数年前の話だけど。 ハワイに嫁に行った友人が里帰りの折、あたしと遊んでくれるという。 ランチや赤坂迎賓館見学をしたけど、このまま帰る?と聞いたところ。 突然「実は巣鴨に行きたい」と。 あ、ああ。 あの「おばあちゃんの銀座」と言われるあの街ですか。 まだ50代半ばだけど、おばあちゃんになってからまたすぐ来られるかわからないし?? そうではなく。 ハワイのテレビで「赤いパンツ」が紹介されたんだって。 なんだそりゃ。 カンレキに赤いちゃんちゃんこは恥ずかしいから、見えないところでパンツ履くの? 「赤い色がお腹を温めて健康にいいし、パワーが出るの」 ということで、友人のたっての頼みであるのでお付き合いで行ってみた。 有名な地蔵参りなど観光はせず、まっすぐ「マルニ商店」へ。 友人、しっかり下調べしてきた様子。 驚いた。店頭、店内、まっかっか。赤いものしか売ってない。 ほとんど全部、パンツ! 赤は、嫌いなんだよー。と内心思いつつも。 そこまで人気が出るなら、ほんとに元気も出るか。 ものは試し。 綿100%の、いかにもおばあちゃんが履くようなデカパンと、 有名メーカーグ○ゼの、ぴったりシルエットにひびかない化学繊維のを1枚ずつ、あたしも買ってみた。 綿100%はさすがにくたびれて履きつぶしたけど、グ○ゼのはすごい。 内側に印刷された品質表示(この時初めて、タグでなく印刷されたの見て驚いたんだった)も未だに鮮やか。 実際、効果あるような気がするんだよ。 ここぞって時にしか履かないようにしてる。 きのうも履いたよ。 趣味の器楽合奏に行ってきて。 気の合う友人と時間延長して、それぞれやりたい楽譜を大量に持ち込んで。 目いっぱい遊び倒して、夜8時に帰ってきた。 夕飯は自宅近くで外食しちゃおう、と思ってたのに。 このご時世、もうどこも閉店しちゃってるのねえ。 でも、なんとか冷蔵庫にあったものとビールとアーモンドなんかでお腹を満たせば、あら。スタミナチャージも満タン。 赤パンパワー、あなどれず。 本気で、還暦には巣鴨に行って、赤パン仕入れてこようっと。
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