定期演奏会DVD観て、弦を張り替えた

きのうは日曜、なんとか雨は降らないで一日もったけどやっぱり混雑するところにお出かけはしたくない。

読みかけの本2冊を読了して図書館に返しに行ったぐらい。
そこから、読書SNSで時間がつぶれ。
気づいたら髪にブラシも通さないまんまで行って来ちゃったな。

そうだー、土曜にオケ練に行ったときもらってきたDVDを観よう。
11月に演奏会に出た時のがやっと出来上がってきた。

だいたい1回2時間ぐらいなんだけどね、一度で観られたことがない。
演奏会本番と同じぐらいの集中力で観るから、途中で休憩をいれないと辛い。

そうして、その前のＤＶＤも最後まで観てないのが2枚も積んであるんだけど。
それは後回しだ。記憶がフレッシュなうちに、11月のを観よう！って決心しないとなかなか観ないのはなんでかねえ。

しょっぱな、仲良しがトチッたと後悔していたところとか。
突然弓が壊れて退場した人とか。
「メールで打ち上げ」で書かれていた大失敗とか。

ぜんぶ、本番中にあたしが気づかなかった箇所が確認できた。
でも、やっぱり一番見たいのは自分の演奏姿だ。

見に来てくれた人から「うまくなったね」と言ってもらってたの。
オケだから、あたしの音が聞こえるはずはない。見た目が10割のことに決まっている。
うまそうに見えたかー。ひっひっひ。どれどれ。

あれー。自分で気を付けてて、治っていたと思ってた「首振り」、ちっとも治ってないや。
アクセントを付けて強く弾く箇所で、どうしても頭を振ってしまうの、みっともなくて恥ずかしい。
そもそも、楽器もいっしょにガクッと動くから安定した音も出せない。
・・・って、プロのお仲間から教えてもらってたんだ。

隣のパートの人から一度「よはねすさんの弾く姿勢がいい」なんてほめられて、いい気になってたよ。
まだまだ、だめだわー。せめて弾く姿ぐらいかっこよくなりたいなあ。
いや、まだ上達の余地があるってことで。もっとうまく見えるようになるって目標を継続する。
なんて前向きなんでしょうわたし。

で、思い出した。
室内楽の発表会が今月あるんだ。
これは、個人の音がハッキリ聞こえちゃう。
姿は二の次、音が立派じゃなくちゃ意味が無い。

で、弦の張り替えをした。
病気のせいでピアノも含め楽器が弾けなかったんだけど、復帰した時に「これからもっと真剣にやる」と決意して。
いままで安いナイロン弦を使っていたのだけど、高級なガット弦に取り換えてみたんだ。

4本セットで5000円ぐらいの「ドミナント」から、19000円ぐらいの「ピラストロ・オリーブ」に。
音大を出てて、自宅で教えているようなプロの仲間はもっと高いの使ってるよ。
「これは柔らかい音、強い音、深い音、反応がいい」とか特長を言葉にできるのがすごいなと思う。

値段ほど、音色に違いが出るか。
気のせいかもしれないけど、値段が高いほうが美しい音が出るような気がする。程度。
安いほうだって、うちのオケのコンサートマスターが使ってるぐらいだから悪くはない。輝かしい音かも。

いいの。気休めでも。それで、気持ちが少しでも落ち着いて本番に臨めるなら。

以前は、ブチッと切れるまで使っていた。いや、けっこう切れること多いのよ。寿命だね。
でも、切れなくても、半年とか1年も使うと松脂がかたくこびりついたり、逆に摩擦で細くなって音程が合いづらくなる。んだって。先生が言うには。
本番中に寿命が来て切れるのが一番怖いよね。
で、だいたいみんな、本番の2週間前に張り替えてるよ。
前も、書いたことあったっけ。張り替えてから音程が落ち着くのに2週間かかるからさ。

張り替え、不器用なあたしには結構負担なんだ。
弦の太さと同じぐらいしかない、細い細い穴に弦を突っ込んで、ねじねじと巻き上げる。
糸巻きをねじると、緒止めというのか、ねじと反対側の引っ掛けがボン！と外れてしまうことが何度もあり、やり直す。

1本抜いて張り替えたら、次の1本を抜いて。
4本いっぺんに抜いたらできません。

たった4本の張り替えで1時間はかかったと思う。
明るいうちにやらないと、と始めたのに終わったらすっかり暗くなってた。
ピアノの蓋は開けたけど、調弦に使っただけで、もう練習もできず蓋を閉めた。