顔から転んでも、ねんざしても、あたしはやっぱり運がいい

怪我の話

室内楽発表会の日、アニーさんに「先日顔から転んでしまいまして、おでこにたんこぶが」って話をしたの。

そしたら「顔で良かった」と言われて、面食らった。

「手でも骨折したらピアノが弾けなくなっちゃうところでした」と言ってくれて。

ああ、本当だ。手が一番困るけど、いや、脚の骨折もものすごく困る。
やっぱりたんこぶで良かったんだ。

手首のねんざも、発表会の二日後。
発表会の前じゃなくて、ほんとによかったわ。

マンションの話

今住んでるマンションの、真下の部屋が売りに出されたの。
発表会の土日に「オープンハウス」の立て看板が置かれて、間取りやお値段もバッチリ書いてある。
間取りはやっぱりうちと完全に同じ。リフォーム歴もない。

で。こんなお値段ですか。

うちが買った時より2800まんえんも高くなってるよ。
ほんとかい。ちょっと信じられないけど、一応ニマニマしてみる。

東京の新築マンション価格の平均が1億円になったってニュースで聞いたけど、全く実感湧かなかったんだよ。
だってうち、1億なんてかけ離れてるもん。
うん、真下のおうちのお値段も1億には遠く及ばないよ。中古だし、狭いしね。

それでも、あたしには目が飛び出るほどのお値段だ。

まあ、今のところ、死ぬまでここに住むつもりだから、いくら高騰したってうちの家計には関係ないんだけどね。
でも、5年前買ったときにもしこんなお値段だったら、絶対に買えなかった。
その前に母があの世に行ってくれたおかげで、相続したマンション売って引っ越しできた。
もし今まで母が長生きしてたら、この憧れの東京暮らしなんて手に入らなかったよ。

つくづく、あたしは運がいいと思う。
音楽活動がおもしろくなってきたところで早期退職募集があったから、思い切って辞められたし、特別割増金もいい条件だった。

たぶん、もし子供でもいたらこんなに貯金できないから、やっぱり東京暮らしはできなかったと思う。

さて。死ぬまで自宅にいたいとは思ってるけど、将来のことは全くわからない。
自分でシモの始末が難しくなったら、そのほかの生活、衣食住ぜんぶ回らないだろうね。
そのときは、施設に入りたくなるかも。
このマンションを売ったら、有料老人ホームにだってきっと入れる。

うーん。そこまで老いぼれたら、マンション売り払う手続きと、ホームを探して入居の手続きとか、自分でできるんだろうか。

音楽仲間で、まだ楽器が上手に弾けるほど元気なのに施設に入っちゃった人がいる。
きっと、自分で施設を探せるうちに希望の施設に入りたいと思ったのかもね。

うちの真下のお部屋も、もしかしたら。
奥様は60代に見えるけど、旦那さんは70代。
元気なうちに、いい施設に行きたくなったって可能性もあるよなあ。

で、オープンハウス（見学可能）時間は11時から16時の間。
あたしはね、その時間に楽器を弾きたかった。
もしも下のお宅に音に敏感な人が入居して、迷惑がられたら困るからね。
見学の最中に、少しでも音が聞こえるってわかって欲しかったの。

しかし、発表会の日は一日留守だから、音をお聞かせできなかった。
あたしの願いは、平和に楽器の練習ができること。

運の良さが、今後も続きますように。

本日のオマケ

きのうの夕飯はさばのキムチ煮、バターみそ味。
さば味噌煮の味変版だね。バターもどきの賞味期限が迫ってるので、これにした。

鯖はだいたい2枚一度に焼いて、1枚は別の日に食べる。
きのうも焼きざましの鯖を使った。
味噌とキムチで煮て、煮詰まったら最後にバターを混ぜて盛り付けてねぎを散らし。

元レシピにはなかったけど、じゃがいもの古いのが余っていたのでサバの下に入れてある。
青いものが無いな。小松菜も一緒に煮ればよかったか。
大根おろしも忘れた。