「試験前に掃除」的な

はー。明日、オケの定期演奏会本番なのよ。

そもそもイベントが嫌い。合奏は練習が楽しい、本番なんて要らない。

本番って、完璧を求められるとは言わないけど、それでも半年間の練習で可能な限りまで質を上げなきゃ、チケットを買ってくださったお客様に失礼だ。
衣装に着替えるだけでも面倒で荷物が増えるけど、これもね、お客様のために失礼のない装いは必要だ。

少し憂うつなのは、個人的に「質」が上がってないこと。
高い音で速く弾くところ、全然音程が合ってない。ヘタすると弓の動きの上下がみんなと逆になっちゃう。

練習不足なのは、今に始まったことじゃない。
働いてるときなんて、土日の合奏練習のあと翌週の練習まで一度も楽器ケースを開けないことがよくあった、じゃなくてほとんどだった。

リタイアした今は、さすがに週にだいたい4回は練習するけどね。

でも、優先するのは室内楽なの。オケの曲は、いつも後回しだなあ。
だって、室内楽の方が楽しいし、個人芸だから練習不足だと仲間にバレバレで迷惑かけるもん。
オケは、危ない箇所は大きな音を出さないで逃げる。それでも、お隣とか後ろの人にはバレるけどね。

ああ、こんな状態の時、平日の室内オケの練習なんて休むべきだったかも。
石田さんだって、自分のオケの本番前後は室内オケの練習に来なかったよ。

室内オケの練習から帰ってきたらもう夜、当然自分のオケの練習はできない。

なのに、きのうもまたチェンバロのレンタルルームで自主練しに出かけちゃった。

だってね、会員の3割引クーポンがあって、有効期間が今月いっぱいなんだもん。
今週はレッスンがお休みだったから、来週までに1回はチェンバロに触っておきたかったし。

・・・とは言っても、よく考えたら、オケの本番翌日の6月30日にすればよかったのか。

もしかして、無意識にオケの自主練を避けようとしてないか？
試験勉強しなきゃいけないのに、そういう時に限って机の汚れが気になって、部屋中の掃除を始めちゃう人がいるというね。
あたしは、掃除はしないなー。でも、「この図書館本の返却期限が近い」なんて、読書に走ることはある。

練習しないから弾けない。弾けないから練習も面白くない。悪循環だ。

チェンバロは、弾きたいのは事実だけど、無意識にオケ練から逃げているのもまた事実だろう。
割引クーポンを見せて会計準備をしてもらうためにかなり早めに教室に着いたのは、そのせい。
予約より15分も前だったけど、「今あいてるから入っていいですよ」なんて受付さんから言ってもらってうれしい。
え、いいんですかありがとうございます。

でも、部屋の鍵が開いてなかった。また受付に戻って、そう言って待たせてもらう。
5分前になっても動きがなくて心配。受付のあるロビーではバイオリンの試奏イベントなんかやってて、わちゃわちゃしてる。
さっきの受付さんが、その試奏している女性に話しかけてる。

どうやらその女性はバイオリンの先生で、チェンバロの置いてある部屋の鍵を持っていたみたい。
受付さんから「もう入れます」と言われて部屋まで行ったら、試奏していた女性とすれ違った。
時間ぴったりに部屋に入れたけど、チェンバロにカバーが掛かってて明かりがついてないのはいつも通り、エアコンまでついてない。
3分ぐらいはロスがある。
ケチな奴（あたし）は、細かいことが気になるんだよ。

チェンバロの自主練も、本当に役立っているのか、我ながら疑問だ。
自宅ではピアノで練習していて、タッチがチェンバロと全然違うから、たとえピアノで弾けるようになっても教室でいい感じにならない。
それに、先生は「タッチよりもチェンバロという楽器から出る音をどう響かせるかを常に考えて」と言われる。

でも、ひとりでチェンバロに向かうと、自宅での練習と同じように、指が回らないところばかりさらってしまう。
うーん。やっぱり、自宅でチェンバロ練習したいなあ。
注文したチェンバロ、届くのが待ち遠しいなあ。

あ。もう、「明日が本番」てこと忘れてらあ。

本日のオマケ

ゆうべは金曜、ワインを楽しみたかったけど、風呂に入らなきゃいけないので我慢。ノンアルビールでおつまみを楽しむ。

ズッキーニは生でカルパッチョにするのが一番おいしいと思う。なんたって切るだけでいいし。塩とオイルとピンクペッパーしか振らないことが多いけど、きのうはジャコとオリーブとレモン汁もかけた。

少し残ってた春菊は少しの水で茹でて、にんにくとミニトマトとバルサミコ酢とアンチョビと黒ごまを混ぜた。

当然これでは足りず、デザートは豆乳ヨーグルトにキウイと黒豆煮をたっぷり。それでも足りず、フルーツグラノーラを少々追加。