残暑が厳しいざんしょ?

フィナンシェ 健康

残暑がきつい。

というより、もしかして老体が持ちこたえられなくなってきたのか。
室温28℃ならエアコンいらないだろうと思ったら、頭の中「暑い」しか考えられない。

朝5時に目覚めてエアコンを切ったけど、1時間後には「暑いなー」と感じだして、ついに7時半にエアコンつけた。

チェンバロのレッスンに行ったんだ。
時間延長します、と言われてたけど、いつもの時間の前後どちらに付け足すのかついに聞けなかった。

とりあえず、早く行ってみた。
レッスンルームは明かりがついてるし、楽器もカバーが外されスタンバイが済んでる。
でも、先生も生徒さんもいない。

先生、トイレにでも行ってるのかな。と、外でしばらく待ってたが、ちょっとガラス戸をあけてみた。
ずうっと奥に、先生がスタバのカップを持って立っていらした。
あ、よかった。やっぱり早く来て正解だったのか。
「こんにちはー」と入っていった。

「先週はごめんなさい、ほんの気持ちですけどコレ」と、焼き菓子二個をイケアのジッパー袋に入れて、下さった。
まあ、そんな、いいんですのにー。
と口では言ったものの、目はお菓子にくぎ付け。
すぐ裏返して原材料チェック。すばらしい。きっと高級品だ。

先生に、あの留守電は非通知で掛けたのかと聞いてみた。
あたしの電話番号がわからないので、受付事務の人に聞いたら「個人情報で教えられない」と言われたんだって。

受付の固定電話で事務の人があたしのスマホに掛けてくれて、留守電に切り替わったところで先生に受話器を渡してくれたそうだ。

へーー。それで、どうして不在着信の履歴が残らないんだろうね。それはとうとう、わからずじまい。

レッスンは順調。今ずうっとラモーの曲集をやってるけど、2曲もマルもらった。
自分で一通り弾き終わると、先生から山ほど改善点が出される。
「アルマンド」も「クーラント」も当時(バロック時代)フランスで流行した舞曲。
バッハの「フランス組曲」を昔ピアノで習ったことがあったけど、わかってなかったな。

アルマンドは、ゆるやかで重め。
クーラントは逆にはずむような軽快な曲。

先生が手本を弾いてくれたら、イメージが全く違ったので驚く。
これが、毎回なんだよな。この刺激が、楽しいんだ。

体感的に、そろそろレッスン時間も終わりだろうと時計を見たら、あと15分ある。
そうだ、15分早く始めたんだった。
もう、この曲集ほとんど全部やっちゃった。
なんだかすごく短い、オマケみたいな曲がふたつ付いてますね。

短いけど、リサイタルで正式に取り上げられることもあるんだって。
へー。簡単そうだけど。
ふたつとも初見で弾いてみた。同じように、ちょこちょこっと教えてもらってふたつともマルもらえた。

タイトルは「片足の不自由な人」だって。きっと差別用語なんだろうな

こうしてどんどん進むと、すごく楽しいね。
先生も、明らかにお世辞だけど「トリルもちゃんと入って、どんどん上手くなりますね」と言ってくださる。
いえいえ、先生のご指導のおかげです!
ピアノみたいに、指を硬くしてガーンと鍵盤を叩く癖がなかなか抜けなかったんだけど、弦をひっかけてはじく感覚が少し感じるようになってきた。

15分延長すると、やっとたっぷり練習できた、って感じがする。満足。
次は、この曲集のわずかな残りをやる。
このあとどうします、と聞かれたので「持ってる楽譜全部次回持ってきます」と答えた。

先生の年齢ははっきり知らないのだけど、ほぼ同世代。
暑さがこたえますね、と時候の挨拶をするだけで話が終わらなくなりそう。

「もう夜は気温が下がってきたから、いいかなと冷房を付けないで寝てみたら全然眠れない」
あたしと同一人物が喋ってるのかと思うほどだよ。

でも今回はあまりしゃべりすぎないで、とても密度の濃いレッスンをしてくださった。
このバランスも、とってもいい感じなんだよなー。

物価高騰だからってレッスン料が今月から値上げされちゃったけど、しょうがない。
この楽しみのために、長い間貯金に励んできたんだ。
お金の使い方がよくわからないけど、ここに使うのはたぶん間違いじゃない。

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コメント

  1. にゃんた より:

    まぁおしゃれなお詫び。
    美味しそうね。フィナンシェ?

    チェンバロの音色。
    もう何回か聞かせてもらっているけど
    なんか神秘的というか神々しい感じがするね。

    • よはねす よはねす より:

      はい、フィナンシェです。もう言葉の響きからウットリしますよね。金塊ですよ延べ棒ですよ。もったいなくて、なかなかいただけません。
      こうやって少ーしずつ、チェンバロの音色をみんなに染み込ませる計画です。にゃんたさんも染まってくれてありがとう。

  2. うなゆき より:

    よはねす菌に侵されました
    良いのか悪いのか、どうしてくれようゾ
    最初の曲は婚礼のダンスにぴったり
    楽しくてウキウキ
    でもちょっとだけ注意しなさいよ、と警告してくれてます

    二番目の曲は羨望を両手でギュッと握りしめて
    手を離し開放しても
    然程大きくならない事に気付かされる曲ですネ

    • よはねす よはねす より:

      もー、ヒトを菌呼ばわりするのやめてくださいよぉ。それを言うならうなゆきさんの免疫力相当低い( *´艸`)
      なるほど、婚礼の始まる前、こんな曲の中で歓談すると典雅でよいかも。羨望を両手で・・・って、表現力ありますねえ。サイドビジネスでチェンバロ曲の評論など始められてはいかがでしょうか。