決算期、お疲れさまです

きのうも雨で、一日中引きこもりだったよ。
とは言っても、出かける必要がなかったので心は安泰。

これ、リタイア者の特権だなー、と思ってすぐ気づいた。
疫病をきっかけに、在宅勤務のシステムが大幅に進歩したからね。
あたしの元の職場も、3年前まで在宅勤務なんて考えられなかったのに。
必要に迫られれば、頭のいい人たちが智恵を出し合ってなんとかやれるようになるもんだ。

それでも、この決算期だけはあたしの職種はどうしようもない。
普段でもシフト制で、ある程度は出社が必要だけど、毎月月末の1週間程度は休めなかったな。
いや、休みじゃないや、在宅勤務。
そして、「休めない」じゃなくて、出社しなくても本当はなんとかなったのかもしれない。
出社しないと何が起きるかわからないから怖かった。
実際、月末には毎日問題がたくさん発生してたよ。

一緒にシフト組んでた後輩は、まだ自力で問題解決ができなかった。
なのに彼は月末も変わらない頻度で在宅勤務して、あたしが電話を掛けても絶対に出ない。
メールしても気づくのは3時間後ぐらい、絶対「休み」と間違えてるな。
あーやだやだ。1年も経つのに、最後のストレスがまだ忘れられないんだな。

あたしが出社するから彼、安心しちゃってたんだろうか。
昨年3月であたしが辞めちゃう、ってのは半年も前から伝えてあったのに。
今も彼は在宅でのんびりとこの決算期を過ごしてるのかなあ。

いや、いいことじゃん、ストレスなく給料がもらえるんだから。
決算が間違いだらけだとしても、経営に影響が出るほどの金額のはずない。
ただ、いい加減な会社ってことが関連会社ぜんぶにバレて信用がなくなるだけのことだ。
そして現場の人も、頼りにならない人を当てにせずみんな自力で解決できるようになるんだ。

あれ。安泰だったあたしの心が。やっぱりすさんできたな。

きのうは、予定では展覧会に行くはずだった。
でも天気予報が思わしくないから、今日に延期したの。
しかし今日も天気予報は「折り畳み傘があると安心です」と言ってる。

ゆうべ、めったに炊かないご飯を炊いて、あまったのをオニギリにしてある。
展覧会の後、公園でまたピクニックごっこをしたいと思ってね。
もう上野の桜も散り始めそうだから、まだ見ごろのうちに。
本当は、ビールも飲みたいんだけど、うちから缶ビール持って行っても展覧会見てる間にぬるくなっちゃうよな。
生ビールの出店って、あったかなあ。

1年前の、血まなこのあたしを思い出しながら、あのころの自分に「お疲れ~」の乾杯をしたいんだ。
そして会社に残ったみんなにも「お疲れ~、ガンバレヨ」と高みから言いたい。

あまりいい気になるとバチが当たって、折り畳み傘を使わなきゃいけなくなるかも。
傘差しながら冷たいおにぎりにかぶりつく、寄る辺ない情けないシニアか。

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コメント

  1. にゃんた より:

    なんかせっかくの幸せを自分で壊していく人たちって腹が立つよね。
    後輩さんの話。
    ま、そういう人たちにかかわらないで済むようになったのも、幸せのひとつかもね。
    ただまぁ、日本これからどうなっちゃうんだろうって…
    これは老婆心、違)老爺心(^^;

    • よはねす より:

      すみませんね。せっかくの春に、暗いこと書いてしまって。
      ほんと、そこから逃げたいのが退職の隠れた理由だったかも。
      将来を憂うのは老婆と老爺さんの悪い癖かもしれません、若い人は我々を踏み台に、もっともっと進歩するはずだから。