市民オケの先日の練習のあと、仲良し夫妻から「この日、空いてる?」って聞かれたんだ。
何かと思ったら、また別の夫妻からお宅に招かれたのだけど、あたしも一緒にどうかというの。
手帳を見たら、そのあたり予定ぎっしりだったけど、ほんとにその日だけが丸々空いてたの。
一日ぐらい休みたいかも、と迷ったけど、ご自宅を見せてもらえるという貴重なチャンス、行くことにしたよ。
そしたらその数日前、追加のお誘いがあって。
同じ日の昼間、コンサートがあるのだけど、それも一緒に行かないかと。
夫妻のオットがイベントのサブスクの有料会員なので、2名まで同伴できるときあたしもいつも誘ってくれるの。
今回は、どうやら初心者・子ども向け企画だ。
名曲のおいしいところだけ演奏する。
自分ひとりなら、まず行かない。
でも、これに行けばそのままホームパーティの待ち合わせまで一緒に行けるから、心強い。
行くことにした。
予報されてたけど、大雨と強風でげんなり。
こりゃ、お客の入りが心配だ。
と思ったらね、着いたら大行列なのよ。
墨田区民が無料で入れる枠があるらしく、その親子たち専用の列だった。
そのほかのチケットを持ってる人は別の列。

あたしが錦糸町駅に着いたときは、一時的に小降りになってくれて助かった。
しかし友人夫妻が来たときは一番ひどい降り方で、もちろん傘を差してるのにずぶぬれ悲惨なありさま。
ホールに入れば快適、ホッとした。
真後ろの坊ちゃんがうれしいらしく、ずっと独り言を喋ってるが、ママさんはしっかり注意してる。
前の席のママさんの右の子は眠っているが、左の子は利発そう。
まず1曲めは天国と地獄序曲の一部、あの「フレンチカンカン」のところだけ。
景気いい曲だから、子どもでも退屈しないで聞けるみたいね。
2曲めはCMで使われた曲メドレーなんだけど、MCで作曲家とか曲名とか、あまり教えてくれなかったのよ。
チャイコフスキーの弦楽セレナードの曲がCMに使われたのって、あたしが知ってるのは「オー人事、オー人事」とやられた20年ぐらい前なんだけど。
子どもたちがそれを聞いてるはずないけど、最近でも他のCMで使われてるんだろうか。
とっても嫌だったのは、イェッセル作曲「人形の観兵式」。
「おもちゃの兵隊の観兵式」とか「キューピーの観兵式」と訳されることもある。
そ、キューピー3分間クッキングのテーマに使われてるアレね。
完全に3分間クッキングのエレクトーン演奏に編曲されたままをオケ用に編曲してあるの。
あたしの知ってる曲じゃなーい。
友達もおんなじこと言ってたよ。原曲はこちら。
メドレー最後の曲が、全く知らない曲だったんだ。
何だろう、と聞いたら友人オットが「ターラコー、ターラコー」と歌ってくれたけどわからない。
もしかして、クラシックではない?オットうなずく。
なんでもオーケストレーションすればいいってもんじゃないよ、というあたしは偏屈ババアなのかね。
次のコーナーはリロイアンダーソンの「”シン”コペーテッドクロック」だって。
時計がカチコチいうリズムが、ときどき狂っちゃうという楽しい曲ね。
赤、青に色が付けられたウッドブロックが舞台前方に登場。
曲に合わせて叩きたい人を観客から3人募って、偶然3人とも9歳。
本当はいろんな年齢の人を選ぶようにと言われていたそうだが。
大きな楽譜が観客に向けられるけど、実際に叩く子には大人がしゃがみ込んで黒子となってリズムのとおり赤、青を指さしてあげてる。
それでも3人ともちょっとずつ失敗したな。
でもね、あたしのすぐ前の利発そうな男の子は同じ年頃なのに、完璧に手を振ってたよ。
利口なお子さんを見るのは微笑ましいね。
休憩後はバイオリニスト高松亜衣さんが登場し。
モンティ作曲「チャルダッシュ」と、ブラームスの協奏曲第3楽章だけ。
高松亜衣さんは、我々が行く無料コンサートで常連と言ってもいいほどよく登場する。
お人形のように可愛らしく、バリバリの技巧曲も弾きこなす。
でも、この日はちょっと音程がずれるところがいくつかあり。
子ども向けだから、あまり練習してなかったかな。
ブラームスの協奏曲は、こないだもこのブログで紹介したよね第3楽章だけ。
あたしも第3楽章が強い印象を受けるけど、やはり一般的にもウケがいいってことだね。
最後はベートーベンの交響曲第7番の、第1と第4楽章。
これもさ、「のだめカンタービレ」で大ブームになったから大人にはウケがいいだろうけど。
子どもも「のだめ」を見ただろうか。
申し訳ないが、あたしは「ベト七」は好みじゃなくて、ほぼ寝てしまったよ。
そして嫌な予感的中。
アンコールなんて要求してないのに演奏されたのが「ラデツキー行進曲」。
あー。露骨にがっかりして頭ががっくり垂れた。
大人だから、そりゃお付き合いはしますよ。
しかし、あれ、楽しい?みんなお義理で手拍子してるだけでしょ?
やらされてる感が、あたしはとっても辛いのよ。
ま、およそわかってて同行したんだから、ここまで文句言っちゃいけないか。
終演後、乗り換え駅直結のデパートに寄って、それぞれおつまみを買って行くことにしたよ。
友人達は焼き鳥。あたしは惣菜のいちじくハムサラダといわしカルパッチョ。


待ち合わせ駅から、そのお宅まで地図で見るとだいぶ遠いんだよ。1.5kmぐらいありそう。
駅までお迎えに来てくれると言われてたけど、この悪天候のなか申し訳ない。
少しだけ憂うつな気持ちでいたら、友人ご主人が車で来てくれたからびっくり、同時にホッとした。
車酔いもしないで済んだ。
ホームパーティの様子は、また今度ね。

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コメント
お、毎月曜日、私が昼に徘徊してる所だわ
バーガーキングの数件後ろ、駐車場の次の店
ベトナム料理のインチャン、お勧めです
キューピーもそうだけど ショパンのバラ1とか
もう、編曲された方が有名なので、そっちがインプットされてるよ
私も、元の曲の方に違和感を感じるかも
あ、バーガーキングは見かけました。ベトナム料理はなじみがないけど、お勧めなら一度は体験しませんとね。
ショパンのバラ1って略語までできちゃうほど編曲があるんですか!全然聞いたことないです。きっとその編曲を聞いたらQPと同じように拒否反応しちゃいそうだなあ。