女ですっぴんはヤバい?

先日の発表会で、舞台でコーフンして真っ赤な顔で楽屋に戻ったときの話。

マスクを外して呼吸を整えてるとき、応援に来てくれた友人が
「よはねす、お化粧してないよ?」と言いにくそうに言うの。

うん。41歳からしてない。化粧水もつけないの。

友人は賢い人だから、「しなきゃダメだよ」みたいなことは一言も言わない。
でも、「しないと肌に悪い」とか「見苦しい」「無礼だ」とか、どういう目的で化粧するのかは今度聞いてみたいな。

41歳まではね、簡単にだけど、化粧してたよ。
スキンケアなんて、むしろ大好きだった。

今はどうか知らないけど、昔話するとね。
高校を卒業するタイミングで、大手化粧品メーカー2社からDMが届いたんだよね。
そのころは名簿の売り買いなんていくらでもある話で、個人情報ダダ漏れ当然。
無料で「お化粧教室」開くし、おみやげに化粧品サンプルもたくさんもらえるっていうんで、若いあたしは心を奪われた。

化粧水・乳液・クリームのセットを使うと肌が美しくなると信じこまされてたけど、うそなのね。
化粧品って、薬じゃないから、効いてはいけないの。

だいたい、いい匂いがするのは気持ちがいいけど、香料は肌にいいものではないのは当たり前でしょ。
それを、大切な大切な顔の皮膚に直接すり込むなんて。愚かの極みだった。
何年すり込み続けても肌が荒れない人は、よっぽど丈夫な肌を持ってるんだよ。うらやましい~。

そして、メイクアップね。
これもニキビの元だし。アイライン引くとまぶた引っ張るから細かいシワができるし。
そもそも奥二重だからアイライン引いても見えないし。
繊維入りマスカラは少しまつげが長く見えるけど、まつげの元々の本数が少なすぎて効果半減。
口紅だけ付けてる期間は長かったかも。

若いころね、オーケストラの先輩たちも化粧は薄めだった。
今のあたしと同じか、もう少し若いぐらいの歳で、上品だけど白髪染めもしない人がいて。
「この人がもしお化粧したらきれいだろうなあ」とは思った。
でも、その人のご自宅に招かれたときに好みがわかったよ。
公団なんだけど、内装はご自分で壁に無垢の木材を貼って。
スパイスカレーと、ナンまで手作りのごちそうをいただいた。

そこまでの信念があるナチュラリストじゃないけどさ、あたしは。

でもねー、男性はあんまりお肌の手入れなんてしないでしょ。
それでもだいたい皆さん、あたしよりも顔にシミとかないし、きれいな肌してる。
スキンケアなんて無力というより害だな、と思ったわ。

それでも、やっぱり、昔のあたしのように「この人もう少し何とかしたらいいのに」って思わせてるかな。
だとしたら、せめて発表会の時ぐらい粉、はたいておきますかね。
いや、発表会はお客さんから遠くて、顔は二の次だと思うし。
気にした方がいいのは、至近距離で顔を向かい合わせる室内楽の時かしらん。

男性なら化粧しなくて当たり前なのにな。
ここだけは、男性をちょっぴりうらやましく思う時。

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コメント

  1. にゃんた より:

    そうね。お化粧はしないね。
    白髪染めはしてます。
    髪が白いと、もっと落ち着いてなきゃなんない気がするんだよなー。
    もう少し、おバカに生きていたいので髪の毛は黒で。

    • よはねす より:

      そうだったのかー。白髪を染めてる人って、おバカを装ってるとはー。
      会社のかなり先輩の男性が、顔に似合わず(失礼)結構な茶色に染めていらしたけど、実際よりもっとおバカに見えたもんなー(大失礼)