ホルンってト音記号なのか。読みやすいから見てるだけでも楽しい。

みんな、初見なのに問題なく吹くなあ。
ホルンさんが、最後1小節だけずれて、はみ出して終わっちゃった。
繰り返し記号のここ、1カッコと2カッコ両方吹いちゃったでしょ、とあたしが指摘して、そこだけリベンジ。

そして第2楽章に進んだら、、はっ?よく知ってるメロディ・・・・わお、ブラームスだ・・・
そうだ、ブラームスに「ハイドンの主題によるなんちゃら」という曲がある。
オーケストラバージョンと、2台ピアノのバージョンがあるんだよ。学校の先生が二人で連弾で遊んでるのを目撃したこともある。
あの原曲って、これなんだね。初めて聞けて、めちゃくちゃうれしかった。
「あたし、ヨハネスなんでうれしい」と言ったら三人が「おお、そういえば」と思い出してくれた。
あたしのLINE上の名前がよはねすだ、ってことを。

第2楽章は4分17秒ほどの所から

2回目には、ファゴットさんの後ろで聞いた。
途中でやっぱり1小節ズレちゃったところ、指さして「今ココ」って教えてあげられたよ。
この部屋、壁の一面が鏡になってるの。バレエとかヨガができそう。
あたしが手持ち無沙汰で可哀想とでも思ったのかもね、H越さんがあたしに「前で指揮をしてくれ」というけど。
楽譜を見ないで、知らない曲の指揮は難しい。
ファゴットさんのうしろに立ちながら指揮をしても、みなさん鏡でよく見えるはず。

で、がんばって後ろから指揮をしてたのだけど。
右の二の腕が、どんどん筋肉痛になってきた。
ここ、元々あたしの弱点。傘をさして小一時間歩いたらいつも筋肉痛になる。
持病が発症したときは、この腕が上がらなくなった。腱鞘炎になりやすい病気だから、筋肉痛もその影響があるかも。
あとは、さっき転んだときに痛めたのがひどくなってきたのかもね。

楽しく終わって、どこかで忘年会を。
H越さんは体調不良なので、1杯だけ飲んだら帰るという。お友達のファゴットさんも一緒に。
ホルンちゃんは「みんないい人そうで、よかった」と言ってくれる。

ファゴットさんは、奥様がピアニストなんだって!
へー!じゃ、おうちにはグランドピアノがあるんですか、と聞いたらニッコリ笑って「二台」と指を二本立てる。
カワイと、ベヒシュタインだって・・・!!!ひえーっ。

そして、ホルンちゃんのお仕事はピアノ調律師だって!!ひえーっ。
なんだか、驚きの連続。
アコちゃんは、せっかくいい仲間が集まったのだから、どこかで発表会をしたいと熱心に言う。
ファゴットさんは、「一度千人ぐらい入るホールでコンサートを企画したら台風でお客が5人しか来なかった」と悲惨な経験を語る。
あたしも、お客を呼ぶような立派な演奏は全くできる気がしない。
カズちゃんは、老人ホームで半年ほど働いたことがあり、そこでボランティアで演奏したことならあるそうだ。
アコちゃんも、今お母さまの入所している施設でボランティア出演して大変喜ばれたそうで。
うん、そういうのなら、敷居が低いね。

ただ、施設によって求められる音楽が雲泥の差があるんだって。
高級施設は正統派クラシックが一番喜ばれる。
そうじゃない施設は、クラシックはそっぽを向かれ、唱歌とか都はるみや美空ひばりが喜ばれるとか。

・・・カプレなんて誰も知らない曲を喜ぶ老人なんて、この世にいるんだろうか・・・

えっと、そういうわけでなんとかこの日は楽しめたが。
この翌日、オーケストラ練習には出られなかった。
その話は、また今度にするね。

本日のオマケ

忘年会は、たまたま見つけた中華でどれもおいしかったのだけど、写真は撮れなかったの。

代わりに、いつぞやのカズちゃん邸で出してもらった、カズちゃん力作をここでご紹介。

パリパリチキンのバルサミコ醤油に、肉団子春雨その他スープ。

あと、BLTサンドも粒マスタードをたっぷり塗ってあっておいしかった。残念ながらそれはこんな小さな写真しかなくて残念。

サンドの後ろは、ケータリングセットに含まれていたティラミス味のロールケーキ。

これがケータリング、全10種のお惣菜。若い人はこれだけじゃ足りないだろうけど、63歳のあたしはこれだけでもきっと満足したと思う。

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